ブルーノ・ホルテラーノ
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2012年ヨーロッパ選手権(中央) | |||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Bruno Hortelano | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | スペイン | ||||||||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技(短距離走) | ||||||||||||||||||||||||||
種目 | 100m, 200m | ||||||||||||||||||||||||||
大学 | コーネル大学 | ||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1991年9月18日(33歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出身地 | ニューサウスウェールズ州ウロンゴン | ||||||||||||||||||||||||||
身長 | 181cm | ||||||||||||||||||||||||||
体重 | 72kg | ||||||||||||||||||||||||||
成績 | |||||||||||||||||||||||||||
オリンピック | 200m:準決勝3組4着(2016年) | ||||||||||||||||||||||||||
世界選手権 |
200m:準決勝1組5着(2013年) 4x100mR:予選1組4着(2013年) | ||||||||||||||||||||||||||
地域大会決勝 |
ヨーロッパ選手権 200m:優勝(2016年) | ||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||||||||||||||
60m | 6秒63(2016年) | ||||||||||||||||||||||||||
100m | 10秒06(2016年) | ||||||||||||||||||||||||||
200m | 20秒12(2016年) | ||||||||||||||||||||||||||
400m | 46秒22(2015年) | ||||||||||||||||||||||||||
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編集 |
ブルーノ・ホルテラーノ(Bruno Dominix Hortelano Roig、1991年9月18日 ‐ )は、スペインの陸上競技選手。オーストラリアのニューサウスウェールズ州ウロンゴン出身。専門は短距離走。100mと200mのスペイン記録保持者(10秒06と20秒12)。
経歴
[編集]科学者であるスペイン人の両親の下、オーストラリアのニューサウスウェールズ州ウロンゴンに生まれた。両親はスペインで生まれ育ったが、仕事の関係でオーストラリア、そしてカナダに移り住んだ。オンタリオ州バーリントンで育ったホルテラーノは8歳の時に陸上競技やアメリカンフットボールを始めた[1][2]。
2009年、カナダにあるアサンプションカトリック高校 (Assumption Catholic School) を卒業。高校在籍中には2009年のOFSAA (Ontario Federation of School Athletic Associations) 選手権男子100mで4位に入るなど活躍。また、アメリカンフットボールにも取り組んでいたホルテラーノは2007年にチーム最優秀守備選手賞を受賞した[3]。
2013年8月、シニア世界大会デビューとなったモスクワ世界選手権では男子200mと男子4×100mリレーに出場。男子200mは予選をスペイン新記録の20秒47(0.0)で通過して準決勝まで進出した。3走を務めた男子4×100mリレーでは予選で38秒46のスペイン新記録樹立に貢献したが、決勝進出には0秒05届かなかった[4]。
2014年、コーネル大学を卒業。大学在籍中には世界選手権などの国際大会を経験した。国内大会ではアイビー・リーグ選手権 (Ivy League Outdoor Track & Field Championships) の男子100m・200m・400m・4×100mリレーで優勝を経験したほか、全米学生室内選手権 (NCAA Division I Indoor Track & Field Championships) 男子200mで7位に入るなどの実績を残した[5]。
2016年6月23日、ミーティング・マドリード (Meeting de Atletismo Madrid) 男子100mで10秒08(+1.4)、10秒06(+1.0)と2レース連続でスペイン新記録を樹立。アンヘル・ダビド・ロドリゲスの持つスペイン記録(10秒14)を8年ぶりに更新し、スペイン人初の10秒0台に突入した[6]。
2016年7月、8日のアムステルダム・ヨーロッパ選手権男子200m準決勝を20秒39(-1.1)のスペイン新記録で通過すると、決勝では20秒45(-0.9)とタイムを落としたもののチュランディ・マルティナ(20秒37)に次いで2位に入った。その後、マルティナはレーン侵害で失格となり、ホルテラーノが1位に繰り上がった[7]。これはスペインがヨーロッパ選手権のショートスプリント種目(100m・200m)で獲得した初のメダルであり、スプリント種目(ハードルは除く)で獲得した初の金メダルでもあった[8]。2週間後のロンドンアニバーサリーゲームズ男子200mでは自身の持つスペイン記録を20秒18(-0.3)に短縮した。
2016年8月、オリンピックデビューとなったリオデジャネイロオリンピックでは、16日の男子200m予選を20秒12(-0.2)のスペイン新記録で通過。翌日の準決勝でもスペイン記録に迫る20秒16(-0.2)をマークしたが、決勝進出には0秒06届かなかった[9]。
2016年9月5日、いとこの運転する車でマドリード郊外の高速道路を走行中だった午前7時頃、居眠り運転(アルコールも検出)をしていたいとこの車はトラックに衝突。助手席に座っていたホルテラーノは右手に深刻な怪我を負った[10][11]。
2017年、事故の影響でシーズンを棒に振ったが、11月には久しぶりに(リオデジャネイロオリンピック以来)スパイクを履いて室内300mをテストで走り、33秒2をマークした[12]。
自己ベスト
[編集]記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。
種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒06 (+1.0) | 2016年6月23日 | マドリード | スペイン記録 |
200m | 20秒12 (-0.2) | 2016年8月16日 | リオデジャネイロ | スペイン記録 |
400m | 46秒22 | 2015年5月11日 | スワースモア | |
