フランチェスコ・グイチャルディーニ
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(フランチェスコ・グイッチャルディーニから転送)
フランチェスコ・グイチャルディーニ(Francesco Guicciardini, 1483年3月6日 - 1540年5月22日)はルネサンス時代のイタリアのフィレンツェ共和国の歴史家、政治家。
生涯
[編集]メディチ派の重臣
[編集]グイチャルディーニは、メディチ派の重臣の1人であった。1537年にフィレンツェ公アレッサンドロ・デ・メディチが暗殺されると、グイチャルディーニが中心となってメディチ派による重臣会議を開き、傍系のコジモ・デ・メディチを二代目フィレンツェ公として選出させた。
近代歴史学の父
[編集]ニッコロ・マキャヴェッリの友人でもあり、著書の「フィレンツェ史」、「イタリア史」は「歴史書の傑作」と言われ、それゆえグイチャルディーニは「近代歴史学の父」と呼ばれる。ただし、「イタリア史」はレオポルト・フォン・ランケの「近世歴史家批判」において典拠としている資料の不正確さを厳しく批判されている。
著書・伝記
[編集]- 「イタリア史」(末吉孝州・川本英明訳、太陽出版(全9巻)、2001年~2007年)、※7~9巻が川本訳
- 「フィレンツェ史」(末吉孝州訳、太陽出版、1999年、新版2006年)
- 「フィレンツェの政体をめぐっての対話」(末吉孝州訳・解説、太陽出版、2000年)
- 「グイッチァルディーニの訓戒と意見 リコルディ」(末吉孝州訳・解説、太陽出版、1996年)
- 「フィレンツェ名門貴族の処世術 リコルディ」(永井三明訳、講談社学術文庫、1998年/中公クラシックス、2018年)
- 末吉孝州「グイッチァルディーニの生涯と時代」(上・下)、(太陽出版、1997-1998年)、マルコ・ポーロ賞受賞
脚注
[編集]参考文献
[編集]この節の加筆が望まれています。 |