フルラ
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
イタリア エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県 サン・ラッザロ・ディ・サーヴェナ[1] |
設立 | 1927年 |
業種 | 服飾 |
事業内容 | バッグ、革小物、アクセサリーの製造・販売 |
代表者 |
アルベルト・カメルレンゴ (Alberto Camerlengo, 代表取締役社長) マウロ・サバティーニ (Mauro Sabatini, CEO) |
売上高 | 4億9900万ユーロ(2017年)[2] |
従業員数 | 1600人 |
外部リンク | https://www.furla.com/ |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング10F |
設立 | 1992年8月14日[3] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8010401041972 |
事業内容 | アパレル・ファッション関連 |
代表者 | 森本 綾 (Aya Morimoto 代表取締役社長)[3] |
資本金 | 3億6,360万円[3] |
従業員数 | 450名(2019年12月)[3] |
主要株主 | Furla S.p.A.(100%)[3] |
外部リンク | https://www.furla.com/jp/ja/ |
フルラ(FURLA)は、イタリア・エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県に本社を置く革製品メーカー。創業者一族のフルラネット家による家族経営の企業であり、バッグ・靴・アクセサリーの製造・販売を行っている。
概要
[編集]1927年に実業家のアルド・フルラネットが妻マルゲリータと共に設立[4][5]。創業当初は卸向けの商品販売とアクセサリーの製作を行っており、1955年にはボローニャのウーゴ・バッシ通りに1号店をオープンしている[4][5]。1970年代にアルドの子女であるカルロ、パオロ、ジョヴァンナの3人が事業に参画し、同社初のバッグとアクセサリーのコレクションを発表[4]。1980年代にはフランスやアメリカでの販売網開拓を皮切りにブランド拡大を開始。1990年代にはスペイン、イギリス、ドイツ、中国および香港に子会社を設立した[6]。
2013年にはミラノのドゥオーモに旗艦店をオープンし[7]、2015年にはミラノの中心地に新たな本社屋「パラッツォ・フルラ」(Palazzo Furla)を設立した。この社屋は元々リコルディ宮殿(Palazzo Ricordi)として1880年に建設された建物を改築したもので、アメリカの環境性能評価基準LEEDのビル・テナント部門でゴールド認証を受けている[8][9][10]。2017年に同社のジェネラル・ディレクターであったアルベルト・カメルレンゴがCEOに就任し[11][12]、同年には創業90周年を迎えている。
フルラは現在、ニューヨーク、パリ、モスクワ、メルボルン、上海、香港、東京(後述のフルラジャパン株式会社)の7か所にオフィスを構え、1600人以上の従業員を雇用しており、その90%は女性で構成されている[10][13]。また、革製品の製造以外にも芸術関連の事業に力を入れており、2000年に設立されたフルラ芸術賞[14]、2008年に設立されたフルラ財団(Fondazione Furla)[15]を通してアーティストの活動支援を行っており、2007年にはイタリアへの文化貢献を行った企業に贈られるインプレッサ・エ・クルトゥーラ賞(Impresa e Cultura)を受賞している[16][17]。
主な製品
[編集]バッグをはじめ、財布、革小物、シューズ、腕時計、サングラス等を取り扱っている。また、2018年より毛皮の使用を廃止している[18][19]。
日本での展開
[編集]日本では1992年にフルラジャパン株式会社が設立され、国内に102店舗(2021年1月)[3]が展開されている。
日本での売上はフルラ全体のおよそ2割を占めている他、国単体では売り上げシェア1位を保持している[20][21]。
脚注
[編集]- ^ Furla S.p.A.: Private Company InformationBloomberg、2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラが好調、7年連続の2ケタ成長を記録”. ファッションプレス (2018年3月15日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c フルラ FURLAVOGUE JAPAN、2019年3月21日閲覧。
- ^ a b フルラ:FURLAファッションプレス、2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラ、米国小売店コミュニティとのコラボレーションにスターリングコマースを採用”. CNET Japan (2005年5月10日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “Furla: flagship store a Milano”. Fashion Network (2013年2月23日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “Furla si prende il Palazzo Ricordi”. Pambianco News (2014年12月4日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “Furla abita Palazzo Ricordi a Milano”. Requadro (2018年4月24日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b A GLOBAL COMPANY公式オンラインストアより、2019年3月21日閲覧。
- ^ “Furla: Alberto Camerlengo è il nuovo Ad”. ANSA.it (2017年3月28日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラが新CEOを起用”. WWD JAPAN (2017年3月29日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ FURLA HISTORY公式オンラインストアより、2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラ芸術賞、現代美術の多様性”. 繊研新聞 (2015年4月16日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラ財団、マリーナ・アブラモヴィッチのドキュメンタリー制作をサポート。”. VOGUE JAPAN (2012年4月13日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ Premio Impresa e Cultura|2006 - 2007Sistema Impresa e Cultura、2019年3月21日閲覧。
- ^ “フルラ、文化貢献で受賞”. AFPBB News (2007年6月21日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “「フルラ」がファーフリー宣言”. WWD JAPAN (2018年3月14日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “Versace and Furla Go Fur Free”. The Business of Fashion (2018年3月15日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “厳しい高級ブランド市場においてFURLAが好調”. ラックス・リサーチ・ジャパン (2009年6月30日). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “急成長のブランド「フルラ」が世界一売れている日本。快進撃もたらした日本法人社長の“仕掛け”とは”. ハフィントン・ポスト日本語版 (2018年10月19日). 2019年3月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式オンラインストア
- FURLA Japan (@FURLA_JP) - X(旧Twitter)
- Furla (FurlaJapan) - Facebook
- FURLA (@furla) - Instagram
- Furla - YouTube