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プロドゥア・カンチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プロドゥア・カンチル
L200型
1997年 - 2000年販売型
2000年 - 2002年販売型(フロント)
EX 660 2002年 - 2009年販売型(フロント)
概要
別名 ダイハツ・ミラ(3代目)
インドネシア : ダイハツ・チェリア
イギリス : プロドゥア・ニッパ
製造国 マレーシアの旗 マレーシアセランゴール州ラワン
販売期間 1994年 - 2009年
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン 直列3気筒 660cc/850cc
変速機 3速AT
5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,280 mm
全長 3,345-3,365 mm
全幅 1,395-1,405 mm
全高 1,415 mm
車両重量 623-702 kg
系譜
後継 プロドゥア・ビバに統合
プロドゥア・ニッパ
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カンチルKancil )は、マレーシアの自動車メーカー、プロドゥアによって製造されていた小型ハッチバック型乗用車である。

概要

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1994年に3代目ダイハツ・ミラ(L200系)のバッジエンジニアリング車として発売。1993年に設立されたプロドゥアとしては初の車種となった。ミラ同様にモノコック構造が採用され、エンジンもダイハツ工業製のものが採用されたため、ミラとの違いはエクステリアデザインのみとなった。しかし、ベースのミラが4人乗りであるのに対し、カンチルは5人乗りとなった。

エンジンはダイハツの直列3気筒 660ccおよび850ccエンジンが搭載され、5速MTが組み合わせられる。ただし、850ccエンジン搭載車には3速ATも選択することができるほか、カラードバンパーが装着される。

発売後、販売は好調で、特に初心者ドライバーへの販売が多かった。また、マレーシア国内の自動車教習所では教習車としてカンチルが用いられることが多い。そのため、生産台数は1995年12月に5万台、1997年1月に10万台、1999年に25万台を突破した。

フェイスリフトは3度行われた。1度目は1997年に行われ、フロントグリルバンパーの形状が変更された。その後2000年には、同じくフロントグリルとバンパーの形状が変更された。3度目となった2002年は大掛かりなものとなり、前後バンパー、フロントグリル、ヘッドランプバックドアリアコンビランプなどのデザインが大幅に変更された。また内装もダッシュボードがセンターメーターのレイアウトを持つオリジナルのデザインに変更された。

イギリスではプロドゥア・ニッパ (Perodua Nippa) として販売されていたほか、インドネシアにおいては2001年から2006年までダイハツブランドでチェリア (Ceria) として販売されていた。

また、2001年には5代目ミラをベースとした上級モデルクリサ[1]が、2007年にはクリサの後継車として6代目ミラをベースとするビバがそれぞれ発売されたが、カンチルはなおもプロドゥアのエントリーモデルとして2009年9月に先述のビバに統合されるまで製造・販売が続けられた。

2009年7月20日、最後の1台がラインオフし、カンチルの生産が終了した。15年間で722,223台が生産され、マレーシア国内で708,000台が販売された。[2]

前期型
中期型
後期型

車名の由来

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Kancil」はマレー語ネズミジカを意味する。

脚注

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  1. ^ マレーシアで1000cc 国民車「クリサ」の販売を開始”. ダイハツ工業株式会社 (2001年8月24日). 2018年3月31日閲覧。
  2. ^ Perodua on track to achieve 2009 sales target”. The Star Online (2009年7月21日). 2009年7月21日閲覧。

外部リンク

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