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ブレシアの十日間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブレシア包囲戦
ブレシアの十日間
第一次イタリア独立戦争英語版

ブレシアの十日間
1849年3月23日 - 1849年4月1日[1]
場所ブレシア, ロンバルド=ヴェネト王国
結果 オーストリアの勝利
衝突した勢力
ブレシア[1][2] オーストリア帝国[3]
指揮官
ティート・スペーリ
ジュゼッペ・マルティネンゴ
Pietro Boifava
[4][5][6]
ユリウス・フォン・ハイナウ元帥
ヨハン・グラーフ・ヌゲント少将 
[7][8]
戦力
多数のバリケード[9]
武装兵[7][10]2,000–3,000人
オーストリア守備兵:[11]
4個中隊
大砲30門
ヌゲント旅団:[7][8]
歩兵・騎兵2,300人
大砲4門
30ポンド砲(Mörser-Batterie)
被害者数
戦死 約1,000人 [12][13]
市民を含む [14]
処刑 16人[10]
3月31日-4月1日: [7]
戦死 53人[7]
将校3人を含む
戦傷 209人[7]
将校13人を含む
行方不明 54人[7]

ブレシアの十日間 (イタリア語: Dieci giornate di Brescia) は、1849年3月23日から4月1日にかけて[1]北イタリアブレシアで発生したオーストリア帝国に対する反乱である[1][2][3]

勃発

[編集]

19世紀前半、ブレシアはオーストリアの傀儡国ロンバルド=ヴェネト王国に属していた。1849年3月23日、サルディーニャ王国とオーストリアが激突したノヴァーラの戦いと同じ日に、ブレシアでティート・スペーリ率いる反乱が勃発した。なお、ノヴァーラの戦いはオーストリアの勝利に終わったが、その知らせはまだブレシアに届いていなかった。

経過

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ブレシアに駐屯していたヌゲント将軍率いるオーストリア軍は、急いで城塞に立て籠もり、市街に向け砲撃した。これにより、歴史的建造物が多く破壊された。反乱勃発後8日目にしてオーストリア軍の救援が到着し、ブレシアは包囲された。翌日、この援軍を率いるユリウス・ヤコブ・フォン・ハイナウ元帥(後に「ブレシアのハイエナ」とあだ名される)が、ブレシア市に無条件降伏を要求した。しかし反乱軍はこれを拒絶したが、深夜まで戦い続けた末、スペーリら反乱軍の幹部たちは降伏を決断した。ところが4月1日、降伏文書の調印が終わらないうちにオーストリア軍がブレシア市になだれ込み、住民を虐殺した。

戦いを通じて1,000人の市民が殺された。十日間のブレシア市の果敢な抵抗を讃え、ブレシア市は「イタリアのライオン」 (Leonessa d'Italia)と呼ばれるようになった。

脚注

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  1. ^ a b c d Corti, Siro (1885). Breve storia del Risorgimento italiano narrata alla gioventù. Turin 
  2. ^ a b Wochenblatt, Freitag, 6. April (1849). Wochenblatt für den Königlich-Bayerischen Gerichtsbezirk Zweibrücken No. 41.. Zweibrücken 
  3. ^ a b W. & R. Chambers (1868). Chambers's encyclopaedia: Vol. 2. London 
  4. ^ Bradshaw, George (1898). Bradshaw's illustrated hand-book to Italy. London 
  5. ^ Murray, John (1858). Handbook for travellers in northern Italy Part I. and Part II.. London 
  6. ^ Stramacci, Mauro (1991). Goffredo Mameli: tra un inno e una battaglia. Rome 
  7. ^ a b c d e f g Aus der Kaiserlich Königlichen Hof- und Staatsdruckerei (1850). Kriegsbegebenheiten bei der Kaiserlich österreichischen Armee in Italien vom 20. März bis 1. April 1849. Vienna 
  8. ^ a b Rüstow, Wilhelm (1862). Der italienische Krieg von 1848 und 1849. Zürich 
  9. ^ Wagener, Friedrich Wilhelm Hermann (1862). Staats- und Gesellschafts-Lexikon. Berlin 
  10. ^ a b Sked, Alan (2011). Radetzky: Imperial Victor and Military Genius. New York 
  11. ^ Schweigerd, Carl Adam (1857). Geschichte des K.K. Linien-Infanterie-Regimentes No. 8, Erzherzog Ludwig. Vienna 
  12. ^ Keates, Jonathan (2005). The siege of Venice. New York 
  13. ^ Colburn, Henry (1860). The United service magazine, Part 1. London 
  14. ^ July–December Vol.II (1859). The Eclectic review. London 

参考文献

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  • Brescia 1849. I caduti delle dieci giornate di Gianluigi Valotti - La Compagnia della Stampa - 2018: EAN: 9788884867520