ブレンダン・ライアン
ヤンキース時代(2013年9月11日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | カリフォルニア州ロサンゼルス |
生年月日 | 1982年3月26日(42歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 195 lb =約88.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 遊撃手、二塁手、三塁手 |
プロ入り | 2003年 MLBドラフト7巡目(全体215位)でセントルイス・カージナルスから指名 |
初出場 | 2007年6月2日 ヒューストン・アストロズ戦 |
年俸 | $507,500(2016年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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ブレンダン・ウッド・ライアン(Brendan Wood Ryan, 1982年3月26日 - )はアメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手(内野手)。右投右打。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]ノートルダム高等学校時代はクリス・ディッカーソンとチームメイトだった。
プロ入りとカージナルス時代
[編集]2003年のMLBドラフト7巡目(全体215位)でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。
2007年にスコット・ローレンとデビッド・エクスタインがケガをしたため、控えの内野手としてメジャー初昇格を果たし[2]、6月2日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。同年はメジャーとマイナーの昇降格を繰り返してシーズンを終えた。
2008年はスプリングトレーニングでわき腹を痛め、開幕を故障者リストで迎え、4月23日に復帰した[3]。同年は、80試合にメジャーで出場。
打撃や肩が弱いため、メジャーではユーティリティープレイヤーとして起用されていたが[4]、2009年6月にカリル・グリーンが故障者リスト入り後は遊撃手として起用された。グリーンは復帰後に三塁手として起用され[5]、ライアンは遊撃手として起用されレギュラーに定着した[4]。
2010年、守備防御点、プラス・マイナス・システム、UZRという守備の新指標すべてで遊撃手として両リーグ1位を記録した。
マリナーズ時代
[編集]2010年12月12日にマイケル・クレトとのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍。
2012年には、打率1割台と低迷したものの、守備面ではフィールディング・バイブル・アワードを初受賞している。
ヤンキース時代
[編集]2013年9月10日にトレードで、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[6]。10月31日にFAとなったが、11月18日にヤンキースと1年契約で再契約し[7]、12月2日にヤンキースと総額500万ドルの2年契約[8](2016年の200万ドルの球団オプション付き[9])を結んだ[10]。
2014年4月1日に上背部の怪我で、15日間の故障者リスト入りし、5月6日に復帰した[11]。復帰後は二塁・遊撃のバックアップとして起用された。この年は49試合に出場し、打率.167・8打点だった。
2015年、ディディ・グレゴリウスが遊撃のレギュラーに抜擢されたため、前年に続きユーティリティとして起用され、計47試合に出場した。打撃では2シーズン連続で本塁打なしに終わったが、打率やOPS等の数字を前年から改善させた。守備面では、二塁を守った試合数が26と最多で、次いで三塁手を14試合守り、遊撃手・一塁手・右翼手としても起用された。カージナルス時代に遊撃のレギュラーだった時は、コンスタントに+20前後のDRSを記録していたが、2015年はプラスだったポジションが1つもなかった。ちなみに、この年は投手としても1試合でマウンドに登り、2イニングを2安打無失点に抑えた。オフに球団は200万ドルの来季オプションを行使しなかったが、11月3日に100万ドルのプレイヤー・オプションをライアンが行使した[12]。
ナショナルズ傘下時代
[編集]2015年12月17日、同月8日に行われたスターリン・カストロとのトレードの後日発表選手としてシカゴ・カブスへ移籍した[13]が、12月23日にエドガー・オルモスの加入に伴ってFAとなった[14]。
2016年2月2日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ[15]。開幕後は傘下のAAA級シラキュース・チーフスでプレーした。
エンゼルス時代
[編集]2016年5月10日に後日発表選手または金銭とのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[16]。11試合に出場したが11打数でヒットはなく、28日にDFAとなった[17]。5月31日に40人枠から外れる形でAAA級ソルトレイク・ビーズへ降格した。6月1日にクリフ・ペニントンの15日間の故障者リスト入りに伴い、再度メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[18]。6月15日に再びDFAとなり、18日に40人枠から外れる形でAAA級ソルトレイクへ降格した。10月4日にFAとなった[19]。
タイガース傘下時代
[編集]2016年12月28日にデトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、2017年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[19]。シーズン開幕時のメジャー昇格はなく、傘下のAAA級トレド・マッドヘンズに所属している。2017年11月にFAとなりその後はどこのチームとも契約していない。
人物
[編集]2012年に行われた日本での開幕戦前日に、六本木ヒルズにある森タワー54階のスカイデッキでプロポーズに成功している[20]。物真似が特技であり、十八番はロバート・デニーロ[21]。この物真似を2012年のマリナーズの球団CMでも披露している。
詳細情報
[編集]年度別打撃成績
[編集]年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2007 | STL | 67 | 199 | 180 | 30 | 52 | 9 | 0 | 4 | 73 | 12 | 7 | 0 | 3 | 0 | 15 | 0 | 1 | 19 | 3 | .289 | .347 | .406 | .752 |
2008 | 80 | 218 | 197 | 30 | 48 | 9 | 0 | 0 | 57 | 10 | 7 | 2 | 3 | 0 | 16 | 0 | 2 | 31 | 4 | .244 | .307 | .289 | .596 | |
2009 | 129 | 429 | 390 | 55 | 114 | 19 | 7 | 3 | 156 | 37 | 14 | 7 | 6 | 3 | 24 | 3 | 6 | 56 | 9 | .292 | .340 | .400 | .740 | |
