ブリアール運河
ブリアール運河(ブリアールうんが、フランス語: Canal de Briare)はフランスにある運河で、ロアール川とセーヌ川を結んでいる。1642年に建設されて、フランスで最も古い運河の1つであり、すべての近代的な運河のプロトタイプである「山越え運河」の最初のものである。
概要
[編集]ブリアール運河はフランスで最も古い運河の一つで、またヨーロッパで初めての「山越え運河」(Summit-level canal)である。[1]全コースは54kmで、38の閘門(水門)があり、主にセーヌ川側のロワン川(Loing)とロワール川側のトレゼ川(Trézée)の谷をたどり、ブリアール(Briare、北緯47度38分20秒 東経2度43分46秒 / 北緯47.63899度 東経2.72937度)からビュージュ(Buges、北緯48度01分42秒 東経2度43分21秒 / 北緯48.02821度 東経2.72259度)まで、運河は最初の12基の水門を通って41メートル上昇し、 残りの 24 基の水門を通って85メートル降下する。この運河はVNF(Voies navigables de France)によって管理されていて、セーヌ川沿いのサン=マメス (Saint-Mammès) からソーヌ川沿いのシャロン=シュル=ソーヌ (Chalon-sur-Saône) に至る「ブルボン・ルート 」(Bourbonnais route) の 一部でもある。
ブリアール運河は1642年に完成した。この運河のロワール川運河 (Canal latéral à la Loire)との接続は、パリのエッフェル塔を設計・建設したギュスターヴ・エッフェルが作った「ブリアール水路」(Pont-canal de Briare、ブリアール運河橋とも呼ばれる)でロワール川の上を超えるので有名である。[2]