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フェノゼリー

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フェノゼリー[1]またはフィノーデリー[2]fenodyree, phynodderee, phynnodderee, fynnoderee, fenoderee.発音: IPA: [fənáˑðəri][3][注 1])は、マン島の神話・伝説・民間伝承に語られる、毛むくじゃらで怪力な精霊か妖精の一種。

色々な作業を手伝うとされ、イングランドやスコットランドのブラウニーと同系とされる。

語源

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"Fenodyree"は、マン島英語方言Manx English)の単語である [3]

ただしその語源はマン島語ゲール語の一種)の"fynney"「毛髪、獣毛」[注 2] +"oashyree"「長靴下[注 3]の複合語に由来するとされる[5] 。もっとも、この「毛深いストッキング」という語釈はかならずしも確かとは言えない[注 4][6]

もしoashyroashyreeの単数形)が語源とすれば、これは北欧語(古ノルド語: hosur、単数形 hosa[注 5])の借用語であるので、マン島にノルド人の接触があった時期以前には遡れない言葉であると、ジョン・リース英語版は指摘する[8]。そして語頭の語根も、あるいはスウェーデン語fjun「羽毛」に由来かもしれないと推測する[9]

また単に「毛深い者」の語意であるという説明が、マン島の郷土史家ジョセフ・トレイン英語版やスコットランド民話の権威J・F・キャンベルの著作に見られる[10][11][12]

異説としては、fenney「侵略者、野卑なアイルランド人」に由来するという説がジョン・ケリー英語版の辞書に記載される[13][注 6][注 7]

概要

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フェノゼリーは、マン島の伝承における毛深い怪力の妖精 フェリシの一種、(妖精族 フェリシンのひとり)[注 8]。イングランドやスコットランドのブラウニーと同じく、人間の仕事の手伝いをすると伝えられる[6][18]。並みの人力ではとても運べない建材用の大きな白岩を運んだり[6][19][注 9]、また、牧草をたちまち刈ったりするので「早業の草刈師」(マン島語: Yn Folder Gastey)とも呼ばれている[6][20][23]

島民の暮らしを手助けしてくれるありがたい妖精とみなされるが、精霊ゆえに思いがけないかたちでつむじを曲げられることがある。この点でスコットランド伝承ブラウニーと共通している[6]

濃い体毛に覆われているため、いつも一糸まとわぬ姿で行動するのだが[6][18]、人間がお礼にと思って衣服を進呈すると、フェノゼリーは立腹し、地域を去ってしまうと、幾つかの民話で語られる[19][24][25]

フェノゼリーは、収穫の余りか食べ残しをお供えしておけば満足していた。ある古謡では「迫る嵐あらば羊を(囲いに)取り込んでくれる」かわりに、「散らばった麦束」があったり、「碗盛りクリーム」を食卓に置き残せば事足りると、歌われている[26]。また「ケーキ」 (鉄板焼きのパンケーキのこと[27][28])を駄賃に水汲みを手伝うが、容器にざるを与えられてしくじった話も伝わる[25]

フェノゼリーは上述のように嵐や、あるいは吹雪の夜などに牧羊の仕事を引き受けたり[29]、さらには収穫や[30] 、一夜のうちに脱穀を終了させるなど農夫を支援したりする[31][29]。また漁網や船を繕ったりすると、漁夫のあいだで伝えられていた[30]

「大きく毛むくじゃら、炎めいた眼光で、どんな人間より力持ち」などとも描写される[注 10][25][16]、さらには巨人であるとする解説もあるが[31]、I・ H・レイニー(J・ W・ラッセル夫人)の説明によれば、背丈は2フィート程で、「グッド・ピープル」(妖精のこと[32])のなかでは巨大なほうだとする[33]

民話例

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内容豊富な民話例としてソフィア・モリソン英語版1911年に発表した民話集の「ゴードン農場のフィノーデリー」があるが[25] 、これはフェノゼリーが活躍するいくつかの伝承を接ぎ合わせたものだと考察されている[34]。このモリソンによる再話が、もっとも人口に膾炙した例となった、ともいわれている[34]

