ヘンリー幸田
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ヘンリー 幸田(ヘンリー こうだ、本名・幸田 栄夫[1]、1943年(昭和18年)[2] - 2014年(平成26年)12月16日[1])は、日本出身のアメリカ合衆国の法律家。米国特許弁護士、日本弁理士。
略歴
[編集]東京都大田区出身[2]。学習院大学理学部化学科を卒業後、杏林薬品に就職するが1年で辞めて特許事務所に転職。勤務の傍ら、明治大学法学部で法学を学び、1970年に弁理士試験に合格する[3]。
協和特許法律事務所での勤務の後、1972年に渡米し、ロサンゼルスのスペンスリー・ホーン・ジュバス・ルービッツ法律事務所で働きながら、パテント・エージェントおよびニューヨーク州弁護士の資格を取得。1977年に米国にてコーダ&アンドローラ法律事務所を開設した。1993年にはペパーダイン大学ロー・スクールで特別課程を修了している。創価大学法科大学院教授、東京理科大学専門職大学院客員教授として教鞭も執った[2][3][4]。
また、トーマス・エジソンの発明品の収集家だった。収集した発明品約2,600点はバンダイに譲渡され、栃木県下都賀郡壬生町のおもちゃのまちバンダイミュージアムでエジソンミュージアムとして展示されている。幸田はその後も収集を続け、3,000点を超えた発明品を展示する博物館を開くことを夢見ていた[1][2]。
著作
[編集]- 米国特許法逐条解説(発明協会)
- アメリカ特許事件ファイル(発明協会)
- ステイング・パワー(発明協会)
- 知的所有権で日本が勝つ日(徳間書店)
- ビジネスモデル特許(日刊工業新聞社)
- 天才エジソンの秘密〜母が教えた7つのルール(講談社)
脚注
[編集]- ^ a b c 【生かせ!知財ビジネス】「日本にエジソン博物館が夢」 幸田氏を偲ぶ SankeiBiz、2015年3月14日
- ^ a b c d エジソン発明品収集家 ヘンリー幸田先生を囲んで パテント (PDF)
- ^ a b 明治ですから!:卒業生:エジソンとの出会い ヘンリー幸田(1970年法学部卒業業) 明治大学
- ^ あの人とこんな話 米国で仕事と同じほど私を夢中にさせたエジソン。米国弁護士 ヘンリー幸田さん asahi.com(朝日新聞社)、2006年6月5日