ベンゾインアルドラーゼ
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ベンゾインアルドラーゼ(Benzoin aldolase、EC 4.1.2.38)、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- 2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノン2 ベンズアルデヒド
従って、この酵素の基質は2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノンのみ、生成物はベンズアルデヒドのみである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するアルデヒドリアーゼに分類される。系統名は、2-ヒドロキシ-1,2-ジフェニルエタノン ベンズアルデヒドリアーゼ (ベンズアルデヒド形成)(2-hydroxy-1,2-diphenylethanone benzaldehyde-lyase (benzaldehyde-forming))である。他に、benzaldehyde lyase、2-hydroxy-1,2-diphenylethanone benzaldehyde-lyase等とも呼ばれる。この酵素は、補因子としてチアミンピロリン酸を必要とする。
構造
[編集]2007年末時点で、3つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、2AG0、2AG1、2UZ1である。
出典
[編集]- Gonzalez B, Vicuna R (1989). “Benzaldehyde lyase, a novel thiamine PPi-requiring enzyme, from Pseudomonas fluorescens biovar I”. J. Bacteriol. 171 (5): 2401–5. PMC 209914. PMID 2496105 .