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ブライアン・ホラデイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブライアン・ホラデイ
Bryan Holaday
ボルチモア・オリオールズ時代
(2020年8月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 (1987-11-19) 1987年11月19日(36歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2010年 MLBドラフト6巡目
初出場 2012年6月6日
最終出場 2022年8月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョン・ブライアン・ホラデイJohn Bryan Holaday, 1987年11月19日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の元プロ野球選手捕手)。右投右打。

経歴

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プロ入りとタイガース時代

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2010年MLBドラフト6巡目(全体193位)でデトロイト・タイガースから指名され[1]、7月6日に入団。

2012年はAAA級トレド・マッドヘンズで開幕を迎え、6月6日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[2]。同日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー。「9番・捕手」でスタメン起用され、4打数1安打だった。この年は6試合に出場した。

2013年もAAA級トレドで開幕を迎え、6月17日にメジャー昇格[3]。16試合に出場して打率.296、1本塁打、2打点を記録した。

デトロイト・タイガース時代
(2014年5月14日)

2014年、正捕手であるアレックス・アビラの不振やビクター・マルティネスの指名打者専業化に伴い、出場機会を大幅に増やした。62試合の出場で打率.231・15打点を記録したが、2年ぶりに本塁打無しに終わった。

2015年はバックアップ捕手の1人としてプレーし、24試合で打率.281、2本塁打、13打点という打撃成績を残した。守備では2012年以来となる無失策だったが、DRSは -1と、平均よりやや下だった。

レンジャーズ時代

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2016年3月29日にボビー・ウィルソンマイルズ・ジェイ英語版トレードで、テキサス・レンジャーズへ移籍した[4]。レンジャーズではロビンソン・チリノスやボビー・ウィルソン[5]らと出場機会を分け合って起用されていたが、7月31日にジョナサン・ルクロイの加入に伴ってウィルソンと共にDFAとなった[6]。レンジャーズでは、移籍するまでに30試合に出場し、打率.238・2本塁打・13打点・OPS0.695という成績を記録。キャッチャー守備は、27試合でマスクを被って無失策・DRS +2・盗塁阻止率33%という成績で活躍した。また、1試合で左翼手を守ったほか、投手としても1試合・113回を投げた。

レッドソックス時代

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2016年8月5日にウェイバー公示を経てボストン・レッドソックスへ移籍した[7]。レッドソックス加入後は14試合に出場したが、打撃の調子は上がらず打率.212・OPS0.500に終わった。守備は、13試合で1失策・守備率.989・DRS0という成績のほか、盗塁阻止率50%をマーク。通年では、44試合に出場して打率.231、2本塁打、14打点、OPS.640という打撃成績と、40試合で1失策、守備率.996、DRS +2、盗塁阻止率38%という守備成績を残した。オフにFAとなった[1]

タイガース復帰

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2016年12月20日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、2017年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]。2017年3月27日に自由契約となった[9]

その後、3月31日にプロ入り時の古巣であるタイガースとマイナー契約を結んだ[10]。開幕から8月末までAAA級トレドでプレーし、9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。この年メジャーでは13試合に出場して打率.241、2打点を記録した。オフの11月3日にマイナー契約でAAA級トレドへ配属された[1]後、7日にFAとなった[11]

マーリンズ時代

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2017年11月30日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]

2018年3月29日にメジャー契約を結んで開幕25人枠入りした[12]。この年は61試合に出場して打率.205、1本塁打、16打点を記録した。オフの10月26日にFAとなったが、12月3日にマイナー契約で再契約を交わした[13]

2019年3月23日に一旦自由契約となるが、26日にマイナー契約で再契約した。開幕は傘下のAAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスで迎え、5月24日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。この年は43試合に出場して打率.278、4本塁打、12打点を記録した。レギュラーシーズン終了後の10月18日にFAとなった[1]

オリオールズ時代

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2020年1月28日にボルチモア・オリオールズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]。8月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。この年は20試合に出場して打率.161、4打点を記録した。オフの10月28日にFAとなった[16]

ダイヤモンドバックス時代

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2021年1月11日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだと報じられ[17]、18日に正式公示された[1]。3月26日に一旦自由契約となるが、翌27日にマイナー契約を結び直した[18]。シーズンでは5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級リノ・エーシズでプレーし、30試合に出場して打率.263、7本塁打、30打点、1盗塁を記録した。7月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[19]。8月29日に自由契約となった[1]

