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プロ野球スピリッツ2024-2025

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロ野球スピリッツ2024-2025
ジャンル スポーツゲーム(野球
対応機種 PlayStation 5
PCsteam
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
人数 1〜4人(オンライン時1〜2人)
発売日 2024年10月17日(予定)
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
必要環境 Intel Core i5 7500またはAMD Ryzen5 1600以上、メモリ8GB以上[1]
対応言語 日本語
その他

PS5,STEAM価格共通 ダウンロード版 9790円 デジタルデラックス版

14850円
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プロ野球スピリッツ2024-2025』(プロやきゅうスピリッツ2024-2025)は、コナミデジタルエンタテインメントより2024年10月17日[注 1]に発売予定のPlayStation 5、PC(steam)用ゲームソフト。プロ野球スピリッツシリーズ発売20周年記念作品[2]

パワフルプロ野球2024-2025 同様、シリーズで初めて西暦表記が2年単位となり、『eBASEBALL』の冠が外れた。

概要

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シリーズ初となるPS5及びPC向け作品。プロスピシリーズとしては初めてのPC(Steam)対応となる。

従来作からゲームエンジンを一新し、Unreal Engine[注 2]をベースに、「eBaseball Engine」と名付けた次世代の野球エンジンを搭載し、臨場感などを進化させている[3]

また、今作にはKONAMI野球ゲームアンバサダーの大谷翔平ロサンゼルス・ドジャース)が登場。9月24日には、データおよびビジュアルが公開された[4]。なお、データについては、直前に大谷が50-50(50本塁打・50盗塁の同時達成)を達成したため、上方修正されたことが話題となった。

当初は9月19日の発売を予定していたが、9月2日に「シリーズ20周年記念作品の本作に寄せられている皆様のご期待にお応えするため、より高い品質での提供を目指し、今しばらくのお時間をいただきます」として、発売日を10月17日に延期することが発表された[5]

各モード

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プロ野球チームのGM兼社長になる「my BALLPARK」モード[注 3]、高校野球の監督として甲子園優勝を目指す「白球のキセキ」モードといった新モードが加わった。また、前作で「マイ12球団エディット」だったモードは「チームエディット」と名称が変わり、シリーズ初めてオリジナルチームの作成が可能になった。

主なモード

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  • 対戦
  • ペナントレース
  • スタープレイヤー
  • 白球のキセキ
  • my BALLPARK
  • スピリッツ
  • チャンピオンシップ
  • プロ野球速報プレイ
  • グランプリ
  • ホームラン競争
  • チームエディット
  • その他

パッケージ

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プロ野球スピリッツシリーズのパッケージ表紙は、前年に活躍した選手の写真が1チームにつき1人載ることが通例となっている。「プロ野球スピリッツ2024-2025」においてパッケージの表紙を飾った選手は以下の12名。

主な変更点

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グラフィック、サウンド

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選手モデルは選手を360度撮影して立体的に再現する3Dフォトスキャン技術を引き続き採用[6]。また先述のeBaseball Engine・Unreal Engineを使ったグラフィック性能の向上により、選手本人と比べても選手の肌や髪の毛の表現がより自然に、果ては選手が帽子を取る姿まで表現されている[7]。また、グラウンドを濡らす雨などプレーに影響するグラフィック面も強化されている。

制作陣が収録スタジアム全球場を訪れてのレーザースキャン計測による精密なスタジアムモデルを再現し[8][注 4]インパルス・レスポンスを各球場ごとに収録、自分がまるで球場にいるかのような音の響きでリアリティを追求している[9]。また応援席に関しても、広島東洋カープのスクワット応援が再現されるなど選手単体だけでなくスタジアム内の表現強化も行われている[7]

また、SSKZETTミズノの協力のもと、プロ野球選手のグラブやバット、スパイクの個人仕様モデルを一部再現している[10]

実況・解説

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実況は前作に引き続き三橋泰介が担当。今作では『音声合成AI』(三橋の音声をサンプリングして作成)が搭載され、作成した選手・持っているオリジナル変化球の名前は勿論、戦況や記録もなめらかに読み上げ、リアルタイムに話しているかのような実況が再現される[11]

