フレンチ警視最初の事件
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フレンチ警視最初の事件 Silence for the Murderer | ||
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著者 | フリーマン・ウィルス・クロフツ | |
発行日 | 1951年 | |
ジャンル | 推理小説 | |
国 | イギリス | |
言語 | 英語 | |
前作 | 列車の死 | |
次作 | フレンチ油田を掘りあてる | |
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『フレンチ警視最初の事件』(フレンチけいしさいしょのじけん、原題:Silence for the Murderer)は、フリーマン・ウィルス・クロフツの推理長編小説。フレンチ警部(のち警視)シリーズの27番目の長編。
あらすじ
[編集]軍時代の知り合いから恐喝されているフランクは恋人ダルシーの勤務先の医師を騙して、金を手に入れようと彼女にもちかける。その後、富豪サー・ローランドの秘書の職を得るが、富豪の屋敷で事件が起き、ダルシーはフランクの事件関与を疑う。
主な登場人物
[編集]- ダルシー・ヒース - 医院の事務員。物語前半の女主人公。
- フランク・ロスコー - ダルシーの恋人。陸軍を退役した若者。
- バート医師 - ダルシーが勤務する医院の経営者。
- サー・ローランド・チャタトン - 資産家の老貴族。
- アーサー - 介護士
- ジョーゼフ・フレンチ - 警視に昇進した刑事。本作の探偵役。
特徴
[編集]- 物語の半ばになっても殺人が起こらず、フレンチの登場はさらにあとになるという異色作。
- 『黄金の灰』に続いて、作者による読者への挑戦が途中にある。
書誌情報
[編集]- 『フレンチ警視最初の事件(新訳版)』(霜島義明 訳、東京創元社 2011年)ISBN:978-4-488-10632-4