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柔粘性結晶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

柔粘性結晶(じゅうねんせいけっしょう、Plastic crystal)は、固体(結晶)と液体の中間状態の名称の一つである。同様の状態を成すものとして液晶が良く知られている。

柔粘性結晶は、3次元的な位置に規則性があるものの、粒子の配向に規則性が無い状態とされ、一方の液晶は、粒子の配向に規則性があるものの、3次元的な位置に規則性の無い状態とされる。

柔粘性結晶の代表的な化合物として、四塩化炭素シクロヘキサンフラーレンなどが挙げられる。

近年有機イオンで構成される柔粘性結晶相(柔粘性イオン結晶、Organic Ionic Plastic Crystals)が高いイオン伝導性、強誘電性、熱圧縮効果などを示すことから注目を集めている。[1]

脚注

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  1. ^ 柔粘性結晶研究会 – plastic crystal”. 2022年12月9日閲覧。