コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ベン・ローウェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベン・ローウェン
Ben Rowen
ニューヨーク・メッツ時代
(2017年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ピネラス郡ダニーデン英語版
生年月日 (1988-11-15) 1988年11月15日(36歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト22巡目
初出場 2014年6月15日
年俸 $507,500 (2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ベンジャミン・ラモン・ローウェンBenjamin Ramon Rowen, 英語発音: /ˈbɛn ˈroʊən/[2]; 1988年11月15日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ピネラス郡ダニーデン英語版出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

フロリダ州ダニーデン英語版で誕生後、ニューヨーク州イーストオーロラ英語版カリフォルニア州ランチョ・パロス・ベルデスを転々として少年時代を過ごした[3]

プロ入りとレンジャーズ時代

[編集]

2010年MLBドラフト22巡目(全体676位)でテキサス・レンジャーズから指名され、6月14日に契約。契約後、傘下のA-級スポケーン・インディアンス英語版でプロデビュー。21試合に登板して2勝0敗1セーブ、防御率1.09、30奪三振を記録した。

2011年はA級ヒッコリー・クロウダッズでプレーし、33試合に登板して5勝4敗2セーブ、防御率1.98、43奪三振を記録した。

2012年はA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレーし、38試合に登板して5勝0敗19セーブ、防御率1.57、52奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロス英語版に所属した。

2013年はまずAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、31試合に登板して3勝0敗10セーブ、防御率0.53、28奪三振と好投した。6月20日にAAA級ラウンドロック・エクスプレスへ昇格すると、20試合の登板で3勝1敗3セーブ、防御率0.84、30奪三振と奮闘した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]

2014年2月26日にレンジャーズと1年契約に合意[5]。3月12日にAAA級ラウンドロックへ異動し、そのまま開幕を迎えた。開幕後は失点が続いたが、その後は10試合連続無失点を記録し、6月11日にタナー・シェパーズ故障者リスト入りしたためメジャーへ初昇格した[6]。6月15日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビュー。4点ビハインドの8回裏無死から登板し、1回を無安打無失点に抑えた[7]。その後もリリーフとして登板したが、7月3日のボルチモア・オリオールズ戦で0.2回を投げ2安打2失点と救援に失敗し、翌4日にAAA級ラウンドロックへ降格した。降格後はAAA級ラウンドロックで18試合に登板したが、メジャーへ昇格することはなかった。この年メジャーでは8試合に登板して防御率4.15、7奪三振を記録した。オフの12月16日にDFAとなり[8]、19日に自由契約となった。

オリオールズ傘下時代

[編集]

2015年1月20日にロサンゼルス・ドジャースでマイナー契約を結んだが、4月9日にライアン・ウェブブライアン・ウォードとのトレードで、クリス・オブライエンと共にオリオールズへ移籍した[9]。移籍後は傘下のAA級ボウイ・ベイソックスで16試合に登板。防御率1.90と好投し、5月29日にAAA級ノーフォーク・タイズへ昇格。しかし、6試合の登板で6月21日にAA級ボウイへ降格すると、7月5日に自由契約となった。

カブス傘下時代

[編集]

2015年7月5日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[10]。契約後は傘下のAAA級アイオワ・カブスでプレーし、8試合に登板して2勝0敗、防御率0.00、7奪三振と好投した。7月29日にカブスとメジャー契約を結んだ[11]が、登板機会のないまま31日にDFAとなった[12]

ブルージェイズ傘下時代

[編集]

2015年8月3日にウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍した[13]。移籍後は傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーし、14試合に登板して0勝1敗1セーブ、防御率2.00、11奪三振を記録した。

2016年3月13日にAAA級バッファローへ異動し、そのまま開幕を迎えた。8月1日にDFAとなった[14]

ブルワーズ時代

[編集]

2016年8月4日にウェイバー公示を経てミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[15]。ブルワーズでは4試合に登板して防御率15.00、2奪三振と結果を残せなかった。オフの11月7日にFAとなった[16]

メッツ傘下時代

[編集]

2016年12月15日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、2017年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[17]

2017年は傘下のAAA級ラスベガス・フィフティワンズでプレーし、54試合に登板して3勝3敗、防御率4.41、52奪三振を記録した。オフの11月6日にFAとなった[16]

レッズ傘下時代

[編集]

2018年2月19日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。シーズンでは開幕から傘下のAAA級ルイビル・バッツでプレーしていたが、5月9日に自由契約となった[16]

独立リーグ時代

[編集]

2018年6月3日に独立リーグであるアトランティックリーグシュガーランド・スキーターズと契約した。15試合に登板して3勝1敗、防御率4.50、13奪三振を記録した。

