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ブライアン・ペーニャ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブライアン・ペーニャ
Brayan Peña
デトロイト・タイガース時代
(2013年6月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
出身地  キューバ
ハバナ
生年月日 (1982-01-07) 1982年1月7日(42歳)
身長
体重
5' 9" =約175.3 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 捕手一塁手
プロ入り 2000年 アマチュア・フリーエージェントとしてアトランタ・ブレーブスと契約
初出場 2005年5月23日 ニューヨーク・メッツ
年俸 $2,500,000(2017年)[2]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ブライアン・エドゥアルド・ペーニャBrayan Eduardo Peña , 1982年11月2日 - )は、キューバハバナ出身の元プロ野球選手捕手)。右投両打。

経歴

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キューバハバナに生まれた。

1999年5月、国際大会のジュニアナショナルチーム代表の一員としてベネズエラに滞在中に亡命した。コスタリカで居住権を確立した。

ブレーブス時代

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アトランタ・ブレーブス時代
(2005年5月25日)

2000年9月2日MLBアトランタ・ブレーブスに入団した。

2005年マイナーリーグのAAA級リッチモンド・ブレーブスに昇格した。エディ・ペレス故障者リスト入りによって40人枠入りを果たし、5月23日ニューヨーク・メッツ戦でメジャーデビュー。

ロイヤルズ時代

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カンザスシティ・ロイヤルズ時代
(2011年5月24日)

2008年5月29日ウェイバー公示を経て、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した。

2010年ジェイソン・ケンドールのバックアップ要員であったが、9月にケンドールが右肩を故障してからはシーズン終わりまで正捕手を務めた。

2011年マット・トレーナー英語版と併用されたが、故障で途中離脱した。

2012年1月16日にロイヤルズと87万5000ドルの1年契約を結んだが[3]11月20日DFAとなった[4]。オフの11月28日FAとなった[5]

タイガース時代

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2012年12月16日アレックス・アビラのバックアップ要員として期待され、前年と同じ87万5000ドルの1年契約でデトロイト・タイガースへ移籍した[6]

レッズ時代

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2013年11月12日シンシナティ・レッズと2年契約を結んだ[7]

2014年は捕手だけでなく、ジョーイ・ボットの長期離脱により一塁手として出場することも多かった。出場試合数、打席数はキャリアで最も多いシーズンとなった。

2015年は前年と逆で、正捕手のデビン・メソラコに代わって捕手で出場する機会が増え、一塁手としては5試合のみの出場となった。2年連続100試合以上となる108試合に出場し、打率.273・18打点・2盗塁・OPS0.659という成績を残したが、本塁打はなかった。捕手としての守備は、86試合で守りに就いて1失策守備率.999・DRS -5・盗塁阻止率18%という成績であった。オフの11月2日にFAとなった[5]

カージナルス時代

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2015年11月30日にセントルイス・カージナルスと総額500万ドルの2年契約を結んだ[8][9]

2016年4月2日に左膝の故障で15日間の故障者リスト入りした[10]6月7日にリハビリのため、AA級スプリングフィールド・カージナルスへ配属された[11]6月28日にメジャー復帰した[12]が、左膝の故障を再発し7月6日に15日間の故障者リスト入り、8月9日に60日間の故障者リストに移行した。9月4日に復帰したが、年間で9試合の出場に留まった[5]11月21日にDFA、11月28日に自由契約となった[5][13]

ロイヤルズ傘下復帰

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2017年2月7日カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5][14]。開幕後AAA級オマハ・ストームチェイサーズに配属され、メジャー昇格がないまま11月6日にFAとなった[5]

タイガーズ傘下復帰

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2018年1月9日デトロイト・タイガーズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]

人物

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キューバ出身MLB選手のユネル・エスコバーは子供の頃からの親友。

