コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

フランキー・デラクルーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フランキー・デラクルーズ
Frankie de la Cruz
フロリダ・マーリンズ時代
(2008年2月29日、スプリングトレーニング)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 首都地区サントドミンゴ
生年月日 (1984-03-12) 1984年3月12日
没年月日 (2021-03-14) 2021年3月14日(37歳没)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
214 lb =約97.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 アマチュアFA
初出場 MLB / 2007年6月18日
NPB / 2010年6月15日
CPBL / 2012年8月23日
最終出場 MLB / 2011年9月26日
NPB / 2010年10月5日
CPBL / 2012年9月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

フランキー・デラクルーズ(Frankie de la Cruz、本名:エウロジオ・デラクルーズ・マルティネス(Eulogio de la Cruz Martinez)、1984年3月12日 - 2021年3月14日)は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手投手)。

登録名の「フランキー」は愛称である。NPBでの登録名は「エウロ・デラクルス」(Eulo De La Cruz)。CPBLでの登録名「馬丁尼茲」。

経歴

[編集]

デトロイト・タイガース時代

[編集]

2001年デトロイト・タイガースと契約。

2007年6月18日の対ワシントン・ナショナルズ戦(ロバート・F・ケネディ・メモリアル・スタジアム)の8回表から登板してMLBデビューを果たす[1]。結果は1イニングを投げて無失点だった。同年12月、ミゲル・カブレラドントレル・ウィリスとのトレードでフロリダ・マーリンズに移籍。

フロリダ・マーリンズ時代

[編集]

2008年マイナーリーグで先発として13勝を挙げる。後にサンディエゴ・パドレスに移籍した。

サンディエゴ・パドレス時代

[編集]

2009年はAAA級ポートランドで主にリリーフとして48試合に登板したが、ともにMLBでは結果を残せなかった。

ヤクルト時代

[編集]

2009年12月14日にNPB東京ヤクルトスワローズに入団することが発表された。推定年俸は1,500万円。なお、この時、ハイチ地震の影響でアメリカ合衆国でのビザの発給が遅れ、ヤクルトの春季キャンプに6日ほど遅れてしまうという出来事があった。同年は9試合に登板し0勝0敗、防御率7.84という成績だったが、年齢が若く伸びしろが期待できることから残留の可能性もあった。しかし、ヤクルトが抑えの林昌勇の引き留めに高額の費用を投じたこともあり、割を食う形で11月30日にトニー・バーネットジェイミー・デントナ李恵践らとともに自由契約となり、退団した。

ミルウォーキー・ブルワーズ時代

[編集]

2011年1月12日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結ぶ[2]。8月11日にMLBに昇格し、11試合に登板した。

シカゴ・カブスへ移籍

[編集]

2012年3月16日にウェーバーシカゴ・カブスに移籍する。MLBに昇格することなく退団した。

統一セブンイレブン・ライオンズ時代

[編集]

8月18日からシーズン終了までCPBL統一セブンイレブン・ライオンズでプレー。

ブルワーズに復帰

[編集]

11月16日にキャンプ招待選手として再度ブルワーズとマイナー契約を結んだ[3]

モンテレイ・サルタンズ時代

[編集]

2014年4月1日にメキシカンリーグモンテレイ・サルタンズと契約[1]。7月1日にFAとなる[1]。オフはドミニカ共和国のウィンターリーグでプレー。

2015年は所属球団なく、オフにベネズエラのウィンターリーグに参加。

ネットゥーノ・ベースボールクラブ時代

[編集]

2016年イタリアンベースボールリーグネットゥーノ・ベースボールクラブと契約。

サルティーヨ・サラペメーカーズ時代

[編集]

2017年3月30日にメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズと契約[1]

2018年もサルティーヨ・サラペメーカーズでプレーした[1]。7月17日にFAとなった[1]

メキシコシティ・レッドデビルズ時代

[編集]

7月31日にメキシコシティ・レッドデビルズと契約[1]。同年限りでレッドデビルズを退団[1]

ラグナ・ユニオン・コットンファーマーズ時代

[編集]

2019年4月3日にラグナ・ユニオン・コットンファーマーズと契約[1]

2020年も引き続きコットンファーマーズに所属したが、COVID-19の影響でシーズン中止となったため、公式戦での出場は無かった。

死去

[編集]

2021年のシーズン開幕前の3月14日に心臓発作のため37歳で死去[4]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2007 DET 6 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 32 6.2 10 1 4 1 0 5 3 0 8 5 6.75 2.10
2008 FLA 6 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 53 9.0 15 2 11 0 0 4 1 0 20 18 18.00 2.89
2009 SD 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 17 3.1 2 0 6 0 0 2 0 0 2 2 5.40 2.40
2010 ヤクルト 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 46 10.1 14 2 1 0 0 4 1 0 9 9 7.84 1.46
2011 MIL 11 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 55 13.0 10 0 5 0 2 9 3 0 4 4 2.77 1.15
2012 統一 6 5 0 0 0 3 1 0 0 .750 143 36.0 24 1 8 0 2 29 5 0 12 8 2.00 0.89
MLB:4年 26 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 157 32.0 37 3 26 1 2 20 7 0 34 29 8.16 1.97
NPB:1年 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 46 10.1 14 2 1 0 0 4 1 0 9 9 7.84 1.46
CPBL:1年 6 5 0 0 0 3 1 0 0 .750 143 36.0 24 1 8 0 2 29 5 0 12 8 2.00 0.89
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2007 DET 6 0 0 0 0 ----
2008 FLA 6 1 4 0 1 1.000
2009 SD 3 1 1 0 1 1.000
2011 MIL 11 0 0 0 0 ----
MLB 26 2 5 0 2 1.000
  • 2018年度シーズン終了時

記録

[編集]
NPB

背番号

[編集]
  • 36 (2007年、2012年、2019年 - )
  • 45 (2008年)
  • 58 (2009年)
  • 70 (2010年)
  • 63 (2011年)

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i MLB公式プロフィール参照。
  2. ^ Brewers sign RHP Eulogio de la Cruz to a Minor League deal PRO Rumors
  3. ^ Tom Haudricourt (2012年11月16日). “Brewers sign De La Cruz, Kroenke”. Journal Sentinel. 2012年11月23日閲覧。
  4. ^ Mark Fischer (2021年3月14日). “Frankie De La Cruz, former MLB pitcher, dead at 37”. New York Post. 2021年3月16日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]