ベスト・フットボーラー・イン・アジア
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ベスト・フットボーラー・イン・アジア | |
---|---|
スポーツ | サッカー |
選考会 | タイタン・スポーツ |
受賞対象 | 男子のアジア年間最優秀選手 |
英語名 | Best Footballer in Asia |
歴史 | |
初回 | 2013 |
最多受賞 | 孫興慜 (9回) |
最新受賞 | アクラム・アフィーフ (1回目) |
ベスト・フットボーラー・イン・アジア(中: 亚洲金球奖, 英: Best Footballer in Asia)は、2013年に中国のスポーツ紙『タイタン・スポーツ』によって創設された、アジアの年間最優秀サッカー選手に与えられる賞である[1][2]。
なお、アジアサッカー連盟(AFC)による『アジア年間最優秀選手賞』とは異なる[3]。
概要
[編集]バロンドールの影響を受けて創設された賞であり[2]、「アジア版バロンドール」という位置付けになっている[4]。賞を創設したタイタン・スポーツはフランス・フットボール、レキップと長年のパートナーであり[1]、2007年にバロンドールの選考対象が全世界に拡大されたときには中国本土で唯一の投票権を与えられた[1][2]。
「AFC加盟国の国籍を持つ選手」と「AFC加盟国の国籍を持たないが、アジアの国内リーグで外国人選手としてプレーする選手」が対象となる[1][4]。タイタン・スポーツが候補者リストを発表するが、有権者は候補者リスト以外の選手に投票することも可能である[1]。投票はAFC加盟国のジャーナリスト、FOXスポーツやフランス・フットボール、ガゼッタ・デロ・スポルトのような世界的なスポーツメディアの代表者によって行われる[1]。
歴代受賞者
[編集]年度 | 順位 | 選手 | 所属クラブ | ポイント | 得票率 |
---|---|---|---|---|---|
2013[5] | |||||
1位 | 本田圭佑 | CSKAモスクワ | 46 | 13.9% | |
2位 | エウケソン | 広州恒大 | 32 | 9.7% | |
3位 | ダリオ・コンカ | 広州恒大 | 32 | 9.7% | |
2014[5] | |||||
1位 | 孫興慜 | バイエル・レバークーゼン | 74 | 20.6% | |
2位 | 本田圭佑 | ACミラン | 56 | 15.6% | |
3位 | アンテ・コヴィッチ | ウェスタン・シドニー | 37 | 10.3% | |
2015[5] | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 49 | 16.3% | |
2位 | 鄭智 | 広州恒大 | 32 | 10.7% | |
3位 | リカルド・グラール | 広州恒大 | 32 | 10.7% | |
2016[5] | |||||
1位 | 岡崎慎司 | レスター・シティ | 126 | 22.1% | |
2位 | オマル・アブドゥッラフマーン | アル・アイン | 123 | 21.6% | |
3位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 109 | 19.1% | |
2017[5] | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 157 | 23.4% | |
2位 | オマル・フリービーン | アル・ヒラル | 127 | 18.9% | |
3位 | ラファエル・ダ・シルバ | 浦和レッズ | 57 | 8.5% | |
2018[6] | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 206 | 29.3% | |
2位 | 長谷部誠 | アイントラハト・フランクフルト | 64 | 9.1% | |
3位 | アリレザ・ベイランヴァンド | ペルセポリス | 50 | 7.1% | |
2019[7][8] | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 258 | 31.6% | |
2位 | アクラム・アフィーフ | アル・サッド | 114 | 14.0% | |
3位 | 南野拓実 | レッドブル・ザルツブルク | 90 | 11.0% | |
2020 | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 286 | 35.0% | |
2位 | サルダル・アズムン | ゼニト・サンクトペテルブルク | 89 | 10.9% | |
3位 | ジュニオール・ネグラン | 蔚山現代 | 83 | 10.2% | |
2021 | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 242 | 30.3% | |
2位 | サルダル・アズムン | ゼニト・サンクトペテルブルク | 111 | 13.9% | |
3位 | メフディ・タレミ | ポルト | 90 | 11.3% | |
2022 | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 256 | 26.7% | |
2位 | メフディ・タレミ | ポルト | 120 | 12.5% | |
3位 | サーレム・アッ=ドーサリー | アル・ヒラル | 112 | 11.7% | |
2023 | |||||
1位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 231 | 22.9% | |
2位 | 金玟哉 | バイエルン・ミュンヘン | 197 | 19.5% | |
3位 | クリスティアーノ・ロナウド | アル・ナスル | 172 | 17.1% | |
2024 | |||||
1位 | アクラム・アフィーフ | アル・サッド | 181 | 18.0% | |
2位 | 孫興慜 | トッテナム・ホットスパー | 168 | 16.7% | |
3位 | スフィアン・ラヒミ | アル・アイン | 115 | 11.4% |
受賞回数
[編集]選手別
[編集]選手 | 受賞 | 2位 | 3位 | 合計 |
---|---|---|---|---|
孫興慜 |
9 (2014,2015,2017,2018,2019,2020,2021,2022,2023) | 0 | 1 (2016) | 10 |
本田圭佑 |
1 (2013) |
1 (2014) | 0 | 2 |
アクラム・アフィーフ |
1 (2024) |
1 (2019) | 0 | 2 |
岡崎慎司 |
1 (2016) |
0 | 0 | 1 |
国籍別
[編集]国籍 | 人数 | 回数 | 受賞年度 |
---|---|---|---|
韓国 | 1 | 9 | 2014,2015,2017,2018,2019,2020,2021,2022,2023 |
日本 | 2 | 2 | 2013,2016 |
カタール | 1 | 1 | 2024 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f “Best Footballer in Asia award: All you need to know”. FOX Sports Asia (2017年12月26日). 2019年2月19日閲覧。
- ^ a b c “骆明:媒体参与书写足球历史 亚洲金球奖体坛制造”. Titan24 体坛网. 体坛周报 (2013年10月25日). 2016年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月19日閲覧。
- ^ “韓国代表FWソン・フンミンが2017年の“ベスト・オブ・アジア”に選出…3度目の受賞”. Goal.com (2018年4月26日). 2019年2月20日閲覧。
- ^ a b “2018年「アジア版バロンドール」候補者24人発表 日本人5人、Jリーガー助っ人3人選出”. Football ZONE WEB (2018年12月19日). 2019年2月20日閲覧。
- ^ a b c d e “Best Footballer in Asia 2018: The former winners”. FOX Sports Asia (2018年12月21日). 2019年2月19日閲覧。
- ^ “Son Heung-min, the Best Footballer in Asia 2018”. FOX Sports Asia (2019年1月4日). 2019年2月19日閲覧。
- ^ “Son Heung-min claims Best Footballer in Asia 2019 to make it five wins in six years”. FOX Sports Asia. FOX Networks Group Asia (2020年1月3日). 2020年1月27日閲覧。
- ^ “中国紙主催のアジア年間MVP、ソン・フンミンが3年連続5回目の受賞。南野拓実3位”. フットボールチャンネル. 株式会社カンゼン (2020年1月4日). 2020年1月27日閲覧。