ブリスカヴィカ
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ブリスカヴィカ | |
ブリスカヴィカ | |
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種類 | 短機関銃 |
製造国 | ポーランド |
設計・製造 | 地下工場(密造) |
年代 | 1940年代 |
仕様 | |
口径 | 9mm |
銃身長 | 197mm |
使用弾薬 | 9x19mmパラベラム弾 |
装弾数 | 32発(箱型弾倉) |
作動方式 |
シンプル・ブローバック方式 オープン・ボルト撃発 |
全長 |
556mm(ストック未展開時) 730mm(ストック展開時) |
重量 | 3,220g |
発射速度 | 550-650発/分 |
有効射程 | 150-200m |
歴史 | |
設計年 | 1943年 |
製造期間 | 1943年~1944年 |
配備先 | 国内軍 (ポーランド) |
関連戦争・紛争 | ワルシャワ蜂起など |
製造数 | 約740挺 |
ブリスカヴィカ(ブウィスカヴィツァ, ポーランド語:Błyskawica ブウィスカヴィーツァ)は、第二次世界大戦中にポーランドのレジスタンス組織のひとつでロンドンの亡命政府の指揮下にあったポーランド国内軍(Armia Krajowa, AK)が独自に設計・製造した短機関銃である。
なお、「ブリスカヴィカ」は日本語における慣用表記で、ポーランド語としての発音は「ブウィスカヴィツァ」に近い。
開発
[編集]この銃は、ポーランド国内における反ナチス・ドイツのレジスタンス闘争用に設計された短機関銃である。 1943年4月に設計が開始され、同年9月に試作品が完成し量産体制が整い、ポーランド語で「稲妻」を意味する"Błyskawica"と命名された。
設計
[編集]イギリスのステンガンの基本構造に加えて、折りたたみ式銃床や弾倉の挿入方向などドイツのMP40も参考にして設計されている(ポーランドではステンガンのコピー生産も行われていた)。
作動機構は構造の単純なシンプル・ブローバック方式とオープン・ボルト撃発を採用しているが、ファイアリング・ピンはボルトに固定されておらず、MP40と同様に独立している。
弾丸は9x19mmパラベラム弾を採用し、弾倉はMP38/MP40のものを流用しており、ドイツ軍からの鹵獲や闇購入を前提とした装備だった。
実戦投入
[編集]1943年-1944年にかけて行われた嵐作戦と1944年8月1日のワルシャワ蜂起にて上記の国内軍やKeDyw(Kierownictwo Dywersjiのアクロニム。ポーランド語でDirectorate of Sabotage and Diversion)によって使用された。
関連項目
[編集]- 短機関銃
- 短機関銃・PDW等の一覧
- ステンガン
- MP40
- ワルシャワ蜂起
- レジスタンス運動
- ポーランドの反独闘争
- Bechowiec-1 - 第二次世界大戦中のポーランドでレジスタンスが使用していた即席軽機関銃