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ブルース・ウィズ・ア・フィーリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ブルース・ウィズ・ア・フィーリング』
スティーヴ・ハケットスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ブルースブルースロック
時間
レーベル Kudos Records
カミノ・レコード(リマスター盤)
プロデュース スティーヴ・ハケット
専門評論家によるレビュー
スティーヴ・ハケット アルバム 年表
ギター・ノアール
(1993年)
ブルース・ウィズ・ア・フィーリング
(1994年)
メニィ・サイズ・トゥ・ザ・ナイト
(1995年)
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ブルース・ウィズ・ア・フィーリング[注釈 1]』(Blues with a Feeling)は、イギリスギタリストスティーヴ・ハケット1994年に発表したスタジオ・アルバム

解説

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キャリア初のブルース・アルバムで、ギターだけでなくハーモニカも多用された[1]。なお、ハケット自身は1993年11月のインタビューにおいて「ハーモニカは貧乏人にとってのトランペットなのさ。音数は少ないけどね。私はその響きを愛している」と語っている[2]。「ザ・スタンブル英語版」はフレディ・キングのカヴァーで、過去にジョン・メイオールジェフ・ベック等も取り上げてきた[1]

Steve McMullenはオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「ハケット自身が語っているように、彼が最初に好きになった音楽はブルースであり、最初に演奏した楽器はギターでなくハーモニカである。それ故、彼は聴衆の大部分に知られていなかった自身のルーツに、この作品で立ち返ってみせた」「ブルース・スタンダードであるタイトル曲の、タジ・マハール・ヴァージョンを聴いたことがある人にとっては、ハケットの弱々しい試みに対して笑うしかないだろう。彼はこのアルバムを"Blues with No Feeling"と呼ぶべきだったのではないだろうか」と評している[3]

2016年にEsoteric Recordingsから発売されたリマスターCDには、新録音のボーナス・トラックが2曲追加された[4]

収録曲

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特記なき楽曲はスティーヴ・ハケット作。

  1. ボーン・イン・シカゴ - "Born in Chicago" (Nick Gravenites) - 3:58
  2. ザ・スタンブル英語版 - "The Stumble" (Freddie King, Sonny Thompson) - 2:55
  3. ラヴ・オブ・アナザー・カインド - "Love of Another Kind" - 3:59
  4. ウェイ・ダウン・サウス - "Way Down South" - 4:28
  5. ア・ブルー・パート・オブ・タウン - "A Blue Part of Town" (Steve Hackett, Juilan Colbeck) - 3:04
  6. フットルース - "Footloose" - 2:30
  7. トゥームストーン・ローラー - "Tombstone Roller" - 5:17
  8. ブルース・ウィズ・ア・フィーリング - "Blues with a Feeling" (Walter Jacobs) - 4:22
  9. ビッグ・ダラス・スカイ - "Big Dallas Sky" (S. Hackett, J. Colbeck, Doug Sinclair, Hugo Degenhardt) - 4:47
  10. ザ・13th・フロアー - "The 13th Floor" - 3:29
  11. ソー・メニィ・ローズ - "So Many Roads" (Marshall Paul) - 3:15
  12. ソリッド・グラウンド - "Solid Ground" (S. Hackett, J. Colbeck, D. Sinclair, H. Degenhardt) - 4:28

2016年リマスターCDボーナス・トラック

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  1. "On Cemetery Road" (S. Hackett, Jo Hackett) - 3:07
  2. "Patch of Blue" - 4:37

参加ミュージシャン

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アディショナル・ミュージシャン

  • デイヴ・ボール - ベース・ギター(on #3, #4)
  • ジェリー・ピール - オルガン(on #3)
  • マット・ダンクリー - トランペット(on #6, #7, #8)
  • ジョン・リー - トランペット(on #6, #7, #8)
  • ピート・ロング - テナー・サクソフォーン(on #6, #7, #8)
  • ジョン・チャップマン - バリトン・サクソフォーン(on #6, #7, #8)

脚注

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注釈

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  1. ^ 2007年再発CD (IECP-10106)の帯に準拠。1996年に発売された日本初回盤CD (PHCR-4307)の邦題は『ブルース・ウィズ・フィーリング』だった。

出典

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  1. ^ a b Steve HACKETT discography”. DMME.net. 2018年1月16日閲覧。
  2. ^ Prasad, Anil (1993年11月). “Innerviews: Steve Hackett - Walking away from rainbows”. 2018年1月16日閲覧。
  3. ^ McMullen, Steve. “Blues With a Feeling - Steve Hackett”. AllMusic. 2018年1月16日閲覧。
  4. ^ スティーヴ・ハケット 94年ブルース・アルバム『Blues With A Feeling』が新録ボーナストラック付きリマスター再発”. amass.jp (2016年5月31日). 2018年1月16日閲覧。