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ブルーアマリリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブルーアマリリス属から転送)
ブルーアマリリス
葉と塊茎
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
亜科 : ヒガンバナ亜科 Amaryllidoideae
: グリフィニア連 Griffineae
: ブルーアマリリス属
Worsleya
: ブルーアマリリス
W.procera
学名
Worsleya procera
シノニム

・Amaryllis subg

  • Hippeastrum procerum
  • Amaryllis procera
  • Amaryllis rayneri
  • Worsleya rayneri
英名
Blue Amaryllis

ブルーアマリリス(学:Worsleya procera)は、ヒガンバナ科に属する球根植物の一種。学名をそのまま読み、ワースレヤ、ウォースレヤとも呼ばれる。本種のみでブルーアマリリス属を構成する[1]

特徴

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ブルーアマリリスのスケッチ

原産地および自生地は、ブラジル南部でオルガン山脈の急峻な花崗岩(玄武岩)地帯に自生する。この事から「ブラジルの皇后」と言う別名がある。塊根植物(コーデックス)を髣髴とさせる太い茎と、それから出る鎌状の葉があり、特異な見た目をしている。非耐寒性の植物にはなるが、0℃までなら寒さに耐える事が出来る。花は分枝した花茎の先端に3〜5輪付き、花弁の縁が波立った藤色に近い花が咲く。しかし、開花は大変珍しく、播種してから開花まで20年ほどの歳月を要すと言われる。また種子および株の入手も大変難しく、植物愛好家にのみしか存在は知られていなかったが、少しずつ公開される場所が増え、一般の人にも知られるようになった。だが、開花が見られる株はやはり少なく、且つ開花時期も短いため、大変見る事が難しい花である[2]。この事から株が開花すると、しばしばニュースで取り上げられ、話題になることがある[2][3][4]

展示されている場所として、滋賀県草津市の滋賀県の草津市立水生植物公園みずの森がある。

名称について

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和名の由来は、花の形がアマリリスに似ていて、花色が青色だったことにちなむ。ブラジルの現地名は ラボ・デ・ガロ(Rabo de Galo)(雄鶏の尾)と言う名前で呼ばれている[5]。また、学名の由来は、1863年に温室での開花を成功させた、アーシントン・ウォースリー氏(Arthington Worsley)にちなむ。種小名のProceraは、「背が高い」という意味を持つ[5]

種子

脚注

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  1. ^ 七宝樹. “香象承伝03「Worsleya procera 01」”. NPO法人日本多肉植物の会. 2024年11月23日閲覧。
  2. ^ a b <希少植物(ブルーアマリリス)が4年ぶりに開花 – 兵庫県立淡路景観園芸学校”. www.awaji.ac.jp. 2024年11月23日閲覧。
  3. ^ ブラジルの皇后 「ブルーアマリリス」が見頃(BBCびわ湖放送)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月23日閲覧。
  4. ^ 産経新聞 (2017年9月20日). “ブラジルの断崖に咲く幻の花「ブルーアマリリス」開花 種まきから20年、栽培困難 滋賀・草津”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年11月23日閲覧。
  5. ^ a b Titan-Garden. “Worsleya procera”. Titan-Garden. 2024年11月23日閲覧。

関連項目

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  • ヒガンバナ科
  • アマリリス