ベラルーシ鉄道BKG1形電気機関車
表示
ベラルーシ鉄道BKG1形電気機関車 БКГ1 | |
---|---|
BKG1-012 | |
基本情報 | |
運用者 | ベラルーシ鉄道 |
製造所 | 大同電力機車 |
製造年 | 2012年 |
製造数 | 12両 |
主要諸元 | |
軸配置 | (Bo-Bo)+(Bo-Bo) |
軌間 | 1,520 mm(1,524 mm) |
電気方式 |
交流20,000V 50Hz (架空電車線方式) |
設計最高速度 | 120 km/h |
自重 | 240 t |
軸重 | 25 t |
定格出力 | 9,600 kw |
定格速度 | 65 km/h |
制動装置 | 空気ブレーキ、電気ブレーキ(電空協調制御) |
備考 | 主要数値は[1][2]に基づく。 |
BKG1形(ベラルーシ語: БКГ1)は、ベラルーシ鉄道(Беларуская чыгунка)が所有する交流電化区間用電気機関車。中国の大同電力機車によって製造された[1][2]。
概要・運用
[編集]中国の支援で電化区間の拡大を行っているベラルーシ鉄道での貨物輸送を目的に開発された機関車。2010年10月に発注が行われた[1][2][3]。
大同電力機車がアルストムと共同開発を行ったHXD2型のうち2車体連結式のHXD2型を基にし形式で、ロシアにおける標準規格であるGOSTを満たした設計となっている。ベラルーシのみならずCIS諸国への投入も視野においており、車体や機器は-40℃から40℃まで対応可能な耐寒構造である。電圧の制御などはマイクロプロセッサを用い、制動装置には電空協調制御機能が採用され、電気ブレーキと空気ブレーキ双方を使用可能である。これらの機器は自動診断システムによって管理されている他、ロシアの安全基準を満たした自動消火装置も設置されている[1][2]。
最初の車両は2012年に完成し、同年から営業運転が開始された。2019年の時点で12両が営業運転に就いている[2][4]。
-
BKG1-010
-
BKG1-001が牽引する貨物列車(動画)
-
運転台(BKG1-004)
-
機器室(BKG1-004)
関連形式
[編集]- ベラルーシ鉄道BKG2形電気機関車 - 2015年からベラルーシ鉄道に導入されている電気機関車。大同電力機車製のHXD2C形を基に設計が行われた[5]。
-
BKG2形
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 中白货运1型八轴9600kW货运电力机车 中车大同电力机车 2019年7月26日閲覧
- ^ a b c d e Chinese locomotives on their way to Belarus 2012年1月30日作成 2019年7月26日閲覧
- ^ “China to fund more electrification in Belarus” (英語). レールウェイ・ガゼット・インターナショナル (2015年5月21日). 2019年7月26日閲覧。
- ^ “Список подвижного состава БКГ1”. TrainPix. 2019年7月26日閲覧。
- ^ “中白货运2型六轴7200kW货运电力机车” (中国語). 中车大同电力机车. 2019年7月26日閲覧。