フレンチ・ポップス
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(フレンチ・ポップから転送)
この記事はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。 (2024年7月) |
フレンチ・ポップスまたはフレンチ・ポップは、通常、日本ではフランス語によって歌われるポピュラーソングのことを指す。フランス人が歌う曲に限定されてはおらず、フランス語圏であるフランス、ベルギー、カナダのケベック州出身歌手の歌うポップスもフレンチ・ポップスに含まれる場合がある。
概要
[編集]フレンチ・ポップスの作品(使用例を参照)では、1960年代後半から1970年代前半にかけて流行した、いわゆる「イエイエ」 (仏: yéyé) と称される音楽が中心となって構成されている。日本では、1960年代半ばからのシルヴィ・ヴァルタン[1]、フランス・ギャル、ミッシェル・ポルナレフ、フランソワーズ・アルディ[2]、マージョリー・ノエル、ピエール・バシュレ、アダモ[3]、アラン・シャンフォー[4]、ジェーン・バーキン[5]らの音楽がフレンチ・ポップスとして紹介されている。1970年代後半以後は、レコード会社のマーケッティングがアメリカに偏重する傾向が出てしまい、さらに洋楽的な国産音楽のニューミュージック、J-POPが台頭したため、ヨーロッパのポップスが日本に紹介されることは、すっかり減ってしまった。
主な楽曲
[編集]- シルヴィ・ヴァルタン「アイドルをさがせ」「あなたのとりこ」「悲しみの兵士」「哀しみのシンフォニー」
- ミッシェル・ポルナレフ「シェリーに口づけ」「哀しみの終わるとき」「愛の願い」「愛のコレクション」「愛の休日」「渚の思い出」「愛の伝説」「悲しみのロマンス」「悲しきマリー」「ノンノン人形」「バラ色の心」「ラース家の舞踏会」
- フランソワーズ・アルディ「さよならを教えて」
- フランス・ギャル「夢見るシャンソン人形」
- マージョリー・ノエル「そよ風にのって」
- アダモ「雪が降る」「サン・トワ・マミー」
- ダニエル・リカーリ「ふたりの天使」
- アラン・シャンフォー「初恋にボンジュール」
- ピエール・バシュレ「エマニエル夫人」
- ダニエル・ビダル「オー・シャンゼリゼ」
- ジョー・ダッサン「オー・シャンゼリゼ」
- ミッシェル・デルペッシュ「青春に乾杯」
主なアルバム
[編集]- ミッシェル・ポルナレフ「ポルナレフズ」(1971)
- ミッシェル・ポルナレフ「ポルナレフ革命」
- フランソワーズ・アルディ「さよならを教えて」(1973)
アルバム名 | 主な収録作品(歌手) |
---|---|
ボン・ボン・フレンチ | オー・シャンゼリゼ(ダニエル・ビダル) / 夢見るシャンソン人形(フランス・ギャル) / あなたのとりこ(シルヴィ・ヴァルタン) / シェリーに口づけ(ミッシェル・ポルナレフ) / ジェレミー(クレモンティーヌ) / 愛の歴史(ミシェル・フュガン) / アイドルを探せ(シルヴィ・ヴァルタン) / 男と女(クロディーヌ・ロンジェ & ホセ・ソアレ) |
フレンチ・ファイン | あなたのとりこ(シルヴィ・ヴァルタン) / アイドルを探せ(シルヴィ・ヴァルタン) / そして、たとえ…(フランソワーズ・アルディ) / 男と女(クレモンティーヌ) / 白髪になった少年たち(ジルベール・ベコー) / 哀しみのアダージョ(彼と彼女のソネット)(エルザ) ほか |
フレンチ・ポップスのすべて | オー・シャンゼリゼ(ダニエル・ビダル) / カトリーヌ(ダニエル・ビダル) / ふたりの天使(ダニエル・リカーリ) / シェルブールの雨傘(ダニエル・リカーリ) / 男と女(フランシス・レイとニコール・クロワジール) / シバの女王(レイモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラ) / 雪が降る(サルバトーレ・アダモ) / サン・トワ・マミー(サルバトーレ・アダモ) |
コンテンポラリー ポップス
[編集]洋書
[編集]- Collectif (Auteur) Un Siècle de chansons françaises 1979-1989 (Partition de musique), Csdem, 2009 (ISBN 979-0231313734)
脚注
[編集]- ^ シルヴィ・ヴァルタン 2022年10月29日閲覧
- ^ “Françoise Hardy - Biography”. 06 April 2020閲覧。
- ^ アダモ 2022年11月2日閲覧
- ^ 「初恋にボンジュール」などが日本でヒット
- ^ 実はイギリス生まれのイギリス人である
関連項目
[編集]- シャンソン
- フレンチロリータ
- ブリジッド・バルドー
- 乃木坂46 - 初期の楽曲はフレンチ・ポップスをテーマとして制作された。
外部リンク
[編集]- FRENCH POP A to Z - 60年代のフレンチポップのページ
- Henri,Blog 2010