追放された妖精

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ある物語のフェノゼリーは、かつて妖精フェリシ妖精族フェリシンのひとり)で[注 8]、もと「妖精族の王宮の騎士」であったが[注 11]、人間の島娘と禁断の恋におちい、グレン・ルシェンの渓谷[注 12]で行われる「大収穫の月光」祭[35]から欠席して娘と密会したため、サテュロスのような醜い姿に変えられ、妖精界を追放されたという[36]

早業の草刈師

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フェノゼリーには「早業の草刈師」(マン島語: Yn Foldyr Gastey、英訳:"The Nimble Mower")という異名があり、古謡に歌われている[22][6]

マローン(Marown)小教区にある、聖トリニアン教会の廃墟[注 13]のまわりの「円形の草地」(マン島語: yn cheance rhunt; "round meadow")は、かつてフェノゼリーが大鎌で草を刈り集めてくれていたと伝わる。しかし、ある農夫は、もっと地面すれすれに刈らなければだめだと苦言したのをさかいに、自分で草刈りをせねばならない羽目になり、しようとすると、かの毛むくじゃらの精霊が現れて、「おそろしい速さで背後から根を短い緒に残して刈りそろえるので、怒った精霊によって足を切断されないように逃げるのが大変だった」という[37]。そのうち誰も草を刈れなくなったが、ある騎士が、中心から円を描いて、用心しながら刈れば大丈夫という、妙案を考え付いた[20]

牧童

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フェノゼリーはまた、嵐の際には羊追いをおこない、家畜小屋などに羊を集めてくれると、古謡にも歌われている[26]。嵐でなくば、吹雪の際もある[38]

ある民話では、フェノゼリーがスネーフェル英語版(山の名)で草を食んでいたウェザー去勢された牡羊)をすべて、離れの小屋のなかに追いやる。そのとき、山を3巡りした小さな牡羊に随分てこずったと苦労を語るが、それは間違えて一匹のノウサギを捕まえたのであった(ジョン・リース教授の随筆に要約)[24] 。同様の話は「ゴードン農場のフィノーデリー」にも盛り込まれていて、ゴードン農場を去ったフェノゼリーは、ジュアン・モア・クリアリーの羊を「コギーハウス(マン島方言:cogee house; 機小屋のこと[39])に追い込んだが、やはりロフタン種の羊と間違えてノウサギを連れてきている[38]。これは、この物語中フェノゼリーの「最も注目に値する功績」とされる[34]

石運び

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ある挿話では[40][16]、地元の紳士が、スネーフェル英語版[注 14]ちかくのソル・エ・ウィル(ソル・ア・ウィル英語版)と呼ばれる場所に、豪邸と事務所を構築しようと思い立つ[注 15][注 16] 建材の石は、浜辺で切り出されたが、紳士がどうしても普請に使いたかった白い巨石は、とても並大抵では運ぶことができなかった。だが、その巨石や他の石材は、すべて一夜のうちにフェノゼリーが運搬を済ませてしまった。そこで紳士がお礼にと衣服一式を置いて置いたのだが、かの毛深い精霊は、"頭に帽子、ふびんな頭だ/背中にコート、ふびんな背中/尻にブリーチズ(半ズボン)、ふびんな尻だ/これらが全部おまえのものなら、おまえはあの楽しいグレン・ルシェン(の渓谷)をものにできやしない"と言い捨てていなくなった[注 12][注 17]。衣服を贈ることは、はからずもこの妖精をこの界隈から祓い退散させる効き目があったようである[44])。毛深い精霊は、物悲しいめ泣声を発してその地を去り、山で風切り音が聞こえれば、それは妖精の棲家を追われたわしの嘆き声だ、と言い残した[45]

衣服祓い

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衣服を贈られることを嫌がるモチーフは、他のマン島民話にも見られる。ジョン・リース英語版教授の知るところでは、2カ所の別の場所の農場に、フェノゼリーにまつわる伝説があるが、いずれの場合も、農夫が衣服を贈呈すると嫌悪をあらわにして去っていったと伝わっており、やはり「ここはおまえのものかもしれないが、偉大なグレン・ルシェンはおまえのものでない」と言い置き、いずこかに去っていった[24]。リースは、 グレン・ルシェンに向かったという含みであると解釈する[24][注 12]

