フレドリク・ブルース
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フレドリク・ファイヴィ・ブルース(Frederic Fyvie Bruce、F.F.ブルース、1910年10月12日 - 1990年9月11日)は、イギリスの福音主義の新約学者。考古学誌、神学誌、聖書注解の編集に携わった。所属団体はプリマス・ブレズレン。同団体内においては、比較的保守的なエクスクルーシブブレズレンにも、比較的寛容なオープンブレズレンからも、彼の学識と霊性の深さが認められている。その一方で、プリマス・ブレズレンの一部に支持されているディスペンセーション主義神学について、彼は一貫して容認しなかった。
経歴
[編集]- 1910年 スコットランドのエルギン生まれ。
- アバディーン大学、ケンブリッジ大学、ウィーン大学で古典学を専攻
- 1935-38年 エディンバラ大学のギリシア語講師を務める。
- 1947-59年 リーズ大学のギリシア語講師を務める。
- 1947年 シェフィールド大学の聖書史、聖書文学の教授に就任
- 1959年 マンチェスター大学の教授就任
著書
[編集]- 『The Act of the Apostle(使徒の働き)』,1951
- 『Commentary on the Book of the Apostle』,1955(邦訳「使徒行伝」聖書図書刊行会、1958年)
- 『Second Thoughts on the Dead Sea Scroll(死海写本についての再考)』,1956
- 『The Defence of the Gospel in the New Testament(新約聖書の福音の弁護)』,1959
- 『Biblical Exegesis in the Qumran Text(クムランテキストの聖書的解釈),1959
- 『Are the New Testament Documents reliable』[1],1959(邦訳『新約聖書は信頼できるか』、聖書図書刊行会、1959年)
- 『The dawn of christianity』,1950(邦訳『初代キリスト教の歴史』、聖書図書刊行会、1961年)
脚注
[編集]- ^ 2006年、アメリカの福音派雑誌クリスチャニティ・トゥディ上において、「福音主義を形成した書籍ベスト50」のうちの一冊として選ばれている。(Grass, Tim (2012). F. F. Bruce: A Life. Milton Keynes: Paternoster. p. 40. ISBN 978-0-8028-6723-0.)