コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フロクロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フロクロ
出身地 日本の旗 日本 千葉県
ジャンル
職業
活動期間 2013年 -
YouTube
チャンネル
登録者数 11.8万人
総再生回数 2674万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年12月28日時点。

フロクロは、日本ボカロP作曲家映像作家、プランナー[1]

千葉県出身[2]。プランナーとしてはCHOCOLATE Inc.に所属している[3]。代表作は「黒塗り世界宛て書簡」「ただ選択があった」など。DJとしてのイベント出演なども行なっている[4]

概要

[編集]

元々は「Frog96」という名義であり、2013年頃よりニコニコメドレー作品を投稿制作していた。インタビューでは2011年から2016年頃までメドレーを作るために有名な曲を耳コピして打ち込んでいた経験や、それによる作曲の方法論における影響を答えている[5][6]

2015年頃からツイッターでアンビグラム作品の制作・投稿を始め、2019年には作品集『21世紀』を販売[7]

2020年12月13日、重音テト歌唱の「ことばのおばけがまどからみている」を投稿し、ボカロPとしての活動を開始[8]。 2022年10月8日には10月7日から10月10日にかけて行われたThe VOCALOID Collection ~2022 Autumn~のTOP100部門にて「超解像の破壊活動」と「流転光速」の二作品を投稿し、「超解像の破壊活動」は15位、「流転光速」は19位という結果を残す[9]。また、2023年3月18日から3月21日の間に開催されたThe VOCALOID Collection ~2023 Spring~のTOP100部門にも「ビビビビ」を投稿し、ランキング7位となった[10]。 2024年5月にYouTubeのチャンネル登録者数が10万人を突破した。

楽曲のイラスト・映像は自ら制作しており、MVなど映像制作において佐藤雅彦の影響を明らかにしている[5][11]。 作品制作に携わった映像クリエイターのmelonadeや、ボカロPのァネイロなどに影響を与える[12]ほか、原口沙輔が同世代で刺激を受けるボカロPとしていよわと並んで挙げられた[13][14]

2023年12月20日から12月30日に開催されたStudy:⼤阪関⻄国際芸術祭 vol.3の企画展「拡張される音楽」にmelonadeと共同制作したアート作品《流動回廊》を出展[4][15]。2024年12月10日〜12月27日に佐久間洋司らにより開催された企画展「共に在る音楽」では《メタピアノ》を出展した[16]

2024年10月号の雑誌「ユリイカ」ボカロP・いよわ特集に「大いなるズレ」を寄稿した[17]

2024年12月に学園アイドルマスターの篠澤広の誕生日記念Singleシリーズとして「メクルメ」を書き下ろした[18]

プランナーとして

[編集]

2022年1月、Ado 1stAlbum 『狂言』の広告「最初の名盤。」の企画とコピーを担当した[19]

2023年2月にサントリー『サントリー天然水スパークリングレモン』WebCMの企画や楽曲制作などを担当し、ウェブライターのARuFaを起用して話題を呼んだ[20][21]

9月に少年ジャンプ+9周年ラインナップPV「マンガが聴こえる」の企画、構成、楽曲制作を担当[22]

2024年、キタニタツヤ『私が明日死ぬなら』のミュージックビデオ制作および広告コピーを担当した[23][24]


ディスコグラフィ

[編集]

配信限定シングル

[編集]
発売日 タイトル 備考
2020年12月19日 ことばのおばけがまどからみている
2021年3月6日 ただ選択があった
2021年12月16日 ただ選択があった (prototype)
2022年3月21日 ロスト・デリュージョン
2022年4月2日 黒塗り世界宛て書簡
2022年6月17日 空を満たして (feat. 可不)
2022年10月10日 流転光速
2022年10月11日 超解像の破壊活動
2023年4月11日 ビビビビ
2024年8月15日 チープなプロパティ
2024年12月21日 メクルメ 作詞・作曲・編曲:フロクロ、歌:篠澤 広

EP

[編集]
発売日 タイトル 収録曲 備考
1st 2024年4月28日 往復書簡00
[CD]
  1. ラストパターン
  2. メタフォリック
  3. ただ選択があった - DJ WILDPARTY choice
  4. 黒塗り世界宛て書簡 - DJ WILDPARTY XXL edit
DJ WILDPARTY & フロクロによるEP

楽曲提供

[編集]

