フェリーおおさかII
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フェリーおおさかII | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本 |
所有者 |
鉄道建設・運輸施設整備支援機構 名門大洋フェリー |
運用者 | 名門大洋フェリー |
建造所 | 三菱重工業下関造船所(1182番船) |
姉妹船 | フェリーきたきゅうしゅうII |
建造費 | 約60億円[1] |
信号符字 | JD3858 |
IMO番号 | 9726932 |
MMSI番号 | 431006802 |
経歴 | |
進水 | 2015年3月25日 |
竣工 | 2015年 |
就航 | 2015年9月16日 |
要目 | |
総トン数 | 14,920トン[2] |
載貨重量 | 5,600トン |
全長 | 183.0m[2] |
全幅 | 27.0m[2] |
型深さ | 15.15m[2] |
満載喫水 | 6.70m[2] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 |
12PC2-6B×2基 (発電機関)6DK-28e×2基 (発電機関)6DE-18×1基[2] |
推進器 |
4翼可変ピッチプロペラ×1軸 4翼可変ピッチアジマススラスタ(1,000kW)×2基 バウスラスタ(24トン)[2] |
出力 |
(12PC2-6B)7,000kW×2 (6DK-28e)2,120kW×2 (6DE-18)860kW×1[2] |
最大速力 | 25.6ノット[2] |
航海速力 | 23.2ノット[2] |
旅客定員 | 713名[2] |
車両搭載数 | トラック146台、乗用車105台[2] |
フェリーおおさかIIは、名門大洋フェリーが運航するフェリー。大阪南港と新門司港を結ぶ航路に就航している。
概要
[編集]フェリーおおさかの代船として、三菱重工業三菱重工業下関造船所で建造され、2015年9月16日に就航した。
2基1軸とアジマススラスタを組み合わせたハイブリッド推進システムを採用、三菱空気潤滑システム(MALS)を装備するなど、船体抵抗の削減と燃費向上が図られている。 車両甲板には、国内のフェリーで初となる電気自動車充電設備(10台分)を搭載した[3]。
船内
[編集]船内は、瀬戸内海の自然をイメージした「ナチュラルトーン」をコンセプトとしてデザインされた[4]。バリアフリー対応のため、エントランスと同じ階層に乗用車専用駐車スペースが設置され、上下移動が不要となっている。利用客層の変化を受け、ツーリストの定員が先代の96名から380名へと大幅に増やされた一方、エコノミーは40名のみとなった。また、ツーリストとファーストにレディースルームが設定された[5]。
船室
[編集]- スイート(和洋室)
- スイート(洋室)
- デラックス
- ファーストA
- ファーストB
- ファーストJ
- ファーストS
- ツーリスト
- エコノミー
- ドライバールーム(繁忙期は「ツーリストS」として一部を一般販売)
設備
[編集]- 8階
- スイートA・B
- デラックス
- 7階
- ファーストA・B・S・J
- ツーリスト(8室)
- シャワー室
- TVラウンジ
- 展望ラウンジ
- 6階
- ツーリスト(11室)
- エコノミー(2室)
- ドライバールーム
- エントランスホール(2階吹き抜け)
- 案内所
- 売店
- レストラン
- ゲームコーナー
- 展望浴場
- プロムナード
- TVラウンジ
- キッズルーム
- ミーティングルーム
- 救護室
脚注
[編集]- ^ “長距離フェリー 最新フェリー、ホテル級 個室充実に露天風呂、新顧客獲得へ”. 毎日新聞. (2015年10月11日) 2016年2月19日閲覧. "名門大洋フェリー(大阪市)は今年9月、新造船「フェリーおおさか2」を就航させた。(中略)11月には同型の船がもう1隻就航する予定。建造費に計約120億円を費やした。"
- ^ a b c d e f g h i j k l 名門大洋フェリー株式会社『名門大洋フェリー 新造船「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」2015年11月29日(日)いよいよ就航!(諸元)』(PDF)(プレスリリース)Value Press!、2015年11月25日。オリジナルの2015年12月1日時点におけるアーカイブ 。2015年12月1日閲覧。
- ^ “名門大洋フェリー「おおさかⅡ」、三菱重工で命名・進水式”. Web CRUISE. 海事プレス社 (2015年3月25日). 2015年11月15日閲覧。
- ^ “特集-新しくなった快適フェリーで関西⇔九州旅行”. トラベルコちゃん. オープンドア (2015年10月20日). 2015年11月15日閲覧。
- ^ “名門大洋の新造船「フェリーおおさかⅡ」が就航”. Web CRUISE. 海事プレス社 (2015年9月17日). 2015年11月15日閲覧。