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フン・フンアフプー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フン・フンアフプーフン・フナフプ[1]フン・フナプ[2]とも、Hun Hunahpu) は、マヤ神話の『ポポル・ヴフ』に登場するの一柱。

創造神イシュムカネーとイシュピヤコックの息子。女神イシュバキヤロを娶り、フンバッツとフンチョウエン兄弟の父となった。その後、さらにイシュキックに自分の精を与えて、双子のフンアフプーとイシュバランケーの父となった。弟はヴクブ・フンアフプー

冥神フン・カメーとヴクブ・カメーの姦計に掛かり、ヴクブ・フンアフプーとともに冥界シバルバーで殺されることとなる。フン・フンアフプーは斬首され、彼の体は弟の死体とともに土に埋められた。

フン・フンアフプーの首は木に吊されると、木の実に変わった。あるとき側を通りかかったイシュキックの手に唾をかけ、自分の子を産みなさいといった。妊娠したイシュキックは地上に上り、フン・フンアフプーの母を訪ねて双子フンアフプー、イシュバランケーを生んだ。

脚注

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  1. ^ メアリ・ミラー、カール・タウベ 著、増田義郎監修・武井摩利 訳『マヤ・アステカ神話宗教事典』東洋書林、2000年、276頁。ISBN 4887214219 
  2. ^ 実松克義『マヤ文明:文化の根源としての時間思想と民族の歴史』現代書館、2016年、282頁。ISBN 9784768457726 

関連項目

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