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プロジェクト:アウトリーチ/図書館総合展2022/紹介/W12edit Tango

edit Tango(エディットたんご)は、京都府北部地域、特に京丹後市域においてウィキペディアタウンやマッピングパーティなどを開催する民間人による、相互扶助グループである。2018年9月の第1回ウィキペディアにゃウンをきっかけに、2019年2月に定期的な活動を開始した。

ウィキペディアサロン2022関連企画

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有り「1Lib1Refをやってみよう

活動概要

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活動名(個人&団体)
edit Tango(エディットたんご、通称:エディタン)
たんご百科事典FacebookTwitter
開始時期
2019年2月
最近の活動
2022年9月10日
活動頻度
月1回以上。
2022年9月現在、開催した企画は大小あわせて100回以上。各回の詳細についてはこちらを御覧ください。
おもな活動場所
京都府京丹後市 
参加人数
企画運営にも関わる中心的な参加者は約10名。
参加者
丹後地方に縁あるウィキペディアンのほか、郷土研究者、地域活動団体代表者、旅客業関係者、図書館司書、地元住民など。
活動費
活動開始から3年目までは、大規模なウィキペディアタウン開催にあたっては各企画の主催者が自治体等の助成金を運用した。その他のエディタン独自事業および活動4年目以降の取組については、ウィキメディア財団から活動全般に対して随時助成を受け、edit Tango運用基準(上記editTangoホームページ「たんご百科事典」に掲載)に基づき主催企画の会場費等必要経費や交通宿泊費の助成にあてている。
  • 今期のウィキメディア財団からの助成内容及び詳細についてはこちら
  • ウィキメディア財団の助成制度や助成された事業全般(他のユーザーの事例)については下記#参考情報を御覧ください。

活動のねらい

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一部地域の公共図書館の郷土資料室など、限られた場所にしかない情報を収集し、だれもがかんたんに検索して知ることができるオンライン上に公開することで、このままでは忘れ去られてしまうかもしれない地域の価値ある歴史や文化や人々の営みを伝え遺す。

同時に、そうして蓄積された地域情報を、現代に生きる私達の営みに、だれもが自由に活用できるようにすることをめざす。

活動内容

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  • 毎月1回のブラッシュアップ勉強会「ETぷち(エディタンぷち)」
    • もともとはウィキペディアタウン作成記事のブラッシュアップのために始めたものだが、企画相談が多く、ミーティングで終わることも多い。
    • 地域で催事がある時は、現地取材して写真をWikimedia Commonsに入れるプチ・ウィキペディアタウンとなることもある。
    • 会場のご厚意で毎回美味しいごはんが出るので、懇親会メインともいえる。
  • ウィキペディアタウンやマッピングイベントの開催
    • ウィキペディアタウンは地域住民に協力いただき、大字地区単位で開催する。地区住民の協力がないと十分な成果は期待できないため、edit Tangoメンバーのだれかが提案してコーディネートし、開催決定することが多い。
    • 題材の文献準備や立項後のブラッシュアップに時間を要するため、1~2ヶ月に1回以内で日程調整を行う。
    • マッピングイベントは、指導力の高い人物を京都府南部から招聘するため、自前で開催できるウィキペディアタウンに比べて開催頻度は少ないが、参加者のニーズはある。
  • エディタン見本市
    • 地域の手づくり市などのイベント会場にテナント出展し、通りすがりの人にウィキペディアタウンの参加案内をしたり、Wikipedia編集を気軽に体験をしてもらうイベント。毎月第3日曜日にある地域イベント開催日に、エディタンメンバーの都合があえば出展している。

運営体制

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代表者
だれもが主体的に、を、モットーとしているため、代表者は定めていないが、便宜上、利用者:漱石の猫が代表者とみられることが多い。
(代表者連絡先) たんご百科事典のイベントページにあるお問い合わせフォームより
協力者(または協力機関)
ヒカリ美術館(会場提供)、こまねこまつり実行委員会(人脈紹介)、地域住民、京丹後市立図書館(資料提供)、京都府立図書館(資料提供)、ウィキメディア財団(資金提供)
その他スタッフ
企画により異なる。できることをできるひとがやるスタイル。
おもな活動メンバー
漱石の猫会話)、、、、、、(エディタンメンバーでアカウント名を公開しても良い方は、気づいたらサインください。)
準備物
Wi-Fi、ノートパソコン(予備)、外部モニター(レクチャー時、編集画面の投影用)、
その他
Wikipedia編集の講習を毎回行うのは不要な人もあるので、動画にしてリンクを共有し、必要な人に視聴できるようにしている。

活動の背景

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2018年9月に第1回目のウィキペディアタウン(ウィキペディアにゃウン)を開催後、作成した記事のブラッシュアップや、イベント参加者の継続的な編集活動への参加、次回ウィキペディアタウンの開催方法など、継続に課題を感じていた主催関係者が多くいた。イベントの一ヶ月ほど後に行った慰労会で、「地域でこういう企画がやりたいという人がいたら、皆でお手伝いに行くボランティア」みたいなのができるといいねという提案があったが、だれも自分がやるとは言わなかったので、そのままになっていた。

その数か月後、個人的に地域項目のWikipedia作成のために取材を行っていたメンバーが、結果的に取材対象と協力しながら複数日かけて新規項目を作成することになり、(あれ、これ、すでにウィキペディアタウンでは……?)と気づいたことから、前述の慰労会メンバーに呼びかけたところ、即日edit Tangoが発足した。

課題と展望 あるいは 後進へのアドバイス

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そもそも人口の少ない地域なので、プロジェクトへの参画しようとする人が都市部に比べると相対的に少ない。また、少子高齢過疎化はげしい地域なので、郷土の歴史や文化を伝えることができる世代の人たちが減り、文献を探したり記録を辿ることの難しさを感じることは多い。

一方で、そうした事情により地域の文化や伝統が失われつつあることへ危機感も強い地域でもあるので、Wikipediaにきちんとした項目を作成することの意義を実感してもらえると、情報や文献の提供など、編集活動の周辺部分では協力を得やすい傾向がある。

参考情報

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