ブルーノ・ガンツ
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ブルーノ・ガンツ Bruno Ganz | |||||||||
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2011年 | |||||||||
本名 | Bruno Ganz | ||||||||
生年月日 | 1941年3月22日 | ||||||||
没年月日 | 2019年2月16日(77歳没) | ||||||||
出生地 | スイス、チューリッヒ | ||||||||
死没地 | スイス、チューリッヒ | ||||||||
国籍 | スイス | ||||||||
職業 | 俳優 | ||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||
活動期間 | 1960年 - 2019年 | ||||||||
配偶者 | ザビーネ・ガンツ(1965年 - 2019年) | ||||||||
主な作品 | |||||||||
『ベルリン・天使の詩』 『永遠と一日』 『ベニスで恋して』 『ヒトラー 〜最期の12日間〜』 『バルトの楽園』 『コッポラの胡蝶の夢』 『アンノウン』 『ハイジ アルプスの物語』 | |||||||||
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ブルーノ・ガンツ(Bruno Ganz, 1941年3月22日 - 2019年2月16日[注釈 1][1][2][3])は、スイス・チューリッヒ出身の俳優。ドイツ映画界で活躍していた。
概要
[編集]父親はドイツ系スイス人、母親はイタリア人[4][5]。19歳でデビュー。1972年にはザルツブルク音楽祭にてトーマス・ベルンハルトの作品を監督している。1987年製作の主演作『ベルリン・天使の詩』の世界的ヒットにより知られるようになる。
2004年の『ヒトラー 〜最期の12日間〜』では、アドルフ・ヒトラー役の演技が高い評価を得た[注釈 2]。
プライベート
[編集]私生活では1965年に結婚[6]、1972年に息子が誕生。ヴェネツィアやベルリンで暮らしていた。
オットー・ザンダーとは青年期よりの公私ともの親友であり、舞台では数多くの共演を果たし、彼らの師匠である『ベルリン・天使の詩』で老詩人ホメロスを演じたクルト・ボイスのドキュメンタリー映画を共に監督した。
2018年夏に大腸癌と診断された[7]。2019年2月16日午前2時、チューリッヒの自宅で77歳で亡くなった[1][2][3]。
主な出演作品
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
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1976 | O侯爵夫人 Die Marquise von O... |
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1977 | アメリカの友人 Der Amerikanische Freund |
ジョナサン・ジマーマン | |
1978 | 左利きの女 Die linkshändige Frau |
ブルーノ | |
昼と夜のような黒と白 Schwarz und weiß wie Tage und Nächte |
トマス・ロザムンド | ||
ブラジルから来た少年 The Boys from Brazil |
ブルックナー教授 | ||
ノスフェラトゥ Nosferatu: Phantom der Nacht |
ジョナサン・ハーカー | ||
1983 | 白い町で Dans la ville blanche |
ポール | |
1985 | アイスクリーム・パーラー De iJssalon |
グスタフ | |
1986 | 愛と野望のドイツ家 Väter und Söhne - Eine deutsche Tragödie |
ハインリッヒ・ベック | テレビ・ミニシリーズ |
1987 | ベルリン・天使の詩 Der Himmel über Berlin |
天使ダミエル | |
1988 | The Legendary Life of Ernest Hemingway | エズラ・パウンド | |
1989 | バンコマット Bankomatt |
ブルーノ | |
ストラップレス Strapless |
レイモンド・フォーブス | ||
1991 | 春にして君を想う Börn náttúrunnar |
Engill | |
夜ごとの夢/イタリア幻想譚 La Domenica specialmente (Especially on Sunday) |
ヴィットリオ | ||
1992 | プラハ Prague |
ジョセフ | |
1993 | 時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース! In weiter Ferne, so nah! |
ダミエル | |
1996 | 星の王子さまを探して Saint-Ex |
