ブラック・アイド・ピルスン
| ブラック・アイド・ピルスン | |
|---|---|
| 別名 | B.E.P |
| 出身地 |
 韓国 |
| 活動期間 | 2009年 - 現在 |
| 事務所 | HIGH UP エンターテインメント |
| 公式サイト | 公式サイト |
| メンバー |
|
| ブラック・アイド・ピルスン | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル： | 블랙아이드필승 |
| 漢字： | 黑眼必勝 |
| ローマ字： | Black-Eyed-Pilseung |
ブラック・アイド・ピルスン（Black Eyed Pilseung、朝: 블랙아이드필승）はチェ・ギュソン、ラドの2人組で構成されている韓国の作曲家グループである。STAYCなどが所属しているHIGH UPエンターテインメントの代表を務めており、これまでにSISTARやTWICEなどのアーティストの楽曲を手掛けてきた。
ブラック・アイド・ピルスンの名前はアメリカのヒップホップグループである「ブラック・アイド・ピース」から由来されており、ピルスンは朝鮮語で「必勝」を意味している[1]。
来歴
[編集]チェ・ギュソンとラドは、それぞれシンサドンホレンイ（新沙洞の虎）と共同作曲をしていたことが始まりである。
ギュソンはシンサドンホレンイと共に作曲を担当し、T-ARAの「Bo Peep Bo Peep」 や「Roly-Poly」 、「Lovey-Dovey」などを生み出してきた[2]。またギュソンは1人で作曲をすることもあり、シンサドンホレンイと共に作品を作っていた時期である2011年にリリースされたノウルの「그리워 그리워 (→ 恋しい 恋しい)」はその一つである[3]。ラドは「Somebody」というグループでアーティスト活動を行っていた経歴があり、「花より男子」の主題歌を歌っていたこともあったものの売上が伸び悩み、「有名な作曲家は、自分たちのような売れていないグループには曲を提供してくれないだろう」と考えたことから作曲を始める[4]。ラドもギュサンと同じくシンサドンホレンイと共同で作曲をし始め、Apinkの「MY MY」が代表作として存在している[2]。
シンサドンホレンイと共に作曲をしてきたギュサンとラドは2人で作曲を担当するようになり、2人が作曲した2011年9月リリースのホガクの「Hello」がガオンオンラインチャートでダウンロード、ストリーミング、BGMの3つの部門で首位を獲得し、3冠を達成するなどといったヒットもしたことがある[5][6]。その後2人は「ブラック・アイド・ピルスン」名義で活動を始め、その名義を使用しての初めてのタイトル曲は2014年リリースのSISTARの「Touch My Body」である。この頃からシンサドンホレンイと共同で作品を制作することがなくなり、missAの「다른 남자 말고 너 (→ 違う男じゃなくて君)」やGOT7の「니가 하면 (→ 君がすれば)」などのヒット作品及びJYPエンターテインメント所属アーティストの作品を主に制作をするようになった。
2015年頃からJYPエンターテインメント側から「新しいガールズグループをつくろうとしている」という話を聞いたことから自然と一緒に作業をしていき、「Like OOH-AHH」を制作したことをきっかけにTWICEへの楽曲提供をするようになった[4]。TWICEの2枚目のミニアルバムのタイトル曲である「CHEER UP」はMelon年間1位を記録し、「TT」は韓国のさまざまな主要チャートで1位獲得し[7]、日本でもチャート上で様々な快挙を達成し、「TTポーズ」で社会現象を起こすなどとヒットがあった[8][9]。この楽曲がリリースされた2016年にはMAMAのベストプロデューサー賞[10]、ガオンチャートKPOPアワードの今年の作曲家賞を受賞した[11]。
TWICEだけでなく他のアーティストの楽曲提供も行っており、チョンハの「Roller Coaster」やApinkの「1도 없어 (→ 1もない)」が代表的である。
2017年6月、HIGH UP エンターテインメントを設立。2年後の2019年2月には事務所から初のアーティストである「415 (サイロ)」をデビューさせた[12]。
2020年11月12日、ブラック・アイド・ピルスン初の自主制作ガールズグループ「STAYC」をデビューさせた[13]。デビュー曲の「SO BAD」は楽曲の制作に参加をした。
メンバー
[編集]| 名前 | 本名 | 生年月日 | 出身地 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| ハングル | 日本語読み | 英語 | |||
| チェ・ギュソン | 최규성 | チェ・ギュソン | Choi Kyuseong | 1984年5月7日（40歳） | 韓国 ソウル特別市
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| ラド | 송주영 | ソン・ジュヨン | Song Juyeong | 1984年7月11日（40歳） | 韓国 ソウル特別市 麻浦区
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参加作品
