プラウマンズランチ
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プラウマンズランチ、またはプラウマンズ・ランチ[1](英語: Ploughman's lunch)はイングランド料理[2]。イギリスのパブでよく提供される料理[1]。日本で言うところの定食のイメージに近い[2]。
特に定まった食材や調理法があるわけではなく、パン、チーズ、ハム、ピクルス、レタスやトマトなどの生野菜、リンゴなどをワンプレートで提供する[1][2]。またパブでの提供であるため、ビール、エールと共に提供されることも多い[2][3][4]
「プラウ(英: plough、plow)」は土壌を耕起する農具であり[1]、「プラウマン」はプラウを牽かせた馬を引く人の意であり[2]、プラウマンズランチは「農夫の昼食」の意となる。
プラウマンズランチそのものは14世紀の書物にも記述が確認できる料理であるが[3]、パブで提供されるようになったのは1950年代半ばごろであり、1960年代にチーズの販促キャンペーンとして「プラウマンズランチ」をパブで食べることを宣伝したために広まったとされる[1][3]。1983年公開のドラマ映画『プラウマンズ・ランチ』の冒頭でも、主人公がパブでプラウマンズランチを食べながら、由来について話す場面がある[1]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f マクギネス真美 (2017年10月5日). “プラウマンズ・ランチ”. 英国ニュースダイジェスト. 2023年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e 佐藤政人「プラウマンズ・ランチ」『世界のサンドイッチ図鑑: 意外な組み合わせが楽しいご当地レシピ355』誠文堂新光社、2017年、14頁。ISBN 978-4416616475。
- ^ a b c 佐藤政人「プラウマンズ・ランチ・サラッドゥ」『世界のサラダ図鑑: 驚きの組み合わせが楽しいご当地レシピ304』誠文堂新光社、2021年、14頁。ISBN 978-4416521823。
- ^ 安田真理子「プラウマンズスコーン」『British Savoury Baking イギリスの古くて新しいセイボリーベイキング』内外出版社、2021年、29頁。ISBN 978-4862575630。