室内 | ||||
60m | 6秒63 | 2016年3月18日 | ポートランド | |
200m | 20秒75 | 2014年3月14日 | アルバカーキ | 室内スペイン記録 |
300m | 33秒46 | 2013年12月7日 | イサカ | 元室内スペイン記録 |
400m | 47秒04 | 2014年3月1日 | ハノーバー |
主要大会成績
[編集]- 備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2010 | 世界ジュニア選手権 | モンクトン | 200m | 準決勝 | DNS | 予選21秒51 (+0.3) |
2011 | ヨーロッパU23選手権 (en) | オストラヴァ | 100m | 予選 | 10秒74 (-0.9) | |
2012 | ヨーロッパ選手権 | ヘルシンキ | 200m | 準決勝 | 21秒35 (-1.7) | |
4x100mR | 予選 | 39秒81 (2走) | ||||
2013 | ヨーロッパU23選手権 (en) | タンペレ | 200m | 5位 | 20秒70 (-0.3) | |
4x100mR | 3位 | 38秒87 (3走) | U23スペイン記録 | |||
4x400mR | 5位 | 3分05秒28 (4走) | U23スペイン記録 | |||
世界選手権 | モスクワ | 200m | 準決勝 | 20秒55 (0.0) | 予選20秒47 (0.0):スペイン記録 | |
4x100mR | 予選 | 38秒46 (3走) | スペイン記録 | |||
2016 | 世界室内選手権 | ポートランド | 60m | 準決勝 | 6秒63 | 自己ベスト |
イベロアメリカ選手権 (en) | リオデジャネイロ | 200m | 2位 | 20秒48 (+0.3) | ||
4x100mR | 4位 | 39秒28 (2走) | ||||
ヨーロッパ選手権 | アムステルダム | 100m | 4位 | 10秒12 (0.0) | ||
200m | 優勝 | 20秒45 (-0.9) | 準決勝20秒39 (-1.1):スペイン記録 | |||
オリンピック | リオデジャネイロ | 200m | 準決勝 | 20秒16 (-0.2) | 予選20秒12 (-0.2):スペイン記録 |
脚注
[編集]- ^ “Hortelano makes history for Spain”. ヨーロッパ陸上競技連盟 (2016年7月9日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Spain's 100 meter sprint record holder survives car crash with hand injury”. NEWS24ONLINE (2016年9月6日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Bruno Hortelano-Roig - 2012-13 Men's Track and Field”. コーネル大学 (2018年4月21日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “2013年世界選手権男子4×100mリレー予選サマリー”. 国際陸上競技連盟 (2018年4月21日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Bruno Hortelano Roig”. TFRRS (2018年4月21日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Bruno Hortelano is fastest spaniard”. ビジャレアルCF (2016年6月24日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Trowbridge sprinter Danny Talbot fourth in European 200m final”. Wiltshire Times (2016年7月9日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ European Athletics Championships - Amsterdam 2016 Statistics Handbook / Country index(P.109-110)参照 (PDF, 16.54 MB) ヨーロッパ陸上競技連盟 2018年4月21日閲覧
- ^ “2016年オリンピック男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟 (2018年4月21日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Spanish sprinter Bruno Hortelano in 'good' condition after car crash”. CNMSports (2016年9月6日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Olympic Sprinter Bruno Hortelano-Roig ’14 Hospitalized in Reported Drunk Driving Crash”. The Cornell Daily Sun (2016年9月6日). 2018年4月21日閲覧。
- ^ “Defending European 200m champion Hortelano almost ready to return”. ヨーロッパ陸上競技連盟 (2018年1月25日). 2018年4月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- ブルーノ・ホルテラーノ - ワールドアスレティックスのプロフィール
- ブルーノ・ホルテラーノ - Olympedia
- ブルーノ・ホルテラーノ - ヨーロッパ陸上競技連盟のプロフィール
- ブルーノ・ホルテラーノ (PDF, 31.7 KB) - スペイン陸上競技連盟のプロフィール
- ブルーノ・ホルテラーノ (@BrunoHortelano) - X(旧Twitter)
- ブルーノ・ホルテラーノ (@bruno.hortelano) - Instagram
記録 | ||
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先代 アンヘル・ダビド・ロドリゲス (10秒14) 2008年7月2日 |
男子100m スペイン記録保持者 (10秒08 - 10秒06) 2016年6月23日 - |
次代 未定 |
先代 セルジオ・ルイス (20秒51) 2013年6月12日 |
男子200m スペイン記録保持者 (20秒47 - 20秒12) 2013年8月16日 - |
次代 未定 |