[編集]| 年 | リリース日 | アーティスト | 収録アルバム | 楽曲 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2009 | 9月17日 | テグン | The 3rd | Finally |
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| 12月10日 | BRAIN | Manfoid | Dreaming |
| |
| 2010 | 8月5日 | ファンヒ | H-HOUR | …하다가 | |
| 9月9日 | ANNA | 5분만 | 죽지 못해 살아 | ||
| 9月28日 | BEAST | Mastermind | 숨 |
| |
| 11月9日 | Lights Go On Again | Lightness | |||
| I’m sorry |
| ||||
| 2011 | 1月19日 | NAVI | Hello | 오늘도 난 | |
| 2月14日 | DMTN | Dalmatian | 그 남자는 반대 |
| |
| 5月17日 | BEAST | FICTION and FACT | You |
| |
| 9月16日 | ホガク | First Story | In 忍 |
| |
| Hello | |||||
| 2013 | 12月3日 | Cube Artists | 크리스마스 노래 | 크리스마스 노래 | |
| 2014 | 7月8日 | god | Chapter 8 | Stand Up | |
| 7月21日 | SISTAR | TOUCH N MOVE | WOW | ||
| TOUCH MY BODY | |||||
| 9月15日 | TEENTOP | TEEN TOP EXITO | 쉽지 않아 | ||
| 혼자 사니? | |||||
| 울어 |
| ||||
| 11月10日 | TEEN TOP 20's LOVE TWO EXITO | 우린 문제 없어 | |||
| 11月20日 | ヒョリンXジュヨン | 지워 | 지워 |
| |
| 2015 | 2月16日 | ニエル | oNIELy | Only You | |
| 못된 여자 (Feat. Dok2) | |||||
| Lady (Feat. L.Joe) | |||||
| 3月30日 | missA | Colors | 다른 남자 말고 너 | ||
| 6月22日 | TEENTOP | NATURAL BORN TEEN TOP | HOT LIKE FIRE | ||
| 아침부터 아침까지 | |||||
| 헷갈려 (Confusing) | |||||
| 9月29日 | GOT7 | MAD | 니가 하면 | ||
| 10月20日 | TWICE | THE STORY BEGINS | Like OOH AHH | ||
| 2016 | 2月12日 | AOA CREAM | 질투 나요 BABY | 질투 나요 BABY | |
| 4月25日 | TWICE | PAGE TWO | CHEER UP | ||
| 4月28日 | BABYLON | BETWEEN US | 너 나 우리 (Feat. Dok2) | ||
| 6月21日 | SISTAR | 沒我愛 (몰아애) | I Like That | ||
| 9月19日 | BTOB BLUE | 내 곁에 서 있어줘 | 내 곁에 서 있어줘 | ||
| 9月26日 | Apink | Pink Revolution | 내가 설렐 수 있게 | ||
| 10月24日 | TWICE | TWICEcoaster : LANE 1 | TT | ||
| 2017 | 5月31日 | SISTAR | LONELY | LONELY | |
| 6月7日 | 宇宙少女 | HAPPY MOMENT | HAPPY | ||
| 7月13日 | アイドル学校 | 예쁘니까 | 예쁘니까 | ||
| 10月11日 | DAVICHI | 나에게 넌 | 나에게 넌 | ||
| 10月30日 | TWICE | twicetagram | LIKEY | ||
| 12月11日 | Merry & Happy | ||||
| 2018 | 1月17日 | チョンハ | Offset | Roller Coaster | |
| 5月23日 | KHAN | I'm Your Girl? | I'm Your Girl? | ||
| 7月2日 | Apink | ONE & SIX | 1도 없어 | ||
| 7月20日 | ヒョリン | 바다보러갈래 (SEE SEA) | 바다보러갈래 (SEE SEA) | ||
| 2019 | 1月2日 | チョンハ | 벌써 12시 | 벌써 12시 | |
| 1月7日 | Apink | PERCENT | %% (응응) | ||
| 4月22日 | TWICE | FANCY YOU | Fancy | ||
| 7月31日 | RUANN | BEEP BEEP | BEEP BEEP | ||
| 2020 | 4月13日 | Apink | LOOK | 덤더럼(Dumhdurum) | |
| 10月10日 | 払戻遠征隊 | DON’T TOUCH ME | DON’T TOUCH ME | ||
