フランス植民地様式
フランス植民地様式(フランスしょくみんちようしき、英語: French Colonial style)またはフレンチコロニアル様式は、フランス人が植民地に建てた建築の様式、時には家具などのスタイルを指している。
概要
[編集]一般的に植民地様式(コロニアル様式)とは、各国が植民地に建てた建築をいい、フランス植民地様式以外にも、イギリス植民地様式(British colonial architecture)、オランダ植民地リバイバル様式(Dutch Colonial Revival architecture)、ポルトガル植民地様式(Portuguese colonial architecture)、スペイン植民地様式(Spanish Colonial architecture)などがあり[1]、イタリア植民地様式・ドイツ植民地様式・日本植民地様式(台湾総督府、大連中山広場近代建築群、満州國新京八大部など)も考えられるが第二次世界大戦の敗戦国に関するそういった用語はまだ定着していない。それに対して、アメリカ植民地様式(American colonial architecture)は、アメリカ合衆国独立以前の植民地時代の様々な国の影響下の建築様式を指す。
フランス植民地帝国のフランス植民地様式には長い歴史があり、1604年に北アメリカで始まり、西半球(カリブ海諸国、ギアナ、カナダ、ルイジアナ)で最も活発に採用されて、19世紀にはフランスはアフリカ、アジア、南太平洋、その他の地域に進出した。[2]
多くの元フランス植民地、特に東南アジアでの植民地は、植民地時代の建築物を観光の資産として宣伝することに以前は気が進まなかったが、最近では、地方自治体の新世代の人たちがこの建築様式を幾分認めて、むしろそれを宣伝している。[3]
以下に写真集を示す。
北アメリカ
[編集]カナダ
[編集]-
シャト・ラムゼイ(Château Ramezay)(モントリオール、1705年)。
アメリカ合衆国
[編集]-
ニューオーリンズのロレインズ・プランテーション(英語)は1784年ごろ建てられた。