ブレーブス傘下時代

[編集]

2019年1月18日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。シーズンでは傘下のAA級ミシシッピ・ブレーブスとAAA級グウィネット・ストライパーズでプレーし、2球団合計で40試合(先発7試合)に登板して5勝3敗1セーブ、防御率3.61、65奪三振を記録した。

2020年オフの11月2日にFAとなった[16]

エンゼルス時代

[編集]

2020年12月14日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[16]

2021年4月12日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[18]、同日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で2016年以来5年ぶりとなるメジャー復帰登板を果たした[19]。5月5日にDFAとなり[20]、8日にマイナー契約で傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズへ配属された[21]。オフの10月15日にFAとなった。

投球スタイル

[編集]

右のアンダースロー。平均78mph(約125.5km/h)のツーシームチェンジアップカーブスライダー変化球を持つ[22]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2014 TEX 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 39 8.2 10 0 4 3 0 7 0 0 4 4 4.15 1.61
2016 MIL 4 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 19 3.0 10 0 0 0 0 2 0 0 6 5 15.00 3.33
2021 LAA 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 49 11.1 12 3 2 0 2 8 0 0 8 7 5.56 1.24
MLB:3年 20 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 107 23.0 32 3 6 3 2 17 0 0 18 16 6.26 1.65
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 39(2014年)
  • 47(2016年)
  • 71(2021年)

脚注

[編集]
  1. ^ Ryan Garton Contract Details, Salaries, & Earnings”. spotrac. July 30, 2016閲覧。
  2. ^ 英語のIPA発音記号変換(アメリカ英語)”. tophonetics.com. 2021年4月19日閲覧。
  3. ^ Amy Moritz (2015年8月12日). “Family is the key to baseball life for Ben Rowen” (英語). The Buffalo News. 2021年2月27日閲覧。
  4. ^ T.R. Sullivan (November 20, 2013). “Rangers claim Tolleson off waivers from Dodgers” (英語). MLB.com. July 31, 2016閲覧。
  5. ^ Rangers agree to terms with twelve players” (英語). MLB.com (February 26, 2014). July 31, 2016閲覧。
  6. ^ Rangers place RHP Tanner Scheppers on 15-day DL” (英語). MLB.com (June 11, 2014). July 31, 2016閲覧。
  7. ^ Scores for Jun 15, 2014” (英語). ESPN (June 15, 2014). July 31, 2016閲覧。
  8. ^ Rangers designate pitchers Scott Barnes and Ben Rowen for assignment” (英語). MLB.com (December 16, 2014). July 31, 2016閲覧。
  9. ^ Orioles acquire minor league CA Chris O'Brien and RHP Ben Rowen from Los Angeles Dodgers” (英語). MLB.com (April 9, 2014). July 31, 2016閲覧。
  10. ^ Jorge Soler activated; RHP Rowen added to Iowa” (英語). MiLB.com (July 5, 2015). July 31, 2016閲覧。
  11. ^ Cubs recall RHP Yoervis Medina, select RHP Ben Rowen from Triple-A Iowa” (英語). MLB.com (July 29, 2015). July 31, 2016閲覧。
  12. ^ Cubs Acquire RHP Tommy Hunter from Baltimore for Outfielder Junior Lake” (英語). MLB.com (July 31, 2015). July 31, 2016閲覧。
  13. ^ Steve Adams (August 3, 2015). “Blue Jays Claim Ben Rowen From Cubs” (英語). MLB Trade Rumors. July 31, 2016閲覧。
  14. ^ Charlie Wilmoth (August 1, 2016). “Minor MLB Transactions: 8/1/16” (英語). MLB Trade Rumors. August 9, 2016閲覧。
  15. ^ Steve Adams (August 4, 2016). “Brewers Claim Ben Rowen From Blue Jays” (英語). MLB Trade Rumors. August 9, 2016閲覧。
  16. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2021年2月27日閲覧。
  17. ^ Marc Carig (December 15, 2016). “Mets sign pitchers Ben Rowen and Cory Burns” (英語). Newsday.com. February 2, 2017閲覧。
  18. ^ Connor Byrne (2021年4月12日). “Angels Place Anthony Rendon On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年4月25日閲覧。
  19. ^ Los Angeles Angels at Kansas City Royals Box Score, April 12, 2021” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年4月25日閲覧。
  20. ^ Anthony Franco (2021年5月5日). “Angels Place Anthony Rendon On Injured List, Designate Ben Rowen” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月7日閲覧。
  21. ^ Mark Polishuk (2021年5月8日). “Angels Place Alex Cobb On 10-Day Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月10日閲覧。
  22. ^ Ben Rowen Baseball Statistics 2007-2016”. Baseball Cube. July 31, 2016閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]