ブレヴェスニク空港
ブレヴェスニク空港 (天寧飛行場) | |||||||||
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ターミナルビル | |||||||||
衛星画像 | |||||||||
IATA: BVV - ICAO: UHSB | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 |
ロシア(実効支配) 日本(領有権主張) | ||||||||
所在地 |
サハリン州クリル管区ブレヴェスニク (北海道択捉郡留別村) | ||||||||
母都市 |
クリリスク (紗那村) | ||||||||
種類 | 軍用 | ||||||||
運営者 | ロシア軍 | ||||||||
標高 | 16 m (52 ft) | ||||||||
座標 | 北緯44度55分10.1秒 東経147度37分18.9秒 / 北緯44.919472度 東経147.621917度座標: 北緯44度55分10.1秒 東経147度37分18.9秒 / 北緯44.919472度 東経147.621917度 | ||||||||
地図 | |||||||||
ブレヴェスニク空港の位置 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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空港の一覧 |
ブレヴェスニク空港(露: Аэропорт "Буревестник" アエラポールト・ブリヴィェースニク;英: Burevestnik Airport)は、ロシア サハリン州 クリル管区イトゥルップ島ブレヴェスニク(日本の行政区分上は北海道択捉島留別村天寧)にある軍用の飛行場である[1]。
建設当時の日本名は天寧飛行場(てんねいひこうじょう)[2]。日本の現行法令による設置手続きは行われていないが、日本政府の資料などではしばしばこの呼称が用いられる[2]。
概要
[編集]この飛行場は第二次世界大戦前に日本軍によって建設されたものであり、日本が敗戦によりこの地域の実効支配権を失うと同時にソ連軍に接収された。現在ロシア連邦が択捉島を実効支配しており、ロシア連邦軍のこの地域最大の軍用飛行場となっている。2008年現在、Google マップの画像[3]によると、空港の舗装滑走路(陸軍飛行場)の1km北に並行して約1200m長、約70m幅の滑走路(海軍飛行場)が存在している。
1968年、アメリカ軍兵士を乗せ横田基地に向けて飛行していたシーボード・ワールド航空の民間チャーター機(ダグラスDC-8-63型機)が、ソ連軍機に強制着陸させられる事件が起きた。
イトゥルップ島の中心部クリリスク(紗那村)までは、舗装されていない道路で2時間以上かかる。冬季は雪上車の利用となる。
当初は軍民共用空港として運用されていたが、この空港は霧が発生しやすく離着陸に支障があることから、2007年から新規にヤースヌイ空港の建設を開始し[4]、2014年9月に開港した[5]。民間機の就航は新空港に移転したが、この空港は引き続き軍事用を主目的とする予定である。
2021年までに天寧飛行場跡地を調査したロシアの研究者によれば、日本軍が建設した飛行場の跡は現役の滑走路と並行して残されていること、空港近くの海岸にはトーチカが残されていることが報告されている[6]。
脚注
[編集]- ^ Карта аэродромов России
- ^ a b “我が国周辺におけるロシア軍の動向について” (PDF). 防衛省 (2023年8月). 2024年8月5日閲覧。
- ^ Google Map
- ^ Строительство нового аэропорта идет на Итурупе Администрация гражданских аэропортов (аэродромов)
- ^ ロシア、択捉島に新空港を開港 読売新聞 2014年9月22日
- ^ “北方領土に旧日本軍の地下要塞か ロシア研究者が調査”. 朝日新聞DIGITAL (2021年4月8日). 2021年5月8日閲覧。