ヘルデル石
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ヘルデル石 | |
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ヘルデル石 | |
分類 | リン酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 08.BA.10 |
化学式 | CaBe(PO4)(F,OH) |
結晶系 | 単斜晶 |
対称 |
単斜晶、プリズム状 ヘルマン・モーガン記号: (2/m) 空間群: P 21/a |
単位格子 | a = 4.81 Å, b = 7.7 Å, c = 9.82 Å; β = 90.1°; Z=4 |
晶癖 | プリズム状管状結晶、擬斜方晶または擬六方晶、繊維状ブドウ房状から球状の集合体 |
双晶 | On {100} or {001} as fishtail contact |
へき開 | {110}不明瞭 |
断口 | 準貝殻状 |
モース硬度 | 5 - 5.5 |
光沢 | ガラス質 |
色 | 無色、淡黄色、緑白色 |
透明度 | 透明 - 半透明 |
比重 | 3.02 |
光学性 | 2軸 (-) |
屈折率 | nα = 1.556 - 1.592 nβ = 1.578 - 1.610 nγ = 1.589 - 1.620 |
複屈折 | δ = 0.033 |
光軸角 2V | 計算: 70° |
蛍光 | 紫外線下で紫色蛍光、X線下で桃橙色リン光 |
文献 | [1][2][3] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
ヘルデル石(Herderite、ヘルデライト)は、燐灰石の仲間のリン酸塩鉱物で、組成はCaBe(PO4)(F,OH)である。しばしば双晶となる単斜晶を形成する。色は無色から黄色、緑色まで様々である。水酸基が卓越すると水酸ヘルデル石(Hydroxylherderite, CaBe(PO4)(OH,F))[4]となるが、市場に出回っている標本はこちらの方が多いとされる。
しばしばペグマタイトの中に、また他の燐灰石とともに、世界中の様々な場所で見つかる。
1828年にザクセン州エルツ山脈のザウベルク鉱山で発見されたものが初めて記載され、ドイツの鉱山学者ジギムント・アウグスト・ヴォルフガング・ヘルダーに因んで命名された[1]。