フルートソナタ (ライネッケ)
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フルートソナタ『ウンディーネ』 (Undine) 作品167は、カール・ライネッケが1882年にフリードリヒ・フーケの小説『ウンディーネ』に着想を得て作曲したフルートソナタである。
ライプツィヒ音楽院教授でゲヴァントハウス管弦楽団首席フルート奏者のヴィルヘルム・バルゲに献呈された。
初演
[編集]1884年1月12日、アメデ・ドゥ・フロエ (Amédée de Vroye) のフルート、作曲者自身のピアノ伴奏により、ライプツィヒにて初演。
編成
[編集]曲の構成
[編集]第1楽章 Allegro
第2楽章 間奏曲:Allegreto vivace
第3楽章 Andante tranquilo
第4楽章 Allegro molto agitato ed appassionato quasi Presto
- ホ短調 4/4拍子 ソナタ形式。フルートが第1主題を提示する。ピアノは後を追う形になる。最後はホ長調に転じて静かに結ばれる。
演奏時間
[編集]約20分
参考文献
[編集]- 最新名曲解説全集13 室内楽曲III(音楽之友社)
外部リンク
[編集]- フルートソナタ作品167の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト
- Performance of Sonata Undine by Dora Seres (flute) and Emese Mali (piano) from the Isabella Stewart Gardner Museum in MP3 format
- An association between the four movements and the story