リミックス

[編集]
  • PAS TASTA
    • 『GOOD POP Remixes』turtle thief(リミックス)
  • 長瀬有花
    • 『ユカリウム』砂漠の水(リミックス)


脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 歌い手・超学生、ボカロP・フロクロとタッグを組んだ新曲「キラーチューナー」のMV公開【コメントあり】 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2024年12月24日閲覧。
  2. ^ フロクロ”. CHOCOLATE Inc.. 2024年10月16日閲覧。
  3. ^ @inc_CHOCOLATE (2020年12月1日). "2020年12月1日18:00のツイート". X(旧Twitter)より2024年10月16日閲覧
  4. ^ a b フロクロ | Study:大阪関西国際芸術祭”. Study:大阪関西国際芸術祭Vol.3. 2024年12月22日閲覧。
  5. ^ a b Async Voice. ボーカロイド文化の現在地. https://asyncvoice.booth.pm/items/5230389 
  6. ^ 「ボカロ」を総括する同人誌『ボーカロイド文化の現在地』文学フリマで頒布 - KAI-YOU”. KAI-YOU | POP is Here. 2024年12月28日閲覧。
  7. ^ アンビグラム作品集『21世紀』”. BOOTH. 2024年12月28日閲覧。
  8. ^ @2r96 (2020年12月13日). "2020年12月13日13:21のツイート". X(旧Twitter)より2024年10月17日閲覧
  9. ^ ボカコレTOP100ランキング”. The VOCALOID Collection. 2024年10月16日閲覧。
  10. ^ ボカコレTOP100ランキング”. The VOCALOID Collection. 2024年10月16日閲覧。
  11. ^ frog96lab”. scrapbox. 2024年12月28日閲覧。
  12. ^ ァネイロ×melonade「一龠」タッグが語る、ボカロの特性を由来とする“ロジカルシンキングな楽曲創作論””. Real Sound (2024年8月15日). 2024年12月23日閲覧。
  13. ^ 原口沙輔にとっての“ポップさ=大袈裟であること””. Real Sound. 2024年12月28日閲覧。
  14. ^ ドワンゴ. ボカロZINE. https://jpstore.dwango.jp/products/detail/c2228/ 
  15. ^ インターネットカルチャーは現代アートとなり得るか? | アート | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. Forbes Japan. 2024年12月22日閲覧。
  16. ^ バーチャルビーイング研究者・佐久間洋司 企画展「共に在る音楽」開催 | AXIS Web | デザインの視点で、人間の可能性や創造性を伝えるメディア”. AXIS Web. 2024年12月22日閲覧。
  17. ^ ボカロP・いよわ特集「ユリイカ」にはるまきごはん、原口沙輔、花譜、しぐれうい、TOOBOEら参加 - 音楽ナタリー”. 音楽ナタリー. 2024年12月28日閲覧。
  18. ^ 【急上昇ワード】初星学園 篠澤広の新曲「メクルメ」配信リリース”. OTOTOY. 2024年12月24日閲覧。
  19. ^ @2r96 (2022年1月24日). "Adoさんの1st アルバムの屋外広告に企画・コピーで参加いたしました。……". X(旧Twitter)より2024年12月28日閲覧
  20. ^ @2r96 (2023年2月27日). "サントリー天然水スパークリングレモンのこちらの広告、企画と楽曲制作で参加しました〜〜〜!(会社仕事)". X(旧Twitter)より2024年12月28日閲覧
  21. ^ shelloop (2022年10月7日). “ARuFa出演のサントリーCMにVTuberがゲストで多数出演 「飲むメタバースプロジェクト」に注目”. MoguLive. 2024年12月24日閲覧。
  22. ^ frog96lab”. scrapbox. 2024年12月28日閲覧。
  23. ^ キタニタツヤ / Tatsuya Kitani (2024-01-10), 私が明日死ぬなら / キタニタツヤ - Promise Me / Tatsuya Kitani, https://www.youtube.com/watch?v=P8ODCzh51WE 2024年12月24日閲覧。 
  24. ^ @TatsuyaKitani (2024年1月10日). "渋谷のデッカ広告もフロクロさんが考えてくれたコピーで……". X(旧Twitter)より2024年12月28日閲覧
  25. ^ 歌い手・超学生、ボカロP・フロクロとタッグを組んだ新曲「キラーチューナー」のMV公開【コメントあり】 | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス. 2024年12月24日閲覧。

外部リンク

[編集]