ペコス・ビル
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ペコス・ビル(Pecos Bill)は、アメリカ合衆国の伝説上のカウボーイである。西部開拓時代を舞台としたホラ話によく登場する。日本語では、ペイコス・ビルと表記する場合もある。テキサス州などの南西部に古くから伝わる話で、彼は西部開拓時代の最強の英雄の一人である。 彼にはスルーフット・スーという妻もいる。
概要
[編集]次のような特徴を語られる。
- コヨーテに育てられた。
- 身長が2メートル以上ある。
- 気は優しくて力持ち。
- 投げ縄の腕は超一流。
- 鞭として、ガラガラヘビを使っている。
- 投げ縄で竜巻を捕まえた。
- 竜巻を野生馬のように乗りこなした。
- リオ・グランデ川を掘った。
- カウボーイの歌を作った。
- 愛馬の名前は、ウィドウメーカー (Widowmaker、直訳すれば「未亡人作り」だがこれはウィドウメーカーに乗ろうとした人間が皆殺され、妻だけが残ったことから)。
- 恋人の名前は、スルーフット・スー (Slue-Foot Sue), 彼女は巨大なナマズに乗ってリオ・グランデを下った。彼女を見たとき、彼は群れで釣りをしていた。
参考書籍
[編集]- ほら話の中のアメリカ - 愉快な英雄たちの痛快伝説でつづるアメリカの歴史 ISBN 9784590011912
関連項目
[編集]- ジョン・ヘンリー - ペコス・ビルと並ぶ、西部ホラ話の登場人物
- ポール・バニヤン - ペコス・ビルと並ぶ、西部ホラ話の登場人物
- トール・テイル/パラダイス・ヴァレーの奇跡 - 1995年のアメリカ映画パトリック・スウェイジがペコス・ビルを演じる。
- 藤岡琢也 - ウインダムヒルから1992年に発売された子供向けの童話『俺らはカウボーイペコス・ビル』にて日本語盤の語りを務める。
- ディズニー映画「メロディ・タイム」 - 1948年5月27日公開のディズニー製作の短編アニメ映画集。短編の1つ『青い月影 (Pecos Bill)』は、ペコス・ビルと愛馬ウィドウメーカーの逸話。
- 上記作品を元に、ディズニーランドには、「Pecos Bill's Golden Horseshoe Saloon」とも呼ばれる「Golden Horseshoe Saloon」という施設が存在する。
- 東京ディズニーランドには、「ペコスビル・カフェ」や「スルーフットスーのダイヤモンドホースシュー」があり、グーフィーがペコス・ビルに扮する「ペコス・グーフィーのフロンティアレビュー」が開催されている。
- マジックキャッスル (オンラインゲーム) - ゲーム内通貨として「ペコス」が存在する。
- フェイクロア