フサアカシア
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フサアカシア | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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フサアカシア
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分類(APG III) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Acacia dealbata Link (1822)[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
フサアカシア | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
silver wattle |
フサアカシア(房金合歓、学名: Acacia dealbata)とはマメ科ネムノキ亜科[注 1]アカシア属の常緑高木。別名、ワットルジュ、ハナアカシアともよばれる[1]。ミモザとも呼ばれるが、本来ミモザはオジギソウを指す言葉である。中国名は銀荊[1]。
特徴
[編集]オーストラリア原産である。1770年にジェームズ・クックが発見し、ヨーロッパに持ち込まれた[4]。日本での花期は2-4月頃になる。有名な地域としては玉野市が代表される。香りが良いため、香水の原料にされることもある。葉は羽状複葉で羽片は10-20対くらいである。
同属のギンヨウアカシアと似ているが、本種の方は葉、花とも大きい。また、ギンヨウアカシアの羽片は3-5対くらいであることで区別することができる。
19世紀以降、冬の避寒地でもあるコート・ダジュールはフサアカシア(ミモザ)の世界的な産地になった[4]。冬に適応した交雑種があるが、野生種は吸枝(地下茎の一部が地上に現れた子株)と種子が多量にある[4]。そのため、この植物が侵略的外来植物と見なされることもある[4]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia dealbata Link フサアカシア(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia decurrens Willd. var. mollis Lindl. フサアカシア(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Acacia decurrens Willd. var. dealbata (Link) F.Muell. ex Maiden フサアカシア(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年10月27日閲覧。
- ^ a b c d セルジュ・シャール 著、ダコスタ吉村花子 訳『ビジュアルで学ぶ木を知る図鑑』川尻秀樹 監修、グラフィック社、2024年5月25日、66頁。ISBN 978-4-7661-3865-8。