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ブルーノ・ガンツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルーノ・ガンツ
Bruno Ganz
Bruno Ganz
2011年
本名 Bruno Ganz
生年月日 (1941-03-22) 1941年3月22日
没年月日 (2019-02-16) 2019年2月16日(77歳没)
出生地 スイスの旗 スイスチューリッヒ
死没地 スイスの旗 スイスチューリッヒ
国籍 スイスの旗 スイス
職業 俳優
ジャンル 映画
活動期間 1960年 - 2019年
配偶者 ザビーネ・ガンツ(1965年 - 2019年)
主な作品
ベルリン・天使の詩
永遠と一日
ベニスで恋して
ヒトラー 〜最期の12日間〜
バルトの楽園
コッポラの胡蝶の夢
アンノウン
ハイジ アルプスの物語
受賞
ヨーロッパ映画賞
男優賞
2004年ヒトラー 〜最期の12日間〜
生涯功労賞
2010年 映画界、演劇界への長年に渡る貢献に対して
その他の賞
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ブルーノ・ガンツBruno Ganz, 1941年3月22日 - 2019年2月16日[注釈 1][1][2][3])は、スイスチューリッヒ出身の俳優ドイツ映画界で活躍していた。

概要

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父親はドイツ系スイス人、母親はイタリア人[4][5]。19歳でデビュー。1972年にはザルツブルク音楽祭にてトーマス・ベルンハルトの作品を監督している。1987年製作の主演作『ベルリン・天使の詩』の世界的ヒットにより知られるようになる。

2004年の『ヒトラー 〜最期の12日間〜』では、アドルフ・ヒトラー役の演技が高い評価を得た[注釈 2]

プライベート

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私生活では1965年に結婚[6]、1972年に息子が誕生。ヴェネツィアベルリンで暮らしていた。

オットー・ザンダーとは青年期よりの公私ともの親友であり、舞台では数多くの共演を果たし、彼らの師匠である『ベルリン・天使の詩』で老詩人ホメロスを演じたクルト・ボイスのドキュメンタリー映画を共に監督した。

2018年夏に大腸癌と診断された[7]。2019年2月16日午前2時、チューリッヒの自宅で77歳で亡くなった[1][2][3]

主な出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1976 O侯爵夫人
Die Marquise von O...
1977 アメリカの友人
Der Amerikanische Freund
ジョナサン・ジマーマン
1978 左利きの女
Die linkshändige Frau
ブルーノ
昼と夜のような黒と白
Schwarz und weiß wie Tage und Nächte
トマス・ロザムンド
ブラジルから来た少年
The Boys from Brazil
ブルックナー教授
ノスフェラトゥ
Nosferatu: Phantom der Nacht
ジョナサン・ハーカー
1983 白い町で
Dans la ville blanche
ポール
1985 アイスクリーム・パーラー
De iJssalon
グスタフ
1986 愛と野望のドイツ家
Väter und Söhne - Eine deutsche Tragödie
ハインリッヒ・ベック テレビ・ミニシリーズ
1987 ベルリン・天使の詩
Der Himmel über Berlin
天使ダミエル
1988 The Legendary Life of Ernest Hemingway エズラ・パウンド
1989 バンコマット
Bankomatt
ブルーノ
ストラップレス
Strapless
レイモンド・フォーブス
1991 春にして君を想う
Börn náttúrunnar
Engill
夜ごとの夢/イタリア幻想譚
La Domenica specialmente (Especially on Sunday)
ヴィットリオ
1992 プラハ
Prague
ジョセフ
1993 時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!
In weiter Ferne, so nah!
ダミエル
1996 星の王子さまを探して
Saint-Ex
Antoine de Saint-Exupéry
1998 永遠と一日
Mia aioniotita kai mia mera
アレクサンドル
2000 ベニスで恋して
Pane e tulipani
フェルナンド
2004 クライシス・オブ・アメリカ
The Manchurian Candidate
デルプ
ヒトラー 〜最期の12日間〜
Der Untergang
アドルフ・ヒトラー
2006 バルトの楽園 クルト・ハインリッヒ 日本映画
2007 僕のピアノコンチェルト
Vitus
祖父
コッポラの胡蝶の夢
Youth Without Youth
スタンチュレスク教授
2008 愛を読むひと
The Reader
ロール教授
バーダー・マインホフ/理想の果てに
Der Baader Meinhof Komplex
ホルスト・ヘロルド
2011 アンノウン
Unknown
エルンスト・ユルゲン
2013 リスボンに誘われて
Night Train to Lisbon
ジョルジェ ドイツ・スイス・ポルトガル合作映画
バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い
Michael Kohlhaas
統治者 フランス・ドイツ合作映画
悪の法則
The Counselor
宝石商
2014 ファイティング・ダディ 怒りの除雪車
Kraftidioten
パパ ノルウェー・スウェーデン・デンマーク合作映画
2015 アムネジア
Amnesia
ブルーノ
手紙は憶えている
Remember
ルディ・コランダー
ハイジ アルプスの物語
Heidi
アルムおんじ スイス・ドイツ合作映画
2017 サリー・ポッターのパーティー
The Party
ゴットフリート
2018 ハウス・ジャック・ビルト
The House That Jack Built
ウェルギ
17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン
Der Trafikant
ジークムント・フロイト
2019 名もなき生涯
A Hidden Life
ルーベン判事 死後に公開

脚注

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注釈

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  1. ^ 死亡日については諸説ある。BBCニューヨーク・タイムズは「15日の夜」としている。南ドイツ新聞ターゲス・アンツァイガー英語版は「16日未明」としている。ドイチェ・ヴェレは「16日にかけての夜」としている。AFP通信は「15日から16日にかけての夜」としている。ブリック英語版は「16日午前2時頃」としている。日本語の報道でも、報道機関により15日と16日とで分かれている。スイスはイギリス(GMT)より1時間進んでおり、時差による混乱の可能性がある。
  2. ^ 公開前に「ドイツ人俳優がヒトラーを演じる」と言われたように、それまでは、映画においてドイツ語を話す俳優がヒトラーを演じたことはなく、あるいはドイツ映画でヒトラーが出てくる場合は、背景か非常に短いシーンのみであり、珍しいことであった。ガンツはドイツ系スイス人であるため、「ドイツ人俳優」と呼ぶのは正確ではない。

出典

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外部リンク

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