NPBでのプレーを希望しており、2015年には自身のTwitterで日本の各球団にツイートしていることが話題となった[15]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2005 ATL 18 40 39 2 7 2 0 0 9 4 0 0 0 0 1 1 0 7 1 .179 .200 .231 .431
2006 23 43 41 9 11 2 0 1 16 5 0 0 0 0 2 0 0 5 2 .268 .302 .390 .693
2007 16 33 33 2 7 0 0 1 10 3 0 1 0 0 0 0 0 3 2 .212 .212 .303 .515
2008 14 15 14 3 4 1 0 0 5 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 .286 .333 .357 .690
2009 KC 64 183 165 17 45 10 0 6 73 18 0 0 4 2 12 2 0 18 5 .273 .318 .442 .761
2010 60 174 158 11 40 10 0 1 53 19 2 0 1 2 12 0 1 27 8 .253 .306 .335 .642
2011 72 240 222 17 55 11 0 3 75 24 0 0 0 4 12 0 2 24 6 .248 .288 .338 .625
2012 68 226 212 16 50 10 1 2 68 25 0 1 1 4 9 0 0 24 7 .236 .262 .321 .583
2013 DET 71 243 229 19 68 11 0 4 91 22 0 2 2 4 6 0 2 26 7 .297 .315 .397 .713
2014 CIN 115 372 348 23 88 18 1 5 123 26 2 3 3 1 20 2 0 42 8 .253 .291 .353 .645
2015 108 367 333 17 91 17 0 0 108 18 2 0 2 1 29 1 2 34 10 .273 .334 .324 .659
2016 STL 9 14 13 0 2 1 0 0 3 0 0 0 0 0 1 0 0 2 0 .154 .214 .231 .445
MLB:12年 638 1950 1807 136 468 93 2 23 634 164 6 7 11 20 105 6 7 214 56 .259 .299 .351 .650
  • 2016年度シーズン終了時

背番号

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  • 8 (2005年 - 2007年)
  • 5 (2008年)
  • 3 (2009年 - 同年途中)
  • 27 (2009年途中 - 2012年)
  • 55 (2013年)
  • 29 (2014年 - 2015年)
  • 33 (2016年)

脚注

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  1. ^ For Tigers' Brayan Pena, a Cuban defector, 'America is bigger than baseball'” (英語). The Detroit News. 2013年4月6日閲覧。
  2. ^ Brayan Pena Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年1月10日閲覧。
  3. ^ Dick Kaegel (2012年1月16日). “Royals agree to one-year contract with Pena” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  4. ^ Dick Kaegel (2012年11月20日). “Royals make moves to finalize 40-man roster” (英語). MLB.com. 2017年1月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2018年1月10日閲覧。
  6. ^ Joey Nowak (2012年12月10日). “Tigers add veteran Pena as backup catcher” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  7. ^ Mark Sheldon (2013年11月12日). “Reds finalize deal with former Tigers catcher Pena” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  8. ^ Jenifer Langosch (2015年11月30日). “Pena excited to back up 'role model' Molina” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  9. ^ Steve Adams (2015年11月30日). “Cardinals Sign Brayan Pena To Two-Year Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年6月8日閲覧。
  10. ^ Jenifer Langosch (2016年4月3日). “Cardinals set 2016 Opening Day roster” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  11. ^ Nick Krueger (2016年6月7日). “Maness, Pena feeling good in recovery process” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  12. ^ Cardinals activate Pena from DL, DFA Fryer” (英語). FOX Sports Midwest (2016年6月28日). 2016年7月1日閲覧。
  13. ^ Jenifer Langosch (2016年11月28日). “Veteran Pena granted unconditional release” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  14. ^ Jeffrey Flanagan (2017年2月7日). “KC brings back Pena for catching depth” (英語). MLB.com. 2018年1月10日閲覧。
  15. ^ “メジャー捕手がTwitterで日本球界売り込み、各球団に公開アプローチ。”. ナリナリドットコム. (2015年9月8日). https://www.narinari.com/Nd/20150933610.html 2015年12月1日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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