ベース鉱
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ベース鉱 vaesite | |
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分類 | 硫化鉱物 |
化学式 | NiS2 |
結晶系 | 立方晶系 |
モース硬度 | 4.5-5.5 |
光沢 | 金属光沢 |
比重 | 4.45 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ベース鉱(べーすこう、vaesite)は、黄鉄鉱族に属し、硫化ニッケルを主成分として少量のコバルトや鉄を含む硫化鉱物。フランス領コンゴ・カタンガ州(現在のコンゴ民主共和国ルアラバ州)カソンピ鉱山で発見され、発見者であるユニオン・ミニエール所属のベルギーの鉱物学者、ヨハネス・ベース(Johannes F. Vaes,1902-1978)にちなみ命名された[1][2]。
ベース鉱のニッケルがコバルトに置換するとカチエル鉱になる(カチエル鉱も旧カタンガ州で発見されている)。
脚注
[編集]- ^ 地学団体研究会 1996, p. 1182.
- ^ Kerr, Paul F. (1945). “Cattierite and Vaesite: New Co-Ni Minerals from the Belgian Kongo”. American Mineralogist 30 (7–8): 483–492. ISSN 1945-3027 .
参考文献
[編集]- 地学団体研究会『新版 地学事典』平凡社、1996年、1182頁。ISBN 9784582115062。