解説は「プロ野球スピリッツ2019」からの赤星憲広里崎智也が続投。「2013」から担当していた小宮山悟仁志敏久から変わり、工藤公康川上憲伸が新加入となった。

モーション

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ボールの物理挙動を見直し、打球のスピードやかかる重力・空気抵抗などを考慮。選手の動きは現役選手にも協力の上で再現され、キャッチャーの動作も一新しフレーミングも再現されている[12]

エディット

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選手

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投打のフォームを細かく設定できるようになった。また、ホームランパフォーマンスを設定できるようになった[10]。オリジナル選手に関しては、瞳や髪型、体型などの人体モデルも詳細に設定することが可能で、120以上のパーツ項目が調整できる[10]

チーム

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オリジナルチームの作成が可能になった[10]

オリジナルチームに関しては、ユニフォームや帽子・球団旗などのデザインも変更できるようになった。

選手以外の登場人物

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声の出演

脚注

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注釈

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  1. ^ 当初9月19日発売予定であったが、延期された。
  2. ^ バージョンについては発表が無いため不明。
  3. ^ 「2014」及び「2015」に収録された「マネジメント」モードのリニューアル版であると考えられる。
  4. ^ スタジアムのレーザースキャン計測は2019から導入されているようであるが公式サイト(開発魂)からわかる使用球場は松山坊ちゃんスタジアムマスカットスタジアム(いずれもゲームでの収録名)のみであり、当時から全球場で採用されていたかは不明である。

出典

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  1. ^ プロ野球スピリッツ2024-2025 Steam
  2. ^ シリーズ20周年記念作品 最新作『プロ野球スピリッツ2024-2025』 2024年発売 - KONAMI(2024年3月25日)
  3. ^ 「プロスピ」新作! 「プロ野球スピリッツ2024-2025」が2024年に発売決定 - GAME Watch(2024年3月25日)
  4. ^ 大谷翔平の『プロスピ2024-2025』ビジュアルが公開 フォームはフォロースルーまで分析&再現
  5. ^ 【プロ野球スピリッツ】シリーズ最新作『プロスピ2024-2025』発売日が10月17日に延期。ユーザーの期待に応え、より高い品質での提供を目指して | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2024年9月2日閲覧。
  6. ^ TIMES編集部, ABEMA (2024年3月27日). “『プロスピ』最新作が「現実との境界がないレベル」 現役選手らの協力で実現した超リアルなビジュアル&モーションに注目 | 話題 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2024年6月21日閲覧。
  7. ^ a b パワプロ・プロスピ公式チャンネル (2024-06-18), 『プロ野球スピリッツ2024-2025』トレーラー:STADIUM DETAILS, https://www.youtube.com/watch?v=O0GvXUQM9do 2024年6月21日閲覧。 
  8. ^ 『プロ野球スピリッツ2024-2025』PS5/Steam向けに2024年発売!次世代の野球エンジンを搭載、現実と見まごうリアリティに”. インサイド (2024年3月25日). 2024年6月21日閲覧。
  9. ^ Kawase, Ayuo (2024年6月19日). “超リアル野球ゲーム『プロ野球スピリッツ2024-2025』は9月19日発売へ。GMや高校野球監督になる新モードや音声合成AI、年数無制限ペナントなど新要素も盛り盛り”. AUTOMATON. 2024年6月21日閲覧。
  10. ^ a b c d Inc, Aetas. “プロスピ最新作は投打のフォームなどを細かく編集できる。「プロ野球スピリッツ2024-2025」,選手にフォーカスした新トレイラーを公開”. 4Gamer.net. 2024年7月26日閲覧。
  11. ^ プロスピ最新作 発売日は「9月19日」に決定! 新「音声合成AI」搭載で、実況まで「リアル」を追求!|よろず〜ニュース”. よろず〜ニュース (2024年6月21日). 2024年6月21日閲覧。
  12. ^ パワプロ・プロスピ公式チャンネル (2024-03-24), 『プロ野球スピリッツ2024-2025』ティザートレーラー, https://www.youtube.com/watch?v=Wfa75NtlW9o 2024年6月21日閲覧。 
  13. ^ https://www.youtube.com/watch?v=uo3DOM4QeG0&t=1s
  14. ^ https://www.youtube.com/watch?v=HrdWA9MHDXw&t=2s
  15. ^ https://www.youtube.com/watch?v=Q9scqsaYhb8

関連項目

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外部リンク

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