| 11月12日 | STAYC | Stay To A Young Culture | SO BAD | ||
| LIKE THIS | |||||
| 2021 | 4月8日 | STAYDOM | ASAP | ||
| SO WHAT | |||||
| 사랑은 원래 이렇게 아픈 건가요 | |||||
| 9月6日 | STEREOTYPE | 색안경 (STEREOTYPE) | |||
| I'll Be There | |||||
| SLOW DOWN | |||||
| COMPLEX | |||||
| 12月18日 | トヨテ | 스틸 아이 러브 유 | 스틸 아이 러브 유 | ||
| 2022 | 2月14日 | Apink | HORN | Dilemma | |
| 2月21日 | STAYC | YOUNG-LUV.COM | RUN2U | ||
| SAME SAME | |||||
| YOUNG LUV | |||||
| 7月19日 | WE NEED LOVE | BEAUTIFUL MONSTER | |||
| I LIKE IT | |||||
| LOVE |
受賞
[編集]| 受賞年 | アワード名 | 受賞部門 | 参照 |
|---|---|---|---|
| 2016 | ガオンチャート KPOPアワード | 今年の作曲家賞 | [14] |
| Mnet Asian Music Awards | ベスト・プロデューサー賞 | ||
| 2017 | ガオンチャート KPOPアワード | 今年の作曲家賞 | |
| 2020 | ガオンチャート ミュージックアワード |
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “【K-POP論インタビュー】4月上旬に来日。チョンハの最新曲作曲家はスゴいヒットメーカーだった（2）（吉崎エイジーニョ） - 個人”. Yahoo!ニュース. 2022年10月10日閲覧。
- ^ a b “【K-POP論インタビュー】4月上旬に来日。チョンハの最新曲作曲家はスゴいヒットメーカーだった（1）（吉崎エイジーニョ） - 個人”. Yahoo!ニュース. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “그리워 그리워 - 노을” (朝鮮語). 멜론. 2022年10月10日閲覧。
- ^ a b “Vol.1 ― “TWICEの作曲家”ブラック・アイド・ピルスン、韓国最新曲「FANCY」の狙いは？現代韓国人女性の恋愛観を表現”. Kstyle. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “허각 ‘Hello’ 기온 온라인차트 3관왕 차지! ‘진기록 달성’” (朝鮮語). 한경닷컴 (2011年9月29日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “Hello / 허각 - genie” (朝鮮語). www.genie.co.kr. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “「TWICE」、新曲「TT」が8つのチャートで1位獲得！│韓国音楽K-POP│wowKorea(ワウコリア)”. wowKorea（ワウコリア） (2016年10月24日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “「TWICE」、社会現象となっている楽曲「TT」がUSEN洋・邦楽リクエストチャート同時1位獲得でまたもや快挙達成│韓国音楽K-POP│wowKorea(ワウコリア)”. wowKorea（ワウコリア） (2017年9月27日). 2022年10月10日閲覧。
- ^ “女子中高生に人気の“TTポーズ”を生んだ、ピコ太郎超えの韓国グループとは？”. ORICON NEWS. 2022年10月10日閲覧。
- ^ 최현석 (2016年12月2日). “MAMA 베스트 제작자상 방시혁·프로듀서상 블랙아이드필승” (朝鮮語). 연합뉴스. 2022年10月10日閲覧。
- ^ 스타뉴스 (2016年2月17日). “[★포토블랙아이드필승, 올해의 작곡가상 수상]” (朝鮮語). 스타뉴스. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “Vol.2 ― “TWICE「TT」も手がけた作曲家”ブラック・アイド・ピルスン、デビュー当時のメンバーの印象は？”. Kstyle. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “ブラック・アイド・ピルスン、初の自主制作グループSTAYCへの想いを語る「大切なファンと良い思い出をたくさん作ってほしい」”. Kstyle. 2022年10月10日閲覧。
- ^ “B.E.P. (Producer) - High Up Ent.” (朝鮮語). 2022年10月10日閲覧。
外部リンク
[編集]
- 公式サイト
- High Up Ent. (@deer_nose) - Instagram
| 典拠管理データベース: 芸術家 |
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