プレイ (マイク・スターンのアルバム)
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『プレイ』 | ||||
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マイク・スターン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1998年12月 シアトル Litho Studios[1] アディショナル・レコーディング: ニューヨーク カンポ・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | アトランティック・レコード | |||
プロデュース | ジム・ビアード | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
マイク・スターン アルバム 年表 | ||||
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『プレイ』(Play)は、アメリカ合衆国のジャズ・ギタリスト、マイク・スターンが1999年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]収録曲のうち3曲はジョン・スコフィールド、4曲はビル・フリゼールとのツイン・ギター編成で録音された[2]。なお、スターンとスコフィールドは同時期にマイルス・デイヴィス・グループのギタリストとして活動していたことがあり、スコフィールドは後に「その頃のマイク・スターンは深刻な薬物依存症に陥っていた」「マイルスは当時、彼を解雇する気はなかった。でも、彼がうまくいかない場合に備えて、もう一人のギタリストをバンドに入れようとしていたのさ」と語っている[3]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは21位に達した[4]。Brian Bartoliniはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ストレート・アヘッドなジャズを好む人々には、スターンとスコフィールドが共演したタイトル曲、或いはボブ・マラックもテナー・サックスで参加した"Outta Town"が聴き所である。より広がりのある詩的なギター・ミュージックを好む人々には、フリゼールとの共演による催眠的な"Blue Tone"や悲し気な"All Heart"が聴き所である。そして、ロックやファンクに影響を受けたフュージョンで盛り上がりたい人々には、グルーヴィーな"Tipatina's"、大胆なロック"Link"、極めてファンキーな"Big Kids"が聴き所である」と評している[5]。
収録曲
[編集]全曲ともマイク・スターン作曲。
- プレイ - "Play" - 7:13
- スモール・ワールド - "Small World" - 5:24
- アウタ・タウン - "Outta Town" - 6:08
- ブルー・トーン - "Blue Tone" - 6:44
- ティパティーナス - "Tipatina's" - 6:33
- オール・ハート - "All Heart" - 6:22
- フリズ - "Frizz" - 5:39
- リンク - "Link" - 6:52
- ゴーイン・アンダー - "Goin' Under" - 4:08
- ビッグ・キッズ - "Big Kids" - 7:27
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- アイム・ウィズ・ユー - "I'm with You"
参加ミュージシャン
[編集]- マイク・スターン - ギター
- ジョン・スコフィールド - ギター(on #1, #2, #3)
- ビル・フリゼール - ギター(on #4, #6, #7, #10)
- ボブ・マラック - テナー・サクソフォーン(on #3, #5, #6, #8, #9)
- ジム・ビアード - キーボード(on #1, #2, #3, #5, #6, #8, #9)
- リンカーン・ゴーインズ - ベース
- ベン・ペロウスキー - ドラムス(on #1, #2, #3, #4, #6, #7, #10)
- デニス・チェンバース - ドラムス(on #5, #8, #9)
脚注・出典
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ Payne, Douglas (1999年10月1日). “Mike Stern: Play”. All About Jazz. 2019年2月23日閲覧。
- ^ “Interview: John Scofield”. JazzWax (2012年3月28日). 2019年2月23日閲覧。
- ^ “Mike Stern - Awards”. AllMusic. 2014年1月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月23日閲覧。
- ^ Bartolini, Brian. “Play - Mike Stern”. AllMusic. 2019年2月23日閲覧。