ヘテロヒウス
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ヘテロヒウス Heterohyus | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
始新世 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Heterohyus Gervais, 1848 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヘテロヒウス (Heterohyus) は新生代古第三紀始新世に生息していた化石哺乳類である。哺乳綱 - キモレステス目に属する。
特徴
[編集]頭胴長約13cm、尾長約18cmと、幻獣科(アパテミス科)としては小柄となる[1]。頭部は身体に比して大きい。吻部には、幻獣科の特徴である典型的な上下に大型の切歯を持つが、同時にこれは初期真獣類に典型的な食虫類的な形態から特殊化が進んでいる事を示している[1]。前肢端の指は長く、先端に鉤爪を持っている。この爪で、樹皮や幹の穴にいる昆虫を引き出し、食べていたものと推測されている。樹上生活者であったが、長い尾はものを掴むことができなかったとされる[1]。
分布
[編集]ドイツのメッセル採掘場など、ヨーロッパから化石が見つかっている[1]。
脚注
[編集]関連項目
[編集]- メッセルで発見された哺乳類
- エオマニス - 初期のセンザンコウ目(有鱗目)。
- パレオキロプテリクス - 初期のコウモリ目(翼手目)。他に3属のコウモリが発見されている。
- ダーウィニウス - キツネザルに似た初期サル目(霊長目)。発見当初は人類の祖先ともされた。
参考文献
[編集]- 富田幸光文、伊藤丙雄・岡本泰子イラスト『絶滅哺乳類図鑑』丸善、2002年。ISBN 4-621-04943-7。
- 富田幸光『新版 絶滅哺乳類図鑑』伊藤丙雄、岡本泰子、丸善、2011年、65,67頁。ISBN 978-4-621-08290-4。
外部リンク
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