フレデリック・レビー
フレデリック・レビー | |
|---|---|
 レビー博士、1920年頃 | |
| 生誕 |
フリードリヒ・ハインリヒ・レヴィ 1885年2月28日 .svg){kind=small} ドイツ帝国、.svg){kind=small} プロイセン王国、ベルリン |
| 死没 |
1950年10月5日（65歳没）.svg){kind=small} アメリカ合衆国、ペンシルベニア州ハバフォード |
| 墓地 | ハバフォード、ハバフォード・フレンズ |
| 職業 | 神経学者 |
| 著名な実績 | レビー小体 |
フレデリック・ヘンリー・レビー（Frederic Henry Lewey[1]、出生時名 独: Friedrich Jacob Heinrich Lewy、1885年1月28日[2] - 1950年10月5日）は、ベルリン生まれのユダヤ系ドイツ人で、アメリカ合衆国で活動した神経学者。
レビー小体の発見者として最もよく知られるが、この封入体はパーキンソン病やレビー小体型認知症を特徴的に示唆するものである。[3]
生涯
[編集]レビーは1885年１月28日、ドイツのベルリンで生まれた。ベルリンおよびチューリッヒで教育を受け、1910年にベルリンにて博士号を得ている。ナチス・ドイツを逃れて1933年夏、まずイギリスに移住したが定職を得ることはできなかった。1934年にはアメリカ合衆国に亡命し、ペンシルベニア大学神経学部の客員教授としてロックフェラー奨学金を受ける。1940年からは神経解剖学を教える。1943年から1945年まで軍医。1949年からは冠状動脈性心臓病のため引退し、クエーカー教徒に改宗。
1950年10月5日、ペンシルベニア州ハバフォードで死去した。65歳。
レビーはミュンヘンにあったアロイス・アルツハイマーの研究所で働いたが、その時の同僚にクロイツフェルト・ヤコブ病に名を残すハンス・ゲルハルト・クロイツフェルト（1885年 - 1964年）、アルフォンス・マリア・ヤコブ（1884年 - 1931年）、およびウーゴ・チェルレッティ（1877年 - 1963年）がいた。
脚注
[編集]- ^ ほぼ例外なく Lewy とつづられるが、アメリカ合衆国居住時期に姓名を変えており、最終的に Lewey としている。
- ^ Friedrich H. Lewy - Who Named It?
- ^ Rodrigues e Silva, Antonio M; Geldsetzer Felix, Holdorff Bernd, Kielhorn Friedrich W, Balzer-Geldsetzer Monika, Oertel Wolfgang H, Hurtig Howard, Dodel Richard (Sep 2010). “Who was the man who discovered the "Lewy bodies"?”. Mov. Disord (United States) 25 (12): 1765–73. doi:10.1002/mds.22956. PMID 20669275.
参考文献
[編集]- Holdorff B., "Friedrich Heinrich Lewy and His Work". Journal of the History of the Neurosciences (2002) Vol. 11, No. 1. pp. 19–28
