ペスキエーラ・デル・ガルダ
ペスキエーラ・デル・ガルダ Peschiera del Garda | |
---|---|
行政 | |
国 | イタリア |
州 | ヴェネト |
県/大都市 | ヴェローナ |
CAP(郵便番号) | 37019, 37010 |
市外局番 | 045 |
ISTATコード | 023059 |
識別コード | G489 |
分離集落 | #分離集落参照 |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 10,953 [1] 人 (2022-01-01) |
人口密度 | 621.3 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | arilicensi |
守護聖人 |
聖マルティーノ (San Martino) |
祝祭日 | 11月11日 |
地理 | |
座標 | 北緯45度26分19秒 東経10度41分19秒 / 北緯45.43861度 東経10.68861度座標: 北緯45度26分19秒 東経10度41分19秒 / 北緯45.43861度 東経10.68861度 |
標高 | 68 (65 - 148) [2] m |
面積 | 17.63 [3] km2 |
| |
ポータル イタリア |
ペスキエーラ・デル・ガルダ(伊: Peschiera del Garda)は、イタリア共和国ヴェネト州ヴェローナ県にある、人口約11,000人の基礎自治体(コムーネ)。
ガルダ湖南端に位置し、ミンチョ川が流れ出す地点にある。ヴェネト州最西端のコムーネであり、ロンバルディア州と境を接している。ミンチョ川の中の島には、オーストリア帝国がロンバルド=ヴェネトを統治していた時代に修築された要塞がある。
地理
[編集]位置・広がり
[編集]ヴェローナ県西端のコムーネで北はガルダ湖に面し、南はマントヴァ県、西にブレシア県と接する。ペスキエーラ・デル・ガルダの街は、県都ヴェローナの西約23km、マントヴァの北北西約32km、ブレシアの東南東約39km、州都ヴェネツィアの西約127kmに位置する。
隣接コムーネ
[編集]隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のBSはブレシア県、MNはマントヴァ県所属を示す。
- カステルヌオーヴォ・デル・ガルダ - 東
- ヴァレッジョ・スル・ミンチョ - 南東
- ポンティ・スル・ミンチョ (MN) - 南
- ポッツォレンゴ (BS) - 南西
- デゼンツァーノ・デル・ガルダ (BS) - 西
- シルミオーネ (BS) - 北西
気候分類・地震分類
[編集]気候分類では、zona E, 2381 GGに分類される[4]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 2 (sismicità media) に分類される[5]。
行政
[編集]分離集落
[編集]ペスキエーラ・デル・ガルダには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Broglie, Dolci, San Benedetto di Lugana
歴史
[編集]ローマ時代、ガリア・キザルピナに築かれた街 Ardelica は、 Lacus Benacus (ガルダ湖)の南東端の Mincius 川(ミンチョ川)が流れだす地点、すなわち現在のペスキエーラ・デル・ガルダのある場所にあった。ローマ時代に描かれた地図タブラ・ペウティンゲリアナには、 ブリクシア(ブレシア)とヴェローナの間に、Ariolica という名で描かれている。大プリニウスの『博物誌』には、Arilica として記されている。
ペスキエーラの要塞は、15世紀以降北イタリアで繰り広げられた軍事行動(たとえばナポレオン戦争)の中で重要な役割を果たした。オーストリア帝国がロンバルド=ヴェネトを統治していた時代には、クアドリラテロ (Quadrilatero) と呼ばれる4つの要塞都市群(マントヴァ、レニャーゴ、ヴェローナ、ペスキエーラ)の西北の角をなしていた。
第一次イタリア独立戦争中の1848年5月30日、サルデーニャ王国軍が6週間の攻防ののちオーストリアから奪取している。
ペスキエーラは軍事刑務所の所在地としても知られていた(2002年に閉鎖)。
社会
[編集]経済・産業
[編集]ペスキエーラは、イタリアの全国ワイン都市協会 (Associazione nazionale città del vino) に加盟している。
文化・観光
[編集]世界遺産
[編集]ベルヴェデーレ(Belvedere)とフラッシーノ(Frassino)にある水上住居の遺跡は、多国間にまたがるユネスコの世界遺産「アルプス山脈周辺の先史時代の杭上住居群」の一部を構成している(ID1363-107)。 また、ペスキエーラ・デル・ガルダの要塞都市として、多国間にまたがる世界遺産「16世紀から17世紀のヴェネツィアの防衛施設群:スタート・ダ・テッラと西スタート・ダ・マール」の一部を構成している(ID1533)。
自然・環境
[編集]フラッシーノ湖 (it:Lago del Frassino) は、キンクロハジロの貴重な越冬地である。2012年に出された欧州連合の報告書では、その環境が危機にさらされているとしている。
交通
[編集]鉄道
[編集]- イタリア鉄道(FS) / トレニタリア
- ミラノ=ヴェネツィア線
- ペスキエーラ・デル・ガルダ駅 (it:Stazione di Peschiera del Garda)
- ミラノ=ヴェネツィア線
道路
[編集]- 主要道路
姉妹都市
[編集]- ウラ・ティルソ(イタリア、オリスターノ県)
- ビジャ・カルロス・パス(アルゼンチン)
人物
[編集]著名な出身者
[編集]脚注
[編集]- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Resident population on 1st January : Lombardia” (英語). 2022年4月18日閲覧。左側メニューのPopulation and Households > Population > Resident population on 1st January > Regions and municipalities より州を選択
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Verona (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月29日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Verona (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年3月29日閲覧。
- ^ “Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ “classificazione sismica aggiornata al 31-marzo-2022-provincia” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica. イタリア市民保護局. 2022年4月30日閲覧。