フェニルピルビン酸デカルボキシラーゼ
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フェニルピルビン酸デカルボキシラーゼ(Phenylpyruvate decarboxylase、EC 4.1.1.43)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- フェニルピルビン酸フェニルアセトアルデヒド + CO2
従って、この酵素の基質は、フェニルピルビン酸のみ、生成物は、フェニルアセトアルデヒドと二酸化炭素の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するカルボキシリアーゼに分類される。系統名は、フェニルピルビン酸 カルボキシリアーゼ (フェニルアセトアルデヒド形成)(phenylpyruvate carboxy-lyase (phenylacetaldehyde-forming))である。また、phenylpyruvate carboxy-lyaseとも呼ばれる。この酵素は、フェニルアラニン及びトリプトファンの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、1つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、2NXWである。
出典
[編集]- Asakawa T, Wada H, Yamano T (1968). “Enzymatic conversion of phenylpyruvate to phenylacetate”. Biochim. Biophys. Acta. 170 (2): 375–91. doi:10.1016/0304-4165(68)90017-2. PMID 4303395.