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プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』
ロディ・リッチスタジオ・アルバム
リリース
録音 2019年
ジャンル ヒップポップトラップ
時間
レーベル Bird Vision[1]アトランティック
ロディ・リッチ アルバム 年表
『Feed Tha Streets II』
(2018年)
プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル
(2019年)
『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』収録のシングル
  1. 「Big Stepper」
    リリース: 2019年10月11日 (2019-10-11)
  2. 「Start wit Me」
    リリース: 2019年10月25日 (2019-10-25)
  3. 「Tip Toe」
    リリース: 2019年11月25日 (2019-11-25)
  4. 「The Box」
    リリース: 2020年1月10日 (2020-01-10)
  5. 「High Fashion」
    リリース: 2020年5月19日 (2020-05-19)[2]
テンプレートを表示

プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』(: Please Excuse Me for Being Antisocial)は、アメリカ合衆国ラッパーロディ・リッチのデビュー・スタジオ・アルバム。2020年12月6日にアトランティック・レコードとバード・ヴィジョンからリリースされた。 アルバムには、客演としてガンナリル・ダークミーク・ミルマスタードタイ・ダラー・サインエイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディが参加している[3]。本作は、アメリカのBillboard 200で4週連続1位を獲得し、ラッパーのデビュー・スタジオ・アルバムとしては2003年以来最長の首位を記録した。このアルバムから「Big Stepper」、「Start wit Me」、「Tip Toe」、「High Fashion」がシングルカットされた。「The Box」はシングルとしてリリースされる前に、アメリカのBillboard Hot 100で1位を獲得し、彼のキャリアで最高位の曲である[4]。本作は、2020年のBETアワードでアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。Apple Musicでもアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出され、2020年の世界的に最もストリーミング再生されたアルバムとなった[5]

背景

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Revoltのインタビューで、本作のレコーディング・エンジニアであるクリス・デニスが、レコーディング・セッションの一部を語った。それによると、デニスは2019年3月、ある日のスタジオセッションでロディ・リッチと初めて会ったことを回想しており、「(リッチとは)それ以来ずっと仕事を続けていた」という。その時リッチは、ポスト・マローンと共にマローンの「Beerbongs & Bentleys」ツアーのヨーロッパ公演に参加後、アメリカへ帰国したばかりだった。レーベルはリッチのデビュー・アルバムの制作に着手したいと考えており、リッチ自身も興味を示していた。デニスによると、リッチらはアルバムの制作に約1年を費やし、その中でトラックリストを常に変更したり、新曲のレコーディング行った。

売上

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本作は、リリース初週に10.1万枚 (純粋なアルバム売上は0.3万枚) を売り上げ、本国アメリカのBillboard 200で初登場1位を獲得した[1]。これはロディ・リッチにとって初の全米1位を獲得した作品となった[1]。2週目は8.1万枚を売り上げ、3位に転落[6]。3週目は7.3万枚を売り上げ、3位をキープ[7]。4週目は7.4万枚を売り上げ、2位に浮上[8]。そして5週目にアルバム換算で前週比31%増の9.7万枚を売り上げ、再びチャート1位に返り咲いた[9]。8週目には9.5万枚を売り上げ、3度目のチャート1位に返り咲いた[10]。10週目には7.9万枚を売り上げ、4度目のチャート1位に返り咲いた[11]。 2020年11月5日、全米でアルバム換算の売上枚数が200万枚を超え、ダブル・プラチナに認定された。

本作からシングルカットされた5曲は、アメリカのBillboard Hot 100にチャートインし、「The Box」は11週間1位を記録した[12]

