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フリーダム (ニール・ヤングのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『フリーダム』
ニール・ヤングスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル リプリーズ・レコード
プロデュース ニール・ヤング、ニコ・ボラス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 17位(イギリス[1]
  • 21位(スウェーデン[2]
  • 29位(オーストリア[3]
  • 30位(オランダ[4]
  • 35位(アメリカ[5]
  • 40位(ドイツ[6]
  • ニール・ヤング アルバム 年表
    ディス・ノーツ・フォー・ユー
    (1989年)
    フリーダム
    (1989年)
    傷だらけの栄光
    (1990年)
    テンプレートを表示

    フリーダム』(Freedom)は、ニール・ヤング1989年に発表した17作目のスタジオ・アルバム

    背景

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    ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド」は2種類のヴァージョンが収録され、1979年のアルバム『ラスト・ネヴァー・スリープス』と同様、アルバムの冒頭とエンディングが、同じ曲のアコースティック・ヴァージョンとエレクトリック・ヴァージョンに挟まれる構成となった[7]。収録曲のうち「ドント・クライ」、「エルドラド」、「オン・ブロードウェイ」は、本作に先行して日本、オーストラリア、ニュージーランドで限定発売されたEP『エルドラド』にも収録されていた曲で[7]、「オン・ブロードウェイ」はドリフターズによる歌唱で知られる曲のカヴァーである[8]

    「クライム・イン・ザ・シティ(60 TO 0パートI)」と「サムデイ」では、アルバム『ディス・ノーツ・フォー・ユー』に参加したホーン・セクションが引き続き起用された[8]。「ハンギン・オン・ア・リム」と「ザ・ウェイ・オブ・ラヴ」では、リンダ・ロンシュタットがデュエット・パートナーに起用されており[8]、前者はヤングとロンシュタットの2人だけで録音された[9]

    反響・評価

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    アメリカのBillboard 200では35位に達し、ヤングにとって『トランス』(1983年)以来の全米トップ40アルバムとなった[5]。イギリスでは5週全英アルバムチャート入りして最高17位となり、『ラスト・ネヴァー・スリープス』(1979年)以来の全英トップ20入りを果たした[1]

    William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「10年にわたって批評家やファンを混乱させた後、評価の面でも商業的な面でも大きな返り咲きを果たした」「ニール・ヤングのファンは、彼が『フリーダム』に匹敵する作品を作れるアーティストであることを知っている一方、今後二度と同等の作品を作れないのではないかと恐れていた」と評している[8]。また、David Frickeは1989年11月2日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで満点の5点を付け、『ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース』(1969年)、『ラスト・ネヴァー・スリープス』(1979年)といったアルバムを引き合いに出して「『フリーダム』は、ニール・ヤングが次の10年間を、再び怒りと恐怖にまかせて振り返ったサウンドである」と評している[7]

    収録曲

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    特記なき楽曲はニール・ヤング作。

    1. ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド - "Rockin' in the Free World (Live acoustic)" - 3:40
    2. クライム・イン・ザ・シティ(60 TO 0パートI) - "Crime in the City (Sixty to Zero Part I)" - 8:44
    3. ドント・クライ - "Don't Cry" - 4:15
    4. ハンギン・オン・ア・リム - "Hangin' on a Limb" - 4:19
    5. エルドラド - "Eldorado" - 6:05
    6. ザ・ウェイ・オブ・ラヴ - "The Ways of Love" - 4:29
    7. サムデイ - "Someday" - 5:42
    8. オン・ブロードウェイ - "On Broadway" (Barry Mann, Cynthia Weil, Jerry Leiber, Mike Stoller) - 4:59
    9. レッキング・ボール - "Wrecking Ball" - 5:09
    10. ノー・モア - "No More" - 6:06
    11. 遠すぎた道 - "Too Far Gone" - 2:48
    12. ロッキン・イン・ザ・フリー・ワールド - "Rockin' in the Free World (Electric)" - 4:43

    参加ミュージシャン

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    脚注・出典

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    1. ^ a b NEIL YOUNG | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    2. ^ swedishcharts.com - Neil Young - Freedom
    3. ^ Neil Young - Freedom - austriancharts.at
    4. ^ Neil Young - Freedom - dutchcharts.nl
    5. ^ a b Neil Young - Awards”. AllMusic. 2016年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月15日閲覧。
    6. ^ Offizielle Deutsche Charts
    7. ^ a b c Fricke, David (1989年11月2日). “Freedom”. Rolling Stone. 2018年4月15日閲覧。
    8. ^ a b c d Ruhlmann, William. “Freedom - Neil Young”. AllMusic. 2018年4月15日閲覧。
    9. ^ CD英文ブックレットの歌詞カードに記載されたクレジット参照。