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ベル・ロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベル・ロード
アリゾナ州スコッツデールで、ベル・ロードとスコッツデール・アベニューの交差点の南東角に建っている、フランク・ロイド・ライトが設計した「スコッツデール・スパイア (Scottsdale Spire)」。
名祖Harvey Bell
種別幹線道路
所有者マリコパ郡、および、サプライズピオリアグレンデールフェニックススコッツデールの各市。
全長34.6 mi[1] (55.7 km)
スコッツデール市内で1.4 mi (2.25 km)の中断区間がある。[1]
所在地フェニックス都市圏
西端Sun Valley Parkwayサプライズ
北緯33度38分18秒 西経112度27分36秒 / 北緯33.63833度 西経112.46000度 / 33.63833; -112.46000
東端McDowell Mountain Ranch Road(スコッツデール
北緯33度38分20秒 西経111度50分40秒 / 北緯33.63889度 西経111.84444度 / 33.63889; -111.84444
Union Hills Drive (18600 North)
Greenway Road (15400 North)
整備
完成現在の線形は、1970年代半ば[2]

ベル・ロード (Bell Road) は、アリゾナ州フェニックスを中心としたフェニックス都市圏英語版の北部を東西に貫通する主要な幹線道路[3]。都市圏北東部でアグア・フリア川を渡る数少ない道路のひとつであり、フェニックスと、その郊外都市として成長しているサプライズを結ぶ重要な連絡路となっている。このため、ベル・ロードの中でもサプライズやサンシティを通る区間は、アリゾナ州内でも最も交通量の多い幹線道路となっている[4]

この道路の名称は、ジェームズ・シア (James Shea) とともにパラダイス・ベルデ灌漑地区 (the Paradise Verde Irrigation District) を1916年に開設した農場主ハーヴェイ・ベル (Harvey Bell) に因んだものである[5][6]

経路

[編集]

この通りは、マリコパ郡のグリッド・システム(格子状道路区画)における 17000 North の線に沿って通っている[7]。東端側では、ベル・ロードの中でも重要な部分であるおよそ31マイル (50 km)ほどの区間が、フェニックススコッツデールの境界となっているスコッツデール・ロード (Scottsdale Road) との交差点から始まる。そこから西へ向かうと、フェニックス市内でアリゾナ州道51号線英語版州間高速道路17号線英語版と交差し、次いでピオリア市内で州道101号線英語版(環状101号線 (Loop 101)、アグア・フリア・フリーウェイ (Agua Fria Freeway))、サプライズ国道60号線英語版の一部であるグランド・アベニュー (Grand Avenue) と州道303号線英語版(環状303号線 (Loop 303))と、それぞれ交差する。ビアーズリー運河 (the Beardsley Canal)の西側で、道はカーブしてホワイト・タンク・マウンテン地方公園英語版の周囲を回り込み、サン・バレー・パークウェイ (Sun Valley Parkway) となる。

66丁目 (66th Street) より東側では、ベル・ロードは南東方向に折れて伸びており、スコッツデール・ロードとの交差点からは建築家、デザイナーのフランク・ロイド・ライトに因んだフランク・ロイド・ライト・ブールバード (Frank Lloyd Wright Boulevard) となる。この区間の線形は、1970年代半ばにセントラル・アリゾナ・プロジェクト英語版 (CAP) の運河が建設された際に、これに並行して建設された[2]。スコッツデール市内のこの辺りでは、連続していない形になっているベル・ロードの区間が、フランク・ロイド・ライト・ブールバードよりも北側に、およそ3.7マイル (6.0 km)ほど存在しており、その区間には州道101号線(ピモ・フリーウェイ (Pima Freeway))との交差点もある。

地図
この地図の中央にあるゴルフ場 TPC Scottsdale 一帯の緑地によって、ベル・ロードは中断された形となっている。緑地の南側で東南東=西北西に伸びているのがフランク・ロイド・ライト・ブールバードとCAP運河である。

マクダウェル山地英語版の東側では、ベル・ロードの延長線がファウンテン・ヒルズの北側の市境となっている。

ベル・ロード沿い、ないし、近傍に位置するおもな施設としては、スコッツデール市営空港英語版ターフ・パラダイス競馬場英語版アローヘッド・タウン・センター英語版ピオリア・スポーツ・コンプレックスなどがある。ベル・ロードはまた、かつてはサプライズが町として創設された当初の北の境界にもなっていた[8]

脚注

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  1. ^ a b Google Maps – Bell Road (Map). Cartography by Google, Inc. Google, Inc. 2016年1月18日閲覧
  2. ^ a b http://www.historicaerials.com/aerials.php?javascript=1&scale=622&lon=-111.92868476269031&lat=33.63777377029446&year=1970
  3. ^ “DREADFUL BELL GROWTH TAKES ITS TOLL ON N. VALLEY'S MAIN ARTERY”. Arizona Republic (Gannett Co.): p. A.1. (2005年1月30日) 
  4. ^ Turner, Erin (2009年12月15日). “Homeowners offer mixed reactions to El Mirage Road addition”. Your West Valley News (Your West Valley News). http://www.yourwestvalley.com/topstory/article_48b96f7e-33d2-599d-9ffd-b6555c44cf56.html 2016年1月17日閲覧。 
  5. ^ Thompson, Clay (January 10, 2007). “VALLEY ROADS: HOW THEY GOT THEIR NAMES”. Arizona Republic (Gannett Co.): p. B.12 
  6. ^ North-Hager, Eddie (2001年1月3日). “WEST BELL: TRAFFIC MAGNET MORE DEVELOPMENT WILL ONLY WORSEN JAMS”. Arizona Republic (Gannett Co.): p. 1 (Sun Cities/Surprise Community section) 
  7. ^ Miner, Carrie (2007). Off the Beaten Path: Arizona (6th ed.). GPP Travel. p. 101. ISBN 978-0762741953 
  8. ^ Surprise Original Town Site” (PDF). City of Surprise. 2019年4月3日閲覧。