2010 | 139 | 486 | 439 | 50 | 98 | 19 | 3 | 2 | 129 | 36 | 11 | 4 | 9 | 3 | 33 | 5 | 2 | 60 | 6 | .223 | .279 | .294 | .573 | |
2011 | SEA | 123 | 494 | 436 | 51 | 108 | 19 | 3 | 3 | 142 | 39 | 13 | 3 | 9 | 5 | 34 | 0 | 10 | 87 | 7 | .248 | .313 | .326 | .639 |
2012 | 141 | 470 | 407 | 42 | 79 | 19 | 3 | 3 | 113 | 31 | 11 | 5 | 8 | 6 | 44 | 0 | 5 | 98 | 4 | .194 | .277 | .278 | .555 | |
2013 | 87 | 287 | 260 | 23 | 50 | 10 | 0 | 3 | 69 | 21 | 4 | 2 | 4 | 1 | 21 | 1 | 1 | 60 | 11 | .192 | .254 | .265 | .520 | |
NYY | 17 | 62 | 59 | 7 | 13 | 2 | 0 | 1 | 18 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 13 | 0 | .220 | .258 | .305 | .563 | |
'13計 | 104 | 349 | 319 | 30 | 63 | 12 | 0 | 4 | 87 | 22 | 4 | 2 | 4 | 1 | 23 | 1 | 2 | 73 | 11 | .197 | .255 | .273 | .528 | |
2014 | 49 | 124 | 114 | 5 | 19 | 4 | 0 | 0 | 23 | 8 | 0 | 2 | 1 | 2 | 4 | 0 | 3 | 30 | 2 | .167 | .211 | .202 | .413 | |
2015 | 47 | 103 | 96 | 10 | 22 | 6 | 2 | 0 | 32 | 8 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | 0 | 1 | 29 | 1 | .229 | .275 | .333 | .608 | |
2016 | LAA | 17 | 14 | 13 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | .077 | .077 | .077 | .154 |
通算:10年 | 896 | 2886 | 2591 | 304 | 604 | 116 | 18 | 19 | 813 | 203 | 67 | 25 | 45 | 20 | 198 | 9 | 32 | 490 | 47 | .233 | .294 | .314 | .607 |
- 2016年度シーズン終了時
獲得タイトル・表彰・記録
[編集]- フィールディング・バイブル・アワード:1回(2012年)
背番号
[編集]- 63(2007年 - 2007年途中)
- 13(2007年途中 - 2010年)
- 26(2011年 - 2013年途中)
- 35(2013年途中 - 同年終了)
- 17(2014年 - 2015年)
- 23(2016年)
脚注
[編集]- ^ “Brendan Ryan Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年10月18日閲覧。
- ^ Matthew Leach (2007年6月2日). “Cards call up Ryan, option Cate” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ George Von Benko (2008年4月23日). “Ryan makes return to Cardinals” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2010』廣済堂出版、2010年、334頁。ISBN 978-4-331-51439-9。
- ^ “Greene playing 3B, not SS, in rehab” (英語). Associated Press. ESPN. (2009年6月16日) 2015年12月18日閲覧。
- ^ Yankees acquire SS Brendan Ryan ESPN New York
- ^ Bryan Hoch (2013年11月18日). “Yankees reportedly re-sign Ryan to back up Jeter” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ 各年200万ドル。
- ^ 球団が破棄した場合、100万ドルのプレイヤー・オプションとなる。
- ^ Steve Adams (2013年12月2日). “Yankees Sign Brendan Ryan” (英語). MLB Trade Rumors. 2014年12月21日閲覧。
- ^ Bryan Hoch (2014年5月5日). “Yanks activate Ryan, Pineda goes to DL” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ Bryan Hoch (2015年11月3日). “Ryan exercises player option for 2016” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ Cash Kruth (2015年12月17日). “Yanks send Ryan to Cubs to complete trade” (英語). MLB.com. 2015年12月18日閲覧。
- ^ Carrie Muskat (2015年12月23日). “Cubs claim lefty Olmos, release Ryan” (英語). MLB.com. 2015年12月24日閲覧。
- ^ Bill Ladson (2016年2月2日). “Nationals, Brendan Ryan agree on contract” (英語). MLB.com. 2016年5月11日閲覧。
- ^ “Angels' Brendan Ryan: Traded to Angels on Tuesday” (英語). CBSSports FANTASY. RotoWire Staff (CBS Interactive). (2016年5月10日) 2016年5月11日閲覧。
- ^ Charlie Wilmoth (2016年5月28日). “Angels Designate Brendan Ryan For Assignmen” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年5月31日閲覧。
- ^ Alden Gonzalez (2016年6月1日). “Pennington placed on DL; Ryan back with Angels” (英語). MLB.com. 2016年6月2日閲覧。
- ^ a b MLB公式プロフィール参照。2017年2月7日閲覧。
- ^ 東京でプロポーズ
- ^ 「ニューヨーク・ヤンキース」『2014MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 17頁
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Brendan Ryan stats MiLB.com