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ヘテロヒウス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヘテロヒウス Heterohyus
地質時代
始新世
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
下綱 : 真獣下綱 Eutheria
上目 : ローラシア獣上目 Laurasiatheria
: キモレステス目 Cimolesta
亜目 : 幻獣亜目 Apatotheria
: 幻獣科 Apatemyidae
: ヘテロヒウス属 Heterohyus
学名
Heterohyus
Gervais1848
  • H. nanus

ヘテロヒウス (Heterohyus) は新生代古第三紀始新世に生息していた化石哺乳類である。哺乳綱 - キモレステス目に属する。

特徴

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頭胴長約13cm、尾長約18cmと、幻獣科(アパテミス科)としては小柄となる[1]。頭部は身体に比して大きい。部には、幻獣科の特徴である典型的な上下に大型の切歯を持つが、同時にこれは初期真獣類に典型的な食虫類的な形態から特殊化が進んでいる事を示している[1]。前肢端の指は長く、先端に鉤爪を持っている。この爪で、樹皮や幹の穴にいる昆虫を引き出し、食べていたものと推測されている。樹上生活者であったが、長い尾はものを掴むことができなかったとされる[1]

分布

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ドイツメッセル採掘場など、ヨーロッパから化石が見つかっている[1]

脚注

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  1. ^ a b c d 『新版 絶滅哺乳類図鑑』 65頁

関連項目

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メッセルで発見された哺乳類

参考文献

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  • 富田幸光文伊藤丙雄岡本泰子イラスト『絶滅哺乳類図鑑』丸善、2002年。ISBN 4-621-04943-7 
  • 富田幸光『新版 絶滅哺乳類図鑑』伊藤丙雄、岡本泰子、丸善、2011年、65,67頁。ISBN 978-4-621-08290-4 

外部リンク

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