モリソン編「ゴードン農場のフィノーデリー」も、ゴードンのために麦を挽いたり、脱穀棒(フレイル)をふるったりしていたが、衣服をプレゼントされると、前述のマン島民話とよく似た詩句を吐いて別の農夫(ジュアン・モア・クリアリー)のところへ職場をかえてしまった[25]

類似する英国伝承

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「衣服祓い」のモチーフは、スコットランド民話にも用例があると、スコットランドの民話収集家J・F・キャンベルは指摘する。スキップネス城英語版の毛長のグルアガッハは、コートとキャップをあげようとすると怖くて逃げだしたという話である[46]。さらに比較例を挙げるなら、ジェイン・ワイルド英語版が収録したアイルランド民話でも、服をもらったプーカ(毛深い馬似の妖精)が、追われるようにしてではないがコミカルにいなくなってしまったといわれる[47][48]

ジョセフ・トレイン英語版や、のちにジョン・リースなども、フェノゼリーと類似した精霊として、英国民間伝承のロブ・ライ・バイ・ザ・ファイア英語版ミルトンの作品ではラバー・フィーンドと呼ばれる)を挙げている[18][49]

大衆文化

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注釈

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  1. ^ "funótheree"とも音写される[4]。"ə"(シュワー)は必ずしも"e"に近くはなく、"uh"に近いともいえる。
  2. ^ 'hair, fur'
  3. ^ 'stockings'
  4. ^ Mackillopの辞典は"hairy stockings(?)"と疑問符を示す。
  5. ^ これは hose と同源語であるが、ホーズが足の付け根まで覆う衣服が連想されがちなことに対し、古ノルド語 hosa は足首のあいだを覆うもの、と定義されており、ゲートルとして利用されたとも説明される[7]
  6. ^ 'invaders, wild Irish'.
  7. ^ またケリーは、1819年の『聖書』のマン島語訳(イザヤ書34章14節)において、「サテュロス」の訳に"phynnodderee"を充てている[14][5][15]
  8. ^ a b 単数形は「フェリシュ」マン島語: ferrish。「フェリシン」の見出しでキャサリン・ブリッグズ英語版『妖精事典』にみられるが、ブリッグスが説明する通りこれは複数形て、単数形はフェリシュ ferrishである[16]。ポール・ジョンソンの著書に「フェリシュ ferish(ママ)」と見える[17]
  9. ^ トレインの収録話では"white stone"だが、マキッロプの事典は"marble"(大理石)とする。
  10. ^ モリソンの"big and shaggy, with fiery eyes, and stronger than any man" .ブリッグスも似たような解説をする。
  11. ^ Knight of the Fairy Court
  12. ^ a b c グレン・ルシェンの渓谷は、かつてのルシェン英語版小教区ではなく、パトリック小教区英語版内にあった。グレン・メイ英語版より数km南に位置する。
  13. ^ この場所に出没するというバゲーンの民話も参照。
  14. ^ トレインの著書原文では山の名は"Snafield mountain"だが、語尾は-field でなく「山」を意味する"-fell"であるべきで、正しい綴りは"Snaefell"である[41]
  15. ^ 原文では"Sholt-e-will"だが、ムーア(Moore 1891)による本物語の再掲では"Tholt-e-Will"の訂正があり、ムーアの人名地名事典にではさらに「ウィルの農家納屋〔バーンハウス〕」の意味であると記される[42]。Google地図では渓谷はソル・ア・ウィル "Tholt-y-Will Glen"と表記されるが、農園跡は"Tholt-e-Will Plantation"になっている。だが農園を"Tholt-y-Will"とする資料をみられる[43]
  16. ^ なおキャサリン・ブリッグズ英語版『妖精事典』は、トレインから引用のままの地名(スネイフィールド山、ショルト・エ・ウィル)である[16]
  17. ^ "Bayrn da'n chone, dy doogh da'n choine.." 英訳:"Cap for the head, alas, poor head/ Coat for the back, alas, poor back/ Breeches for the breech, alas, poor breech. / If these be all thine, thine cannot be the merry Glen of Rushen).[40]

