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フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング』
ブラザー・ジャック・マクダフスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年12月1日(#2, #5)、12月2日(#1, #3)、12月3日(#4, #6) ニューヨーク ザ・ヒット・ファクトリー[1]
ジャンル ソウル・ジャズジャズ・ファンク
時間
レーベル ブルーノート・レコード
プロデュース ルー・フッターマン
専門評論家によるレビュー
ブラザー・ジャック・マクダフ アルバム 年表
To Seek a New Home
(1970年)
フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング
(1971年)
The Heatin' System
(1972年)
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フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング[注釈 1]』(原題:Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring?)は、アメリカ合衆国ジャズ・ミュージシャン、ジャック・マクダフが「ブラザー・ジャック・マクダフ」名義で1970年12月に録音・1971年ブルーノート・レコードから発表したスタジオ・アルバム

背景

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収録曲「フーズ・ピンピン・フー?」は歌詞も含まれたボーカル・ナンバーで、マクダフとレイ・ドレイパー英語版がボーカル・パートも兼任した[2]。後にピーター・ガブリエル・バンドやキング・クリムゾン等で活動するトニー・レヴィンが、プロのベーシストとして最初期に参加したアルバムの一つである[3]。マクダフは本作を最後にブルーノートからカデット・レコードへ移籍した[1]

評価

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Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「ドクター・ジョンの『グリ・グリ』とジム・ディッキンソン英語版の『ディキシー・フライド』を混ぜ合わせて、ジャズ・バンドを従えた作品と考えてほしい」「マクダフが残してきた膨大な数の作品のどれとも異なり、『ムーン・ラッピン』以上に風変りである」と評している[4]。また、Germein Linaresは2005年、All About Jazzにおいて「スウィングやバップよりも、ファンク/ソウル色がずっと強い」「収録された6曲は、グルーヴと立ち居振る舞いに惹きつけられる、キャッチーで癖になるソウルフルな作品である」と評している[5]

収録曲

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特記なき楽曲はレイ・ドレイパー英語版作。

  1. フー・ノウズ・ホワット・トゥモロウズ・ゴナ・ブリング? - "Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring?" - 5:57
  2. ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤ - "Ya Ya Ya Ya Ya Ya" - 9:45
  3. フーズ・ピンピン・フー? - "Who's Pimpin' Who?" - 5:44
  4. クラシック・ファンク - "Classic Funke" (Jack McDuff) - 7:24
  5. ヤール・リメンバー・ブギー? - "Ya'll Remember Boogie?" - 4:50
  6. ワンクズ・サング - "Wank's Thang" (J. McDuff) - 6:04

参加ミュージシャン

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脚注

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注釈

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  1. ^ 2009年再発CD (TOCJ-6748)、2015年再発CD (UCCQ-9125)の帯に準拠。

出典

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  1. ^ a b Brother Jack McDuff Discography”. Jazz Discography Project. 2022年6月12日閲覧。
  2. ^ CD英文ブックレット内クレジット
  3. ^ Tony Levin - Discography”. papabear.com. 2022年6月12日閲覧。
  4. ^ Brother Jack McDuff Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring? Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2022年6月12日閲覧。
  5. ^ Linares, Germein (2005年7月7日). “Brother Jack McDuff: Who Knows What Tomorrow's Gonna Bring? album review”. All About Jazz. 2022年6月12日閲覧。

外部リンク

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