2022年3月7日、自身のSNS上で現役引退を発表した[20]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2012 DET 6 13 12 3 3 1 0 0 4 0 0 0 1 0 0 0 0 2 0 .250 .250 .333 .583
2013 16 33 27 8 8 1 0 1 12 2 0 0 3 0 2 0 1 3 0 .296 .367 .444 .811
2014 62 171 156 14 36 5 1 0 43 15 1 1 2 4 8 0 1 37 4 .231 .266 .276 .542
2015 24 65 64 3 18 5 0 2 29 13 0 0 0 0 1 0 0 13 0 .281 .292 .453 .745
2016 TEX 30 94 84 14 20 6 1 2 34 13 0 1 1 2 5 0 2 16 0 .238 .290 .405 .695
BOS 14 35 33 3 7 1 0 0 8 1 0 0 0 0 2 0 0 12 1 .212 .257 .242 .500
'16計 44 129 117 17 27 7 1 2 42 14 0 1 1 2 7 0 2 28 1 .231 .281 .593 .640
2017 DET 13 29 29 1 7 2 0 0 9 2 0 0 0 0 0 0 0 1 2 .241 .241 .310 .552
2018 MIA 61 166 151 7 31 5 0 1 39 16 0 0 1 2 10 2 2 29 4 .205 .261 .258 .519
2019 43 129 115 12 32 6 0 4 50 12 0 1 1 1 11 2 1 21 5 .278 .344 .435 .779
2020 BAL 20 33 31 5 5 1 0 0 6 4 0 0 0 0 2 0 0 9 1 .161 .212 .194 .406
2021 ARI 13 34 31 2 6 2 0 0 8 1 0 0 0 0 1 0 2 15 0 .194 .265 .258 .523
MLB:10年 301 802 733 72 173 35 2 10 242 79 1 3 9 9 42 4 9 158 17 .236 .282 .330 .613
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

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  • 19(2012年 - 同年途中)
  • 50(2012年途中 - 2015年、2017年)
  • 8(2016年 - 同年途中)
  • 59(2016年途中 - 同年終了)
  • 28(2018年 - 2019年、2021年)
  • 36(2020年)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h MLB公式プロフィール参照。2021年1月26日閲覧。
  2. ^ “Tigers place Alex Avila on DL” (英語). ESPN MLB. Associated Press (ESPN). (2012年6月7日). http://espn.go.com/mlb/story/_/id/8018152/detroit-tigers-place-catcher-alex-avila-disabled-list 2017年1月26日閲覧。 
  3. ^ “Anibal Sanchez, Alex Avila hit DL” (英語). ESPN MLB. Associated Press (ESPN). (2013年1月18日). http://espn.go.com/mlb/story/_/id/9396713/detroit-tigers-place-anibal-sanchez-alex-avila-disabled-list 2017年1月26日閲覧。 
  4. ^ Jason Beck (2016年3月29日). “Tigers land catcher Wilson, righty for Holaday”. MLB.com. 2016年4月14日閲覧。
  5. ^ ホラデイとのトレード後の5月3日にレンジャーズへ復帰。
  6. ^ T.R. Sullivan (2016年8月1日). “Wilson, Holaday designated; Chirinos No. 2 catcher” (英語). MLB.com. 2017年1月26日閲覧。
  7. ^ Ben Buchanan (2016年8月5日). “Red Sox claim catcher Bryan Holaday” (英語). SB Nation. 2016年8月8日閲覧。
  8. ^ Todd Zolecki (2016年12月20日). “Phils sign Holaday to Minors contract” (英語). MLB.com. 2017年1月26日閲覧。
  9. ^ Charlie Wilmoth (2017年3月27日). “Phillies Release Bryan Holaday, Ryan Hanigan” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年4月1日閲覧。
  10. ^ Alexander Muller (2017年3月31日). “Tigers ink former catcher Bryan Holaday to minor league deal; will report to Toledo | Detroit Sports Nation” (英語). Detroit Sports Nation. http://detroitsportsnation.com/detroit-tigers-news/amuller/tigers-ink-former-catcher-bryan-holaday-minor-league-deal-will-report-toledo/92092/ 2017年4月1日閲覧。 
  11. ^ Jeff Todd (2017年11月7日). “Minor MLB Transactions: 11/7/17” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年11月13日閲覧。
  12. ^ Marlins' Bryan Holaday: Added to 40-man roster” (英語). CBS Sports (2018年3月29日). 2018年4月18日閲覧。
  13. ^ Joe Frisaro (2018年12月3日). “Mesa, Alvarez get invites to Spring Training” (英語). MLB.com. 2019年3月14日閲覧。
  14. ^ Harvey Valentine (2019年5月24日). “Marlins call up Holaday, Wallach to 10-day IL” (英語). MLB.com. 2019年5月25日閲覧。
  15. ^ Joe Trezza (2020年8月1日). “Notes: Miami series info; moves and injuries” (英語). MLB.com. 2020年8月2日閲覧。
  16. ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月7日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月8日閲覧。
  17. ^ TC Zencka and Connor Byrne (2021年1月11日). “Diamondbacks Sign Seven To Minor League Deals” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月26日閲覧。
  18. ^ Anthony Franco (2021年3月27日). “Minor MLB Transactions: 3/27/21” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月4日閲覧。
  19. ^ Anthony Franco (2021年7月3日). “Diamondbacks Place Zac Gallen On Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月4日閲覧。
  20. ^ Bryan Holaday [@bryan_holaday] (2022年3月7日). "It was a great run and I'm proud that I left it all out there! Thank you to everyone who has followed my career. Baseball is a beautiful game and looking forward to watching the future generations take it to great places". Instagramより2022年4月17日閲覧

関連項目

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外部リンク

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