参照

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脚注

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  1. ^ 井村君江 2008年、『妖精学大全』 索引公開ページより
  2. ^ ソフィア・モリソン 1994
  3. ^ a b Moore, A. W.; Morrison, Sophia; Goodwin, Edmund (1924). A Vocabulary of the Anglo-Manx Dialect. London: H. Milford, Oxford university press. p. 61. https://books.google.com/books?id=t9o4AQAAIAAJ&q=fenodyree 
  4. ^ Brown, Thomas Edward, Sutton, Max Keith, ed., Fo'c's'le yarnsan uncensored edition of four Manx narratives in verse, p. 88n, https://books.google.com/books?id=u-Pd0X8JJOkC&pg=PA88 
  5. ^ a b Cregeen 1835, p. 130, "phynnod'deree, s.m. a satyr; Isa. xxxiv. 14. "derived from Fynney (hair or fur) and Oashyr or Oashyree (of stockings or hose).
  6. ^ a b c d e f g Mackillop, James (1998), “Fenodyree”, Dictionary of Celtic Mythology (Oxford University Press): p. 211, ISBN 0-19-280120-1, https://www.oxfordreference.com/view/10.1093/oi/authority.20110803095814522 
  7. ^ Cleasby, Richard; Guðbrandur Vigfússon (1884). hosa. Oxford: Clarendon Press. https://books.google.com/books?id=ne9fAAAAcAAJ&pg=PA280 
  8. ^ Rhys 1891, p. 287.
  9. ^ Rhys 1901, p. 288n.
  10. ^ Train 1845, p. 148: "the hairy one"
  11. ^ Train 1845, p. 148
  12. ^ Campbell 1860, 1, p. xlviii
  13. ^ Kelly, John (1866), The Manx dictionary, Douglas. Printed for the Manx Society, p. 81, https://archive.org/details/cu31924027086945/page/n97 
  14. ^ Isaiha XXXIV:14. London: George Eyre and Andrew Strahan. (1819). https://books.google.com/books?id=KIw8AAAAcAAJ&pg=PT215 
  15. ^ Moore 1891, p. 53}。なお日本語文語訳聖書では「牡山羊」を、口語訳では「鬼神」とする。.
  16. ^ a b c d Briggs, Katharine Mary (1976). Fenoderee, or Phynodderee; Ferrishyn. Pantheon Books. pp. 170–173. オリジナルの2015-06-29時点におけるアーカイブ。. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.65460/page/n173 
  17. ^ ポール・ジョンソン『リトル・ピープル』藤田優里子訳、創元社、2010年。 
  18. ^ a b c Train 1845, p. 148.
  19. ^ a b Train 1845, pp. 149–150.
  20. ^ a b Train 1845, p. 149に初出。Moore 1891, p. 56 に再掲。おおまかに敷衍トマス・カイトリー, 市場泰男(訳)『妖精の誕生―フェアリー神話学』(Keightley 1860, "The Phynnodderee"の章 The Fairy Mythology , pp. 402–404)にもみつかる。
  21. ^ Morrison 1911, p. 47.
  22. ^ a b Moore 1896, pp. xxi–xxii, pp. 70, 71; "The Nimble Mower"。編者ムーアは、他の歌については写本ないし暗唱者を特定するが、この歌については、他の複数の人の暗唱を合成したものとしか記されない(p. xxx)。
  23. ^ 古謡例に「フィノゼリー」"The Fynoderee"[21]や、「早業の草刈師」"Yn Folder Gastey"がある[22]
  24. ^ a b c d Rhys 1891, p. 286.
  25. ^ a b c d e Morrison 1911, pp. 48–53 "The Fynoderee of Gordon". ニコルズ和訳「ゴードン農場のフィノーデリー
  26. ^ a b Train 1845, pp. 148–9. E・S・クレイヴェン・グリーン夫人(Mrs. E. S. Craven Green)より採集した歌。
  27. ^ Moore, Morrison & Goodwin 1924 "cake", Vocabulary, p. 28. "used of flat cakes baked on the griddle".
  28. ^ "griddle cake"には「グリドゥル菓子」という訳が、井村君江『ケルト妖精物語』329頁で充てられている。
  29. ^ a b Evans-Wentz, W. Y. (1911). The fairy-faith in Celtic countries. London and New York: H. Frowde. pp. 120, 129, 131. https://archive.org/details/fairyfaithincelt00evanrich/page/128 
