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ベスト・オブ・EL&P

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ザ・ベスト・オブ・ELP』
エマーソン・レイク&パーマーコンピレーション・アルバム
リリース
録音 -
ジャンル プログレッシブ・ロック
時間
レーベル マンティコア
プロデュース -
専門評論家によるレビュー
エマーソン・レイク&パーマー アルバム 年表
イン・コンサート
(1979)
ベスト・オブ・EL&P
(1980)
ブラック・ムーン
(1992)
テンプレートを表示

ベスト・オブ・EL&P (THE BEST OF EMERSON,LAKE AND PALMER) は、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)が1980年に発表したベスト・アルバム

内容

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本作はELPの初めての公式なベスト・アルバムであり、浮世絵のイラストをジャケットに使用した事で有名である。

「庶民のファンファーレ」のシングル・バージョンとは、9分24秒のオリジナル作品の後ろ2/3をフェード・アウトし、残りから中間部分をカットして2分57秒に編集したもの。

「悪の経典♯9 第一印象 パート2」とは「第一印象」の後半の4分48秒である[注釈 1]

収録曲

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  1. ホウダウン - Hoedown (Aaron Copeland)
  2. ラッキーマン - Lucky Man (Greg Lake)
  3. 悪の経典♯9 第一印象 パート2 - Karn Evil #9: 1st Impression, Part 2 (Keith Emerson, Lake)
  4. 聖地エルサレム - Jerusalem (William Blake, Hubert Parry)
  5. ピーター・ガン - Peter Gunn (Henry Mancini)
  6. 庶民のファンファーレ(シングル・バージョン)- Fanfare for the Common Man (Copeland)
  7. スティル…ユー・ターン・ミー・オン - Still...You Turn Me On (Lake)
  8. 孤独なタイガー - Tiger in a Spotlight (Emerson, Lake, Carl Palmer, Peter Sinfield)
  9. トリロジー - Trilogy (Emerson, Lake)

評価

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人気グループのベスト・アルバムとなれば相当の売り上げがあるのが通例だが、本作はアメリカでの最高順位が108位と、ベスト100にも入らなかった[1]

再発盤(1994年)

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1994年、アトランティック・レーベルから販売権利を引き継いだRhinoから、計14曲を収録して再発売された[注釈 2]。 ジャケットはバンドの統一ロゴマークを配置したものになった。

  1. フロム・ザ・ビギニング - From the Beginning (Lake)
  2. 聖地エルサレム - Jerusalem (Blake, Parry)
  3. スティル…ユー・ターン・ミー・オン - Still...You Turn Me On (Lake)
  4. 庶民のファンファーレ(シングル・バージョン)- Fanfare for the Common Man (Copeland)
  5. ナイフ・エッジ - Knife Edge (Leoš Janáček, Johann Sebastian Bach)
  6. タルカス - Tarkus (Emerson, Lake)
  7. 悪の教典♯9 第一印象 パート2 - Karn Evil #9: 1st Impression, Part 2 (Emerson, Lake)
  8. セ・ラ・ヴィ - C'est la Vie (Lake, Sinfield)
  9. ホウダウン - Hoedown (Copeland)
  10. トリロジー - Trilogy (Emerson, Lake)
  11. ホンキー・トンク・トレイン・ブルース - Honky Tonk Train Blues (Meade "Lux" Lewis)
  12. ブラック・ムーン(シングル・バージョン)- Black Moon (Emerson, Lake, Palmer)
  13. ラッキー・マン - Lucky Man (Lake)
  14. 夢みるクリスマス(オリジナル・シングル・ヴァージョン) - I Believe in Father Christmas (Lake)

脚注

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注釈

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  1. ^ LPレコード盤の収録時間には制限があったので、1973年に発表された「恐怖の頭脳改革」では、「悪の教典#9 第一印象」の前半8分43秒がA面の終わりに「パート1」、後半4分47秒がB面の冒頭に「パート2」として収録されていた。
  2. ^ 1980年版の収録曲のうち、「ピーター・ガン」と「孤独のタイガー」以外の7曲が引き続いて収録された。

出典

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  1. ^ Macan (2006), pp. 438–439.

引用文献

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  • Macan, Edward (2006). Endless Enigma: A Musical Biography of Emerson, Lake and Palmer. Chicago and La Salle: Open Court. ISBN 978-0-8126-9596-0