Antoine de Saint-Exupéry | |
1998 | 永遠と一日 Mia aioniotita kai mia mera |
アレクサンドル | |
2000 | ベニスで恋して Pane e tulipani |
フェルナンド | |
2004 | クライシス・オブ・アメリカ The Manchurian Candidate |
デルプ | |
ヒトラー 〜最期の12日間〜 Der Untergang |
アドルフ・ヒトラー | ||
2006 | バルトの楽園 | クルト・ハインリッヒ | 日本映画 |
2007 | 僕のピアノコンチェルト Vitus |
祖父 | |
コッポラの胡蝶の夢 Youth Without Youth |
スタンチュレスク教授 | ||
2008 | 愛を読むひと The Reader |
ロール教授 | |
バーダー・マインホフ/理想の果てに Der Baader Meinhof Komplex |
ホルスト・ヘロルド | ||
2011 | アンノウン Unknown |
エルンスト・ユルゲン | |
2013 | リスボンに誘われて Night Train to Lisbon |
ジョルジェ | ドイツ・スイス・ポルトガル合作映画 |
バトル・オブ・ライジング コールハースの戦い Michael Kohlhaas |
統治者 | フランス・ドイツ合作映画 | |
悪の法則 The Counselor |
宝石商 | ||
2014 | ファイティング・ダディ 怒りの除雪車 Kraftidioten |
パパ | ノルウェー・スウェーデン・デンマーク合作映画 |
2015 | アムネジア Amnesia |
ブルーノ | |
手紙は憶えている Remember |
ルディ・コランダー | ||
ハイジ アルプスの物語 Heidi |
アルムおんじ | スイス・ドイツ合作映画 | |
2017 | サリー・ポッターのパーティー The Party |
ゴットフリート | |
2018 | ハウス・ジャック・ビルト The House That Jack Built |
ウェルギ | |
17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン Der Trafikant |
ジークムント・フロイト | ||
2019 | 名もなき生涯 A Hidden Life |
ルーベン判事 | 死後に公開 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 死亡日については諸説ある。BBCとニューヨーク・タイムズは「15日の夜」としている。南ドイツ新聞とターゲス・アンツァイガーは「16日未明」としている。ドイチェ・ヴェレは「16日にかけての夜」としている。AFP通信は「15日から16日にかけての夜」としている。ブリックは「16日午前2時頃」としている。日本語の報道でも、報道機関により15日と16日とで分かれている。スイスはイギリス(GMT)より1時間進んでおり、時差による混乱の可能性がある。
- ^ 公開前に「ドイツ人俳優がヒトラーを演じる」と言われたように、それまでは、映画においてドイツ語を話す俳優がヒトラーを演じたことはなく、あるいはドイツ映画でヒトラーが出てくる場合は、背景か非常に短いシーンのみであり、珍しいことであった。ガンツはドイツ系スイス人であるため、「ドイツ人俳優」と呼ぶのは正確ではない。
出典
[編集]- ^ a b Michel Imhof: Daniel Rohr erlebte die letzten Minuten der Schauspiellegende: «Bruno Ganz starb im Beisein seiner Partnerin und seines Sohnes» In: Blick, 16 February 2019.
- ^ a b Simon Strauß (2019年2月16日). “Schauspieler Bruno Ganz ist tot”. フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング 2019年2月16日閲覧。
- ^ a b “ブルーノ・ガンツ氏死去=「ベルリン・天使の詩」主演”. 時事通信社. (2019年2月16日) 2019年2月16日閲覧。
- ^ “Born: 22 March 1941 in Zurich, Switzerland”. 2011年4月26日閲覧。
- ^ “Born 1941 to a Swiss worker and his Northern Italian wife”. 2011年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年4月26日閲覧。
- ^ “Spouse: Sabine Ganz (1965 - present) (separated) 1 child”. 2011年4月26日閲覧。
- ^ “ブルーノ・ガンツ氏死去、77歳 「ベルリン・天使の詩」「ヒトラー〜最期の12日間〜」”. スポーツニッポン. (2019年2月16日) 2019年2月16日閲覧。