収録曲

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#タイトル作詞・作曲プロデューサー時間
1.「Intro」
  • ATL Jacob
  • Billboard Hitmakers
2.「The Box」
  • Moore
  • Samuel Gloade
  • Adarius Moragne
  • Aqeel Tate
  • 30 Roc
  • Datboisqueeze
  • Zentachi[b]
3.「Start wit Me」(featuring Gunna)
  • JetsonMade
  • Harris
4.「Perfect Time」
  • Moore
  • Eric Sandoval
  • Anthony Beecham
  • Sonic
  • Kid Wond3r
5.「Moonwalkin」(featuring Lil Durk)
  • Sonic
  • Aguilar
  • Keanu Beats
6.「Big Stepper」
  • Moore
  • Cristian Gonzalez
  • Joseph Nguyen
  • Steven Alexander
  • Flexico
  • Figurez Made It
  • DJ Shawdi P
7.「Gods Eyes」
  • Moore
  • Sandoval
Sonic
8.「Peta」(featuring Meek Mill)
  • OZ
  • Nils
9.「Boom Boom Room」
  • Moore
  • Milan Modi
  • Brain Anamayatana
  • Vid Vučenović
  • Yung Lan
  • Kilo Keys
  • ForeignGotEm
10.「Elyse's Skit」  
11.「High Fashion」(featuring Mustard)
12.「Bacc Seat」(featuring Ty Dolla Sign)Yung Lan
13.「Roll Dice」
  • Moore
  • Gloade
  • Moragne
  • Tate
  • 30 Roc
  • Datboisqueeze
  • Zentachi
14.「Prayers to the Trap God」
  • Moore
  • Sandoval
  • Mino Drerup
  • Sonic
  • Saint Mino[a]
15.「Tip Toe」(featuring A Boogie wit da Hoodie)
  • Niaggi
  • Pilgrim
16.「War Baby」
  • Moore
  • Sandoval
  • Ashley Kember
  • Sonic
  • Kember Dreams[a]
合計時間:

補足

  • ^[a] 共同プロデューサーを指す。
  • ^[b] 追加されたプロデューサーを指す。

チャート

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アルバム『Please Excuse Me for Being Antisocial』のチャート
国/地域 アルバムチャート (2020年 - 2021年) 最高位
オーストラリア ARIAチャート 15
オーストリア エードライ・オーストリア 29
ベルギー ウルトラトップ (Flanders) 38
ベルギー ウルトラトップ (Wallonia) 79
カナダ ビルボード 2
オランダ Album Top 100 3
フィンランド スオメン・ヴィラリネン・リスタ 13
フランス SNEP 39
アイルランド OCC 30
イタリア FIMI 47
ニュージーランド RMNZ 22
ノルウェー ヴェーゲー・リスタ 4
スウェーデン スヴァリイェトプリストン 10
スイス シュヴァイツァー・ヒットパラーデ 48
イギリス OCC 13
アメリカ Billboard 200 1

脚注

[編集]
  1. ^ a b c Caulfield, Keith (December 15, 2019). “Roddy Ricch Debuts at No. 1 on Billboard 200 With 'Please Excuse Me for Being Antisocial'”. Billboard. December 16, 2019閲覧。
  2. ^ Top 40/M Future Releases | Mainstream Hit Songs Being Released and Their Release Dates ...” (2020年5月18日). 2020年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月22日閲覧。
  3. ^ Ingvaldsen, Torsten (December 6, 2019). “Roddy Ricch 'Please Excuse Me for Being Antisocial' Album Stream”. Hypebeast. December 16, 2019閲覧。
  4. ^ Trust, Gary (January 13, 2020). “Roddy Ricch's 'The Box' Bounds to No. 1 on Billboard Hot 100, Justin Bieber's 'Yummy' Debuts at No. 2”. Billboard. January 13, 2020閲覧。
  5. ^ Roddy Ricch Dominates Apple Music's Year-End Charts”. Billboard. January 13, 2020閲覧。
  6. ^ Caulfield, Keith (December 22, 2019). “Harry Styles Fine Line Album No 1”. Billboard. December 25, 2019閲覧。
  7. ^ Harry Styles Fine Line Spends Second Week at No 1 on Billboard 200”. Billboard. December 29, 2019閲覧。
  8. ^ Caulfield, Keith (December 29, 2019). “Travis Scott-led 'Jackboys' Debuts at No. 1 on Billboard 200, As Christmas Albums Depart Chart”. Billboard. January 8, 2020閲覧。
  9. ^ Caulfield, Keith (January 13, 2020). “Roddy Ricch Returns to No. 1 on Billboard 200 Albums Chart With 'Please Excuse Me For Being Antisocial'”. Billboard. January 14, 2020閲覧。
  10. ^ Caulfield, Keith (February 2, 2020). “Roddy Ricch Returns to No. 1 on Billboard 200 Albums Chart, Billie Eilish Surges Post-Grammys”. Billboard. February 2, 2020閲覧。
  11. ^ Roddy Ricch Returns to No. 1 for Fourth Week on Billboard 200 Albums Chart”. Billboard. 2020年2月19日閲覧。
  12. ^ Roddy Ricch Chart History”. Billboard. January 1, 2020閲覧。