  30. ^ a b Shimmin, F. N. (1892), “Sketches in the Isle of Man (V)”, The Primitive Methodist Magazine 73: 266–267, https://books.google.com/books?id=CUQ-AQAAMAAJ&pg=PA266 
  31. ^ a b Caine, William Ralph Hall (1909), Isle of Man, A. and C. Black, p. 189, https://books.google.com/books?id=OowCAAAAMAAJ&q=thresh 
  32. ^ Train, Joseph (1744), The History and Description of the Isle of Man, 2, London: W. Bickerton, https://books.google.com/books?id=IXRbAAAAQAAJ&pg=PA53 , Keightley & 11860, p. 397
  33. ^ Russell, J. W. (pseud. I. H. Leney) (1890). Shadow Land in Ellan Vannin; Or, Folk Tales of the Isle of Man. E. Stock. pp. 135–138. https://books.google.com/books?id=DFwAAAAAMAAJ&pg=PA135 
  34. ^ a b c Killip, I. M. (1966), “The Fynnoderee and the L'il Loghtan”, The Journal of the Manx Museum 7: 59, https://books.google.com/books?id=3xwwAAAAMAAJ&q=fynoderee, "groups several of these anecdotes together into a continuous narrative, and includes also the fynnoderee' s most notable exploit, his gathering-in of the sheep." 
  35. ^ Train 1845, p. 152, "Rehollys vooar yn ouyr. / great harvest moonlight".
  36. ^ Moore 1891, p. 53。E・S・クレイヴェン・グリーン夫人より採集した散文と詩文の物語。
  37. ^ Train 1845, p. 149 "went after him stubbing up the roots so fast that it was with difficulty the farmer escaped having his legs cut off by the angry sprite." 特定の話し手は明記されないが、聖トリニアン教会跡にのこるという草地にまつわる土地伝説らしい。
  38. ^ a b Morrison 1911 "The Fynoderee of Gordon" のうち、pp. 51–52の箇所。 ニコルズ和訳「ゴードン農場のフィノーデリー」も参照。
  39. ^ Morrison 1911, pp. 51–52.
  40. ^ a b Train 1845, pp. 149–151.
  41. ^ Moore, Arthur William (1885), “The Word Snaefell”, Manx Note Book (Douglas: Brown & Son): pp. 39–40, https://books.google.com/books?id=JdYaAQAAMAAJ&pg=PA39 . (Wm. Kneale と [[:en:P. A. Munch|]]間の文通)。
  42. ^ Moore, Arthur William (1890), The Surnames & Place-names of the Isle of Man, London: E. Stock, p. 153, https://archive.org/details/surnamesplacenam00moor/page/153 
  43. ^ Tholt-y-Will”. gov.im (the official Isle of Man government website) (2019年). 2019年12月19日閲覧。
  44. ^ Cambpell 1860, p. lv, "he was frightened away by a gift of clothes".
  45. ^ Train 1845, p.150 (風の声についての一節は、前述E・S・クレイヴェン・グリーン夫人より採集)
  46. ^ Cambpell 1860, p.lv, "Skipness long-haired Gruagach frightened away by the offer of a coat and a cap".
  47. ^ Wilde 1888, pp. 48–49.
  48. ^ Wilde, Jane Francesca (1888), “Fenodyree”, Ancient Legends, Mystic Charms, and Superstitions of Ireland (Ward and Downey): pp. 48–49, https://books.google.com/books?id=amT0swhO6g0C&pg=PA48 
  49. ^ Rhys 1891, pp. 287–288.

参考文献

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  • 井村君江『妖精学大全』東京書籍、2008年。 
  • ソフィア・モリソンノーマン・セイル 絵; ニコルズ恵美子訳 ; 山内玲子監訳「ゴードン農場のフィノーデリー」『マン島の妖精物語』、筑摩書房、1994年。  (Morrison 1901の邦訳)

外部サイト

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