ブレス・ブルー
ブレス・ブルー Bresse Bleu | |
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分類 | ブルーチーズ[1][2] |
原料 | 牛乳(殺菌乳) |
原産国 | フランス |
原産地 | ブレス地方 |
生産場所 | 酪農工場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒状 |
大きさ | 本文(#サイズ)参照 |
重量 | 本文(#サイズ)参照 |
脂肪分 | 55% |
表皮 | 白いカビ |
熟成 | 2 - 4週間以上 |
ブレス・ブルー (フランス語: Bresse Bleu) またはブルー・ド・ブレス (フランス語: Bleu de Bresse) はフランスのブレス地方で生産される、白かびチーズの特徴も持つブルーチーズ[2][3]。ブレス・ブルーは商標として登録されたもので、チーズの名称としてはブルー・ド・ブレス(『ブレス地方のブルーチーズ』の意)である[4]。
外見は白いカビを帯びており白かびチーズのように見えるが、カットすると内部には黒っぽいアオカビが散っていることが確認できる[5]。そのまま少し置いておくと食べ頃になり、アオカビも青味を帯びてくる[5]。
味わいはゴルゴンゾーラに似ておりアオカビの辛味もあるが[3]、「マイルド」で食べやすいと評価される[4][5]。軽めの赤ワインとともに食したり、野菜とあわせてもよい[4]。
歴史
[編集]起源は第二次世界大戦中であるという。イタリアからゴルゴンゾーラの輸入が止まったため、ブレス地方のフランス人が自分たちで作ろう、ということになり在住のイタリア人に製法を聞き試行錯誤して作成したのが始まり[4]。工場製のこのチーズが発生したのは1952年であるが[6]、この時にサイズは現行の小さいサイズ(後述)に改められた[4]。商標としてのブレス・ブルーは、1956年創業のユーロネクスト上場企業[7] であるサヴァンシア・フロマージュ&デイリー社(Savencia Fromage & Dairy、旧ボングラン社、2015年社名変更) が製造している[6]。
サイズ
[編集]文献 (本間, 増井 & 山田 2009, p. 21) および (本間 2012, p. 89) で示されるサイズと重量は3種類あり、それぞれ下表の通り。ただし、下記以外の重量をもつ製品も確認できる。 (LSA 2013) によれば 250g のもの、本項冒頭の画像によれば 150g のものが存在する。
直径 | 高さ | 重量 |
---|---|---|
10cm | 6.5cm | 500g |
8cm | 4.5cm | 225g |
6cm | 4.5cm | 125g |
脚注
[編集]- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献 (本間, 増井 & 山田 2009, p. 21) の項「ブレス・ブルー」による。
- ^ a b 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、21頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b 日仏料理協会 編『フランス 食の事典(普及版)』株式会社白水社、2007年、578頁。ISBN 978-4-560-09202-6。
- ^ a b c d e 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年、89頁。ISBN 978-4-07-285215-6。
- ^ a b c 石澤實. “● ブルー・ド・ブレス”. 銀座社交料飲協会. 2014年11月30日閲覧。
- ^ a b “Bresse Bleu de Bongrain de Savencia Fromage & Dairy”. LSA. 2017年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月29日閲覧。
- ^ “BONGRAIN”. ユーロネクスト. 2014年11月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- ウィキメディア・コモンズには、ブルー・ド・ブレスに関するカテゴリがあります。