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ペクトライト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペクトライト(ソーダ珪灰石)
pectolite
pectolite
pectolite(アメリカ合衆国産)
分類 ケイ酸塩鉱物(イノケイ酸塩鉱物)
化学式 Ca2NaSi3O8(OH)
結晶系 三斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 4.5 - 5.0
光沢 ガラス光沢絹糸光沢
無色白色水色桃色淡黄色青色灰色
比重 2.7 - 2.9
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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ペクトライトの球状結晶(アメリカニュージャージー州産)

ペクトライト(pectolite)またはソーダ珪灰石(ソーダけいかいせき)は、鉱物ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は Ca2NaSi3O8(OH)。結晶系三斜晶系珪灰石グループの鉱物。

1828年イタリアで発見された。

産出地

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アメリカ合衆国カナダイギリススウェーデンチェコイタリアロシア連邦モロッコバハマドミニカ共和国など。

性質・特徴

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透明、または半透明であり、不純物として含まれるマンガンにより桃色を、により水色をそれぞれ示す。また、シャトヤンシーを示すものもある。

硬度は4.5~5.0(シリカ成分が多くなると硬くなる)。比重は2.7~2.9。

用途・加工法

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硬度が低く、また割れやすいが、トルコ石のように装飾品として利用される。

ラリマー

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特にドミニカ産はラリマーと呼ばれ珍重されている。

参考文献

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  • 松原聰宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会国立科学博物館叢書〉、2006年、98頁。ISBN 978-4-486-03157-4